忍者ブログ
[2049] [2048] [2047] [2046] [2045] [2044] [2043] [2042] [2041] [2040] [2039]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日の日経の朝刊に、「低すぎる成長の天井」という記事が掲載されていた。日銀の黒田総裁の会見で、「需給ギャップの縮小」が述べられたことについて、その要因を潜在成長力が低いためとする記事である。

日本の潜在成長力は、80年代は4%を超えていたが、90年代には1%台の半ばになり、00年以降は1%を切る低い水準にまでなっている。需要が乏しいため、供給側もそれに見合った体制になり、その結果需要が少し増えただけで供給が覚束なくなる=需給ギャップ解消につながるという理屈である。

潜在成長力は、人に例えて言うと「基礎体力」のようなものである。政府が景気のカンフル剤として公共工事を大幅に増やしても、人手不足で入札不調を起こして十分機能しないというのは、老化による基礎体力の衰えで、少し運動するとすぐに汗をかいて、ぜいぜいはーはーと呼吸が苦しくなってしまうようなものである。私の山登りと日本経済は同じような気がする。

私と同じような体力だとすると、まず食生活に気を配る必要がある。暴飲暴食は避け、「腹八分目」を心がける必要があり、脂っこい物などは論外である。

異次元の金融緩和でマネーサプライをジャブジャブにするなどというのは、脂肪の取りすぎと同じような気がする。

成熟国家としての経済運営を志向すべきではないだろうか。キーワードは文化だと思う。文化は芸術分野にとどまらず、生活の楽しみ方全般をさすものと考えている。ライフスタイルを売り物にするというのはどうだろうか(昨年フィリピンで日系人から聞いた「ジャパニーズ・ウェイ」という言葉が忘れられない)。

それにしても、潜在成長力が0.5%しかないというのは寂しい事だが。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析