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毎年千葉産の梨を親戚に贈っている。7月に申し込んでおき、収穫ができたら贈ってくれるもので、何時発送されるかは事前に分からない。昨日大阪の親戚から続々電話がかかってきたので、ようやく届いたのだろう。

叔父伯母はいずれも70代に差し掛かっており、暑さが応えるという言葉が挨拶の一番である。枚方でも連日37度越えの猛暑になっており、こちらは2日ほど暑さが治まったことを伝えると羨ましそうであった。

しかし、今朝は7時の時点で28度あり、湿気が高く、先週までのようにはならないだろうが、かなり暑く、秋が待ち遠しい。

馬インフルエンザがどのような影響を与えるか注目していたのだが、それほど大きな影響はなかったようだ。JRAの昨年の8月第三週の売上は447億円あったそうである。このうち約半分は電話投票によるものであり、電話投票のお金は他に流れにくいので、残りの220億円がどのように動いたかである。

土曜日に大井のナイター競馬があり、5割くらい売上が増えると思ったのだが、大井も中止になってしまった。出走予定の馬1頭に発熱が見られたためであるが、検査キットがすぐに入手できず、仕方なく中止を決定してしまった。ようやく届いた検査キットによる結果は陰性で、単なる風邪のお陰で大きな売上を逃してしまった。

スポーツ紙などでは、過剰反応という見出しが見られたが、公正さを確保するという意味では、適切な措置だと思う。

水沢競馬や住之江競艇では普段の5割増しになったようなので、全体では大きなお金の移動はなかったものの、個別の主催者単独で見ると大きな恩恵を受けたことになる。

JRAの対応は、来週末の開催に向けて特別競争の登録を受け付けている。あくまでも開催あり気の姿勢なのだが、こうした対応には疑問が残る。インフルエンザを発生する馬が減っておらず、一向に沈静化する気配は見えない。開催の方向を示すことによって、レースに向けた馬の調教をせねばならず、強い調教をしてレースが実施されなければ馬のストレスも大きくなる。

したがって、加減しながらの調整になるのだが、これではいざレースとなっても力を発揮できないだろう。思い切って4週間競馬開催の中止を決めることによって、体制も整うのではないだろうか。中途半端な対応が、危機管理の際に最も問題となる。

4週間開催を中止すると2000億円近い減収となり、売上の低迷に苦しんでいる施行者には耐えられないのだろう。しかし、1ヶ月の中止は赤字に悩む公営ギャンブルにとって、干天の慈雨にもなるし、JRAも“飢餓のマーケティング”の効果も表れると思う。

停滞している状況をシャッフルし直し、新たな動きを作り出すチャンスにもなると思うのだがどうだろうか。
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