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このところの寒さの原因は、例によって偏西風の蛇行によるものだそうだ。北極圏の寒気が日本列島に向けて南下しやすくなっているためで、日本まで影響があるということは朝鮮半島にももちろん影響があり、韓国では電力需給がひっ迫し緊急措置が取られたと報じられている。北朝鮮のミサイルの不具合もこれと関連があるかもしれない。

日本では、突然のドカ雪のために、山での“遭難”が3件発生している。1件は1人が心肺停止の状態で発見されて、もう1人は行方不明、もう1件はビバーグしていたところをヘリコプターで救助され、もう1件は自力で戻ってきている。

その自力下山した人たちの記者会見の様子がニュースで流れていたが、「遭難という認識はなかった」という意味の発言が見られた。ドカ雪が降ると、歩くスピードは一気に落ち、暗くなってからの移動は危険なので、“もう一泊”という判断をしたのだろう。

遭難という言葉からは“無謀登山”ということを連想しがちであるが、天候の急変に対して臨機応変の措置をとるのは登山の基本であり、批難めいたニュアンスでの報道は避けるべきではないだろうか。

高校生時代の春休みに大峰山系の縦走をしたことがある。季節外れの1mのドカ雪が降って難渋を極め、ビバーグをしたことがある。テントを持たず、無人の小屋泊まりの予定だったのだが、歩くスピードが極端に遅くなってしまったため暗くなってしまい、小屋が見つからず、やむを得ず寝袋にくるまってリュックに足を入れ、上からポンチョをかけて一夜をすごした。

明るくなって回りを見渡すと、50メートル先に目指すべき小屋があった。陽が陰ると、それほど困難を極めるということを実感したものだ。親指の爪が変色し、凍傷の一歩手前だったのかもしれないが、私は“遭難”したとは思っていない。

帰り道に、雪のない平地を歩いていた時に、すぐ後ろでドサッと言う音がした。振り返ってみると、崖の上から直径10センチくらいのツララが落ちていた。見上げると崖には無数のツララがぶら下がっており、慌てて崖のそばから離れたものだが、ツララの直撃を受けていれば、“遭難”ということになっていたかもしれない。
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