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今日はノーベル賞のニュースで持ちきりだ。一昨年の大量受賞に続いて、今度も2人のダブル受賞であり、今日は一日この話題が独占するのだろう。

一昨年の受賞者もそうだったが、今回のお二人も30年前の業績に対して贈られたものである。iPS細胞の山中教授は受賞は確実だと思うが、今回も見送られた。成果が世の中に出てからだとすると、30年先まではならないと思うが、後何年もかかることになるのだろう。昨日CSの仕事で成果が表れるのに5年かかるということを書いたが、科学の世界では5年で成果が出るのは稀ということなのだろう。

従って、ノーベル賞を受賞するためには、業績と同時に長生きをすることが条件になる。長寿国日本にとっては有利な競争条件だ。

化学系の受賞者の発表は昨日で終了したが、文化系の発表はこれからだ。こちらにも毎年のように文学賞のうわさが出ている作家がおり注目されるところだが、私は平和賞の受賞者に興味がある。

今年有力視されている候補の一人は、中国の人権活動家である。現在投獄されており、中国政府が5月に選考委員会に圧力をかけたとされている。ノーベル平和賞は、佐藤栄作が選ばれたように“へそ曲がり”だから、圧力をかけられるとかえって逆効果になるかもしれない。そうなると中国政府が、授賞式に出席させるために仮出獄させるのかが見ものである。

どうでもよいことなのだが、子供の頃、ノーベル賞飴というキャンディがあったが、まだあるのだろうか?

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