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今日のトップニュースは、検察審査会が起訴すべきだとする2度目の決定を行い、小沢元幹事長が強制起訴されたことだ。昨日の夕方には号外も配られたようだ。この件については、いくつもの問題点があると思う。

まず、気になることの一つは、逮捕や起訴になると=有罪という意識の方が強くなるということだ。特に、メディアの論調にはその傾向が強く、今回も号外を出したのはその流れなのだろう。日経の朝刊の解説記事には「民主党はどう説明する」という見出しを付けている。

疑わしきは被告人の利益という推定無罪が原則なのだが、疑わしい場合は“推定有罪”という風潮がまかり通っているように思う。これはメディアによる責任が重いと思う。

今回の事件や大阪の特捜部検事の改ざん事件でも、「検察関係者への取材で分かりました」というニュースが連日のように流れてくる。検察のリーク情報を垂れ流して、“推定有罪”が形作られていくのである。号外を出すというのはその極みではないだろうか。

これに関連していうと、裁判は有罪を確定する場なのか、真相を解明して黒白をはっきりさせる場なのかということである。この件については今朝のあらたにすの田中早苗氏のコラムが問いかけている。
http://allatanys.jp/B001/UGC020004720101004COK00648.html
検察審査会の今回の立場は、後者のようであるが、メディアの報道ぶりは前者のようである。

次に、公表されたのは昨日だが、議決されたのは9月14日とある。民主党の代表選挙が実施された日であることは皮肉なことなのだが、検事の改ざん事件が明らかになった21日の1週間前のことである。一連の報道がなされた昨日の時点で議決されていれば、強制起訴になったのだろうかということである。

裁判員制度や検察審査会など市民感覚が導入された司法制度において、メディアの姿勢がもっと問われていいのではないか。号外を出すのには慎重にならなければならないのだが、出したのは読売だ。
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