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このブログへのアクセス数は、一日平均11件でありこの一年ほとんど変動はない。ところが昨日は40件近くのアクセスがあり、二番目の記録となった。「ダライ・ラマ効果」についての検索サイトからのアクセスである。思わぬダライ・ラマ効果が現れたようだ。

ビデオ流出問題は、考えさせられることが多い事件だと思う。一種の軍事組織である海上保安庁で、個人の独断で内部情報を漏洩させた問題(英雄視するのは言語道断)、予算委員会で公開されたものは秘匿すべき情報ではないとする意見(限定公開の意味を忘れている)、知る権利とは何か、情報共有の問題などである。

知る権利の観点で言えば、事件発生直後に公開すべきだったと思う。シーシェパードの妨害事件では、すぐにビデオを公開しているのに、今回は中国との関係を慮って公開しなかったのは、知る権利をないがしろにした態度だと思う。

知る権利は、選択の自由、安全を保障される権利、要求する権利と並んで重要な国民の権利であり、これをおろそかにした政権運営はやってはならないことだと思う。原則を踏み外した行為だ。

もう一つの論点は、今回のビデオ映像は、海上保安庁内部でだれでもアクセスでき、ずさんな管理という論調に対してである。情報の共有は、他人の経験を自分の経験にすることができ、組織のパワーアップに不可欠なものだと私は思う。

イントラネットの普及により、組織が情報共有することになり、どれだけメリットを享受してきたかは、計り知れない大きなものではないだろうか。情報共有の程度は、組織の文化・成熟度を測る物差しのようなものだ。今回の事件を受けて、羹に懲りてなますを吹きがちな国民性ゆえに、情報共有の文化にくぎを刺すような流れになるのが気がかりなことである。
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