社長のブログです
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全国各地で、「タイガーマスク運動」が拡がっている。ニュースが相次いだ影響か、これまでに100件を超え、特に一昨日は一日で70件を超えるタイガーマスクが出没した。メディアの威力の凄いところだ。
一方では、「ハイタッチ隊」というユニークな活動もニュースとして取り上げられている。見知らぬ人同士がハイタッチを交わし、元気を注入しようというもので、パワースポットブームに通じるものがあるのかもしれない。 タイガーマスクもハイタッチ隊も自主的な活動であり、国・行政には任せておけないというのが根底にあるのだろう。ジャパン・シンドロームを何とかしたいというのがあるのかもしれない。 そのジャパン・シンドロームだが、人口減少が社会制度や経済に大きく影響を与える症状を指すような言葉で、世界に先駆けて突入した日本の事例を参考にしようと様々な国で研究が進められている。リーマンショック以降の金融危機に際して、各国が90年代の日本の金融危機への対応をケーススタディとして対策を講じたのと同じ構図である。 これから来るであろう「失われた30年」というのは、ジャパン・シンドロームの最も深刻な症状ということなのだろう。 人口減少は総人口の減少が始まった06年からメディアでは盛んに取り上げられた。しかし、私は15歳から64歳の生産年齢人口に着目すべきだと考えている。生産年齢人口は、労働力であると同時に、消費を担う世代でもあるからだ。労働力不足をきたすだけでなく、消費不足=デフレの元凶でもあると思っている。 その生産年齢人口は、95年をピークに減少を始めており、総人口の減少よりも10年前に到来している。これが失われた10年をもたらした最大の要因である(二番目の要因はサービス業への転換がうまくいかなかったことだが、そもそもサービス業は“人”に対するものであり、人口減少がサービス業の成長を阻害する要因として働き、これも人口問題として考えられる)。 しかも、2015年には団塊世代がすべて65歳を超え、この5年の間にさらに急激な生産年齢人口の減少を迎える事になる。国の財政状況は深刻な状況になることは必至でまったなしの状況なのだが、政治家は目先の事ばかりに追われて来るべき2015年を見据え、さらにその先に来る財政破綻を回避しようとする臭いも感じられない。 このような現状に、“業を煮やした”のがタイガーマスクやハイタッチ隊の出現ではないだろうか。今日は民主党の党大会が行われるのだが、小沢や問責など火の粉を払うための議論ではなく、ジャパン・シンドロームやタイガーマスクの議論をしてもらいたいものだが… PR |
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