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今日は東京でも雪が降るとの事だが、5時現在まだその気配はない。今晩は会食を予定しているので、雪が少ないことを期待する。

昨日は注目の衆議院予算委員会の審議が行われ、ラジオでやり取りを聴いた。お陰で仕事に集中することが出来なかったのだが、印象としては野党の判定勝ちである。

ニュースではコメンテーターが「議論はかみ合わなかった」とし、新聞の見出しにも「給付金 深まる溝」や「与野党雇用もすれ違い」などが並んでいる。

予算委員会は町内会の会合ではないので、意見の違いが際立つのが当たり前で、メディアとしてはどちらに理があるかを報じるのが役割ではないだろうか。見るべきポイントにずれがあるように思う。

「あらたにす」の新聞案内人のコーナーは、有識者による新聞批評としていつも注目しているコラムであるが、阪大学長の鷲田清一氏の指摘にはいつも目を開かせられる思いがする。哲学者だから鋭い観察眼を持っているのは当然なのだが、いつもなるほどと肯かされることが多い。

特に昨日のコラムでは、“普通”という言葉を取り上げており、普通という言葉の意味の変遷を指摘している。普通というのは「あまねく一般に通じること」であり特別な意味を持っていたが、今では「並」「平凡」を表すネガティブな意味合いの言葉になっているとの指摘である。

CS調査で私はいつも評価を4段階にし、ニュートラルの選択肢を用いないことを主張しているが、何故普通という言葉を選択肢に採用しないことの理由が補強された気がする。

昨日の予算委員会の質疑についての論評は、普通(あたりまえと言い換えてもよいと思うが)が“並”になってしまった象徴のような気がする。


鷲田氏のコラムは以下のURLである。
http://allatanys.jp/B001/UGC020005320090107COK00205.html

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