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韓国は引き分けに持ち込んでなんとかグループリーグを突破できた。次はウルグアイとの対戦となり、難敵だがチャンスはある。それに勝てば、C組1位とD組2位の勝者が相手になりここでもかなりやれそうな感じがする。

日本もあやかってデンマークと引き分けたいものだが、その先はパラグアイが待っている。ここで終戦となりそうだ。同じ南米勢でも、ウルグアイは5番目のチームなのに対して、パラグアイはブラジルに次いで2位で予選突破したチームであり、歯ごたえが違うということだ。

日本の戦いぶりを見ると、大男揃いのヨーロッパのチームにはある程度通用しそうだが、敏捷性とテクニックが売りの南米のチームには分が悪そうに思える。

今朝の日経の地方版に、新日鉄君津工場の見学者が150万人になったという記事がある。45年間での達成だから、1日千人足らずということになる。40年ほど前に、新日鉄の東海工場を見学したことがある。製鉄所の敷地は広大で、圧延ライン一つとっても2キロの長さがある。

とても歩いて見て回るわけにはいかず、見学用のバスも用意しなければならないのだから、千人の見学者を受け容れるだけでも大変なことなのだろう。

東海工場を見学した時は、7月の末という真夏の暑い日であった。そんな日に溶鉱炉の前に立つたものだから、その環境の凄さがより実感できた。見学を終えて製鉄所の門を出た時に、サウナを出た後のような爽やかな感じがしたことを昨日のことのように覚えている。

汗だくになっていたシャツが、溶鉱炉の前ですっかり乾いてしまったからだ。文字通り、“肌で感じた”ことが、記憶に染み付いてしまったのだと思う。CSRというのは、消費者=社会の理解が必要だが、工場見学を通じで肌で感じてもらうことが理解を深める有力な手段になると思う。

工場見学の受け容れ人数が、CSRの指標の一つになるのではないか。
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