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北朝鮮は、ポルトガルにボコボコにされて、一次リーグ敗退が決まった。前半は果敢に攻め立て、決定機とまではいかないが惜しいシーンが何度もあり、ポルトガルもかなり手こずった風があった。

しかし、後半になると前半飛ばしすぎたツケが回ってきたのか、ガス欠症状に陥りあっという間の6失点で、終わってみると0-7の完敗であった。この大量得点のお陰で、ポルトガルは得失点差でコートジボワールと争うことになるので、がぜん有利になった。

僅差の争いが続く今大会で、大量失点したのはアルゼンチンに4点取られた韓国、ドイツに5点取られたオーストラリアに北朝鮮ということになる。いずれもアジア代表だ。残るのは日本だけで、嫌な予感がしてきた。

デンマークに前半の早い時間帯に先制され、点を取りに前がかりになり相手を押し込むが中々点がとれない。そうこうするうちに、一瞬のすきを突かれて2点目を失う。張りつめた気持ちが萎え、失点を重ねるという具合である。

デンマークの方が日本より強いのは間違いない。強者と戦うには、先制点を許さないことが鉄則だ。無理に攻めるとほころびが出てくるので、前半は0-0が理想だ。デンマークは引き分けではだめなので、後半はより一層攻めに出てくるので、そこで狙い澄ましたカウンター一発で、総力戦を仕掛けるのがよいと思う。

できれば、後半30分くらいまでは自重し、ラスト15分くらいにかけるくらいの思い切った作戦もあると思う。オランダとの試合も前半の終盤にかなり押し込んだが、それが後半早々に失点した引金になったかもしれない。

前半の攻撃は松井のドリブルにまかせ、運良く相手が反則を犯したら、セットプレーでなんとかするという程度でよいのではないか。今度の試合は標高1500mの高地なのだから。

スイスとチリの矛と盾の戦いは矛に軍配が上がった。5試合連続無失点のチームがついに失点したのだが、1人退場者を出しながら、今大会屈指の攻撃力をほこる(私が思っているだけかもしれないが)チリに1点しか許さなかったのはたいしたものだ。

 

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