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昨日のサンスポの社会面に、「プロファイリングで連続暴行魔を逮捕」という見出しの小さな記事が載っていた。プロファイリングという聴きなれない言葉に興味を引かれて読んでみると次のような記事であった。

「京都府警捜査一課は9日までに、強姦や監禁、わいせつ目的略取などの疑いで、大阪府枚方市西牧野…逮捕、送検した。(中略)八幡市内では昨年7月、わいせつ事件が連続発生。京都府警は心理学的分析から犯人像を割り出すぴ路ファイリングで犯行現場を予測し、八幡市内の団地で警戒。現れた不審車両から同10月容疑者を逮捕した。約60件の犯行を自供したという」という記事である。警察発表の資料をそのまま掲載したものと思われる。

プロファイリングとはウイキュペディアによると、「犯罪捜査において、犯罪の性質や特徴から、行動科学的に分析し、犯人の特徴を推定すること。」とされている。
警察庁や警視庁では専門職の「プロファイラー」を育成し、犯罪捜査の効率化を意図しているそうである。

プロファイリングによる捜査は諸刃の剣である。上手くゆけば捜査の効率が上がるのだろうけれども、見当違いの犯人像によるマイナスも考えられる。神戸の児童連続殺害事件では「14歳の少年」はプロファイリングによる犯人像とは大きくかけ離れていたし、世田谷の一家札事件もプロファイリングの失敗が影響しているのではないかと思われる。

記事を見て疑問に思ったことはいくつかある。昨年の10月に逮捕したものをなぜ半年もたってから発表したのだろうかということ、60件もの犯行を自供したとされているが、これだけの事件が発生していると地元ではパニックになっているはずであり、厳重な警戒態勢がとられるのは当然のことと思える。

警察庁や警視庁は「科学捜査」ということで予算を使っているため、その成果を誇示するためにこのような発表を行ったのであろう。それにしても、60件の犯行とは大きな数字である。科学捜査の前に、現場の警察官の「おや」と思う危機意識の醸成の法が肝心なのではないかと思う。

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