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卓球の小学生トリオは、一人が3回戦まで進出したが、そこまでだった。ただし、一人が傑出しているのではなく、高いレベルの小学生が三人いることにより、ライバル同士が切磋琢磨して成長していくだろうから、この先が楽しみだ。

今朝の日経の社会面に、面白い記事が掲載されていた。「プロ棋士の直感 脳解明」という見出しの記事である。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0E2E2E1808DE0E2E2E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2


理研と富士通の共同研究で、羽生名人をはじめとしたプロ棋士11人とアマチュア17人に棋譜を見せ、その時の脳の働きをfMRIという診断装置を用いて、プロとアマの違いを分析したものである。

興味深く感じたのは、序盤や終盤などの勝負所で、プロとアマでは視覚に関連する部分の働きが大きく違うという点だ。将棋や囲碁は“先を読む”力で勝負が決すると思うのだが、ヘボは目先の局面にだけとらわれ、プロは盤面を大きく見まわし、全体の形の善し悪しを判断しながら対局しているということだろう。

部分にこだわり続けるのではなく、大局的な見方が大事だということだ。以前にこのブログで取り上げた塩野七生さんの言う“絶対感覚”に通じるものがあると思う。(2010.7.17)

我田引水的だが、短期的な変化を追うのではなく、長期的トレンドの中で短期の変化の中から“兆し”を見つけるという、私の考えるマーケティングの鉄則に通じるものがあると思う。

この論文はサイエンスの電子版に掲載されているそうだが、日本語で読めないものだろうか。
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