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昨日は久しぶりの青空を拝むことができたうえに、梅雨時にしては湿度が40%と低く気持ちよい日よりだった。今は旧暦では5月であり、五月晴れというのは昨日のような気候を指して言ったものだろう。昨日とは一転して曇り空で、鬱陶しいジメジメした日になりそうだ。

天気予報では珍しく、インドあたりからの雲の動きを映しだしていたが、雲がびっしり連なっており、この雲の塊が通り過ぎるまで、当分の間梅雨空が続きそうだ。しかし、この梅雨空が思わぬ幸運をもたらすこともありそうだ。

今朝の、スペインとイタリアの試合は両チームとも暑さの中で延長でも決着がつかず、PK戦にもつれ込み、ここでも5人では決まらず、PK戦の延長戦(こういう言い方はあるかどうかはわからないのだが)に突入し、7人目でようやくスペインが決勝進出を決めた。

両チームともキーパーがキャプテンであり、世界最高峰のキーパー同士でどのような好セーブが生まれるのか期待して見ていたが、両チームとも6人目まではキーパーに指一本触れさせることなくゴールを決め(スペインのカシージャスがきわどく迫ったのが一本だけあったが)、イタリアの7人目の選手がボールをふかしての失敗で、あっけない決着になってしまった。

この試合を見ていて改めてわかったのは、ヨーロッパの選手は湿度の高い中での試合が苦手だということだ。日本との試合でもそうだったように、イタリアは動きが悪く、スペインも普段の華麗なパスワークは影をひそめていたように思う。

W杯の予選リーグでは、ヨーロッパのチームが必ず1チームは入り、半分のグループでは2チームと同居することになる。これまで日本が出場した4回の大会で、予選リーグを突破したのが2回、予選で敗退したのが2回と半々になっている。

この予選突破の2回はいずれもヨーロッパのチームが2カ国入っているのに対して、予選敗退の2回はいずれもヨーロッパのチームが1カ国だけであった。過去にもこのようなジンクスがあり、高温多湿のブラジルでの開催となると、ますますチャンスが多いように思えてきた。

もう一つ、今回のコンフェデ杯では、現地時間4時のキックオフの試合がメインになっているように思う。暑い時期の試合はナイトゲームが多く組まれるはずだが、最大の視聴者を抱えるヨーロッパでは、ブラジルの4時というのがゴールデンタイムになり、7時キックオフというのは深夜になるためなのだろう。4時キックオフでヨーロッパのチームと対戦すると、スペイン相手でもノーチャンスとは言えない気がしてきた。

組み合わせ抽選が楽しみになってきた。
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