社長のブログです
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とうとう動かぬ証拠が出てきたようだ。これまで相撲の世界は八百長の影がチラチラしており、何度も週刊誌のテーマに登場していたが、元力士の証言だけでは“証拠不十分”とされ、千秋楽の7勝7敗の力士の勝率の高さだけが目立っていた。
それが携帯メールの記録という動かぬ証拠(モバイルの記録が動かぬ証拠とは皮肉なものだ)により、今回ばかりは逃げ切ることはできないようだ。 今回疑惑の持たれている力士は、十両や幕内下位の“常連”が中心である。相撲の世界は厳格なヒエラルキーがあり、その境目が十両である。十両以上になると関取となり、○○関という敬称で呼ばれるようになる。 幕下以下では月給がないが、十両になると104万円の高給取りになる。親方として引退後相撲協会に籍を置くためには、現役時代に十両以上の経験者という資格要件にもなっている。関取とそれ以下では天と地との差があり、八百長疑惑を生む土壌がこの境目に特に多いわけだ。 幕内での八百長疑惑は、境目の延長のようなものであり、問題の本質はこの境目にあると思う。 問題の本質ということでいえば、親方株制度があると思う。親方になると、協会から給与が出て、定年まで働き口を確保できる。さらに、部屋持ち親方になると、協会から力士一人につきなにがしかの手当が支給され、所属力士の活躍次第では谷町からの援助も期待できる。 さらに親方株は売買され、定年後の第二の退職金にもなっている。この親方株を取得するには関取になり、十両で何場所かを過ごすというのが条件であり、この境目で怪しい動きが頻発しているのだと思う。 今回疑惑をもたれているのは13人と報じられているが、これは氷山の一角であり、すでに親方として活躍している連中にも脛に傷を持つものは多いのではないだろうか。 おそらく、名前の挙がった13人は永久追放の処分となるだろうが、これだけで治めず、様々な改革が打ち出されなくては公益法人として生き残ることはできないと思う。 私は、改革の本丸は親方株制度にあると思う。資産=既得権という構造が抜本的な改革を妨げ、境目の不祥事を呼ぶ元凶だと思う。 サッカーの世界では監督になるためにはS級ライセンスが必要であり、有名選手でも現役時代の活躍に関係なく、コツコツ資格を積み重ねてようやく監督になれる厳しい制度となっている。 相撲の世界では親方株を協会が一括管理(=売買の対象としない)し、一般教養も含めた試験による親方としてのライセンス制度を導入すべきだと思う。 現行の親方株制度を残したままで、公益法人として税制の優遇処置を受けるのは認められないと思う。 野球とばく事件の副産物として出てきた八百長の動かぬ証拠が、相撲協会の体質改善につながりそうだ。 PR |
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