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先日のなでしこの試合の視聴率は、1日の米国戦が15%で、5日のキューバ戦が19%だった。日曜日の米国戦よりも、平日のキューバ戦の方が高かったのを意外に感じていたが、米国戦の時は同じ時間帯に世界フィギュアが放映されており、スポーツ好きが二分されていたためだとわかった。

フィギュアの方も視聴率は15%であり、なでしこは浅田真央と互角のコンテンツであることが証明されたわけだ。とばっちりを受けたのが大河の清盛であり、10%そこそこの視聴率となってしまったようだ。

大河の視聴率ということで想い出されるのは、日韓W杯の時の「利家と松」のことだ。ベルギー戦かロシア戦かは記憶が定かではないが(多分ベルギーだったと思う)、日曜の夜に試合が行われ、60%を超える驚異的な視聴率を記録したことがある。その時にぶつかった「利家と松」の視聴率は20%近くと健闘しており、国民的関心事(?)にも背いた根強い大河フアンが居る事に驚いたものだ。

私も、日韓W杯の時はサッカーを観たが、その日以外は利家を熱心に観ていた。ただし、私の場合は年によって欠かさず観る時と、全く観ないことがある。昨年の「江」は初回を観ただけでおしまいだったが、今年の清盛は今のところなでしこの試合の日以外は皆勤賞である。

私にとって鑑賞に値すると思っている清盛だが、視聴率的には苦戦を強いられているらしい。清盛ゆかりの地である兵庫県の知事が「画面が汚い」と評したようだが、当時をリアルに表現しているようで、私には画面の汚さが好ましく思える。演出の問題よりも、登場人物の多さが分かりにくくさせていることが、視聴者を遠ざけているように思う。

天皇家だけでも法皇や上皇、親王(後の○○天皇)などが何人も登場し、おまけに○○門院なる人物も何人かおり、お互いの関係がのみこめず、わけがわからなくなる。これに平家一門や源氏、貴族社会も加わるのだから、筋を追うのが厄介になり、見続ける事が出来なくなるのは当然だと思う。

子どもの頃、ふた組に分かれてカルタなどをする時に、「源平で」という言い方をしていた。源平の戦いというのは敵味方がはっきりしているということの代名詞であったのだ。しかし、これからドラマのハイライトとなる保元の乱は、これとは正反対で一筋縄ではいかないのである。

天皇家、藤原家、源氏と平家で各々が二つの勢力に分かれてチームを組んで戦うのだから、話はややこしくなる。親子、兄弟が敵味方になるのだから、漠然とテレビの前に座っていると、頭が混乱するばかりで、晩酌をチビチビやりながらだと尚更だ。

この問題を解決するには、相関図を作成するしかない。先日、資料を調べて後白河法皇派と、崇徳上皇派のメンバーを並べてみて、ようやくドラマの人物関係の成り立ちがわかり、混乱なくドラマを楽しめるようになった。知識だけでなく、事前勉強も必要なドラマは珍しいのではないだろうか。

ところで、昨夜の放映では「敦盛」が登場した。敦盛は熊谷直実に屋島の合戦で打ち取られたはずで、時代が違うのではないかといぶかしく思った。今朝調べてみると、昨日登場したのは敦盛ではなく「教盛」であった。酔っ払いにとっては、まぎらわしい名前だ。このややこしさが大河「清盛」の魅力かもしれない。






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