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九州南部でも梅雨明けが発表された。太平洋高気圧の勢力が強いためで、アメダスで見ると7時の時点で気温は30度になっている。昨日は最高気温が32度だったが、朝からこれでは今日は35度近くになるだろう。

今のところあまり冷房のお世話にはなっておらず、昨日も1時間ほどの使用で済ましている。今日もこれから出かけるので、日中の使用は少なくて済みそうだ。

昨日のNHKのニュースウオッチ9の中で、枚方の氷屋の映像が流れていた。私の生まれ育った枚方の三矢という町にある氷屋で、子どものころからある店である。

子どもの頃は電気冷蔵庫などなく、氷を入れて冷やす冷蔵庫(と呼んでいたが、クーラーボックスのようなもの)があるだけで、夏の楽しみであったスイカは、縄を垂らした先に風呂敷に包んで井戸で冷やしていたものだ。

その氷を毎日配達してくれていたのが氷屋さん(子どもの頃はさん付で呼んでいた)だった。夏の暑い時は氷屋さんの前に何人かの子供がたむろする事が良くあった。氷を配達するために店頭で切り分けるのだが、鋸の使い方を見るのが楽しかったこと(最後まで引かずに途中で鋸を抜いてその背でポンと叩くときれいに割れるのである)と、割った時にかけらができるのである。

かけらが床に転がると子どもたちが猛ダッシュしてそれを取り、口に入れるのである。昭和30年代の初めの子どもたちのごちそうだったのだ。

その当時の三矢の町にはサラリーマン世帯はほとんどなく、多くの家が自宅で仕事をする自営業だった。今ではほとんどの家が商売をたたみ、見る影もないが、何軒か残っている自営業の一つが氷屋さんなのである。

電気冷蔵庫の登場で真っ先になくなる運命だったと思うのだが、業務用で息を継いでいたのだろう。今では貴重な生き残り企業としてブランド価値を持つようになり、この時期店頭で販売するかき氷が名物になって行列ができる店になってしまったのだ。

テレビの全国ニュースで取り上げられるようになったのだから、長くコツコツ続けることの大事さが良くわかる。
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