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昨日はCSCで深川探訪をした。磐音が浪人時代に生活していた場所でもあり、興味があった。深川江戸資料館は当時の長屋を再現している博物館で、庶民の暮らしぶりが想像できる施設である。

ボランティアのガイドが常駐しており、解説を聞きながらの見物となった。感心したのは、ゴミ箱を再現しているところである。覗いてみると、捨てられているのは欠けた器と貝殻だけであった。

ボランティアの話では、食べ残しはなく、紙類は再利用し、衣類もほどいて細切れにして雑巾などとして活用しており、ゴミは再利用できないものしかなかったそうである。糞尿も近郊の農家で肥料として利用され、しかも処理費用を負担するのではなく、農家に売って大家の収入となっていた。

再利用できないものも集めて埋め立てに利用したとのことであり、江戸の街は循環型社会を実現していたのである。ゴミ処理に悩む現代とは雲泥の差だ。

深川一帯は海抜0M地帯であり、当時の技術では井戸が深く掘れず、井戸水は塩分を含んでおり使えなかったそうである。そのために「水売り」という商売が成り立っていたとのことである。

ボランティアの話では、大正時代まで水売りが残っていたとの事である。磐音が登場する「陽炎の辻」では、長屋の井戸端のシーンが毎回登場するのだが、考証的には怪しいことになるのではないだろうか。

江戸資料館の兄弟館として小金井に建物の博物館があるようで、機会をみつけて訪ねてみようと思う。

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