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私のPCのインターネットのポータルサイトは日刊スポーツのHPに設定してある。毎日チェックしているため、新聞は買っていない(毎日読むスポーツ新聞はサンスポである)。日刊スポーツには申し訳ないのだが、慣れたこともありHPは他のメディアに比べて非常に見やすく思われる。

毎朝インターネットを立ち上げると、まず日刊スポーツの見出しをチェックすることになる。今朝目に留まった見出しは二つで、「モナリザの微笑ならぬ まゆ毛」という記事と、「七人の侍町おこしに 脚本家 No」というものだった。前者は高精度のデジカメで分析した結果モナリザにはまゆ毛やまつげの痕跡があったというものである。

後者は、鳥取県八頭郡智頭町が町おこしキャンペーンとして今月開催している、映画「七人の侍」のモデルは智頭町だったというイベントに、脚本を執筆した3人のうちの唯一の生存者橋本忍氏がそのような事実はないという発言をし、東宝の協力が得られなくなったために、町が困惑しているという内容の記事であった。

横浜市の金沢文庫に保管されている古文書の中に、1342年に現在の智頭町で略奪者の侵入を防ぐために8人の用心棒を雇ったという記述があり、映画はこれを元にシナリオを書かれたのではないかという仮説でのイベントである。

NHKが91年に放送した番組で、黒澤監督自信が「七人の侍」は古文書からヒントを得たということをほのめかしており、これ以外に該当するような古文書が見当たらないことから、イベントを企画したようである。

脚本家が「そのような事実はない」と宣言したことから、目玉イベントとして企画されていた映画の上映に東宝からフィルムの貸し出しを受けられず、DVDの上映会ということになったそうだ。

この記事を読んで早速智頭町のHPをチェックしてみた。鳥取県の山間部にあり、兵庫県と岡山県とに跨る第三セクターの智頭急行線が走っているところである。

イベントのHPを見ていると、期間中には街並みとして残っている古民家を開放したり、その中でも立派な庭のある「石谷家」でのギャラリーコンサートなどもやっており、近くなら是非一度訪ねてみたいと思わせるようなイベントである。

トラブルがニュースにならなければこのようなイベントを知らなかったわけであり、キャンペーンの効果は十分あったのではないだろうか。少し前に、サッカーくじのBIGが話題になって購入者が殺到したことがあるが、これもトラブルがニュースになったためであり、「災い転じて福となす」の典型ではないだろうか。

PR戦略の一つとして「効果のあるトラブルの造り方」ができるかもしれない。
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