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今朝の日経の1面をみると景気のいい話が並んでいる。見出しを拾うと、「物価、マイナスを脱却 日銀11年度予想 金融緩和継続」「TV 世界出荷4割増」「業績 上方修正ラッシュ」などである。

行く手にぼんやり明るさが見えてきた程度だろうが、「日本沈没」の危機感にさらされ、かじ取り役の政治が機能不全に陥っている中では、うれしい明りだと思う。

リーマンショックで先進国の経済が崩壊した中で、中国を筆頭とする新興国が力強い経済発展を遂げ、そのおすそわけが日本にも到来したということだろう。2008年は、欧米主導型からアジア主導型へと経済が大転換した時として、後世の教科書に記されることになると思う。

ギリシャの経済危機は、市場経済に反応できなかったためとの見方もあるが、私は違うと思う。かつてのアジア金融危機同様に、“投機金融”市場の信認を得られなかったためであり、市場経済とは今回の世界経済回復過程を得て新興国の存在感・発言力が増す(たぶん)事を指すのではないかと思う。

先進国では政治不信が起こっている。日本だけではない。オバマ政権は、今年の秋の中間選挙の雲行きが怪しそうである。イギリスに至っては党首討論で点数を稼いだ自由党が、支持率で1位になっている。市場のダイナミズムに対応できなかった結果だと思う。

イギリスは議会制民主主義のお手本としてもてはやされてきた。二大政党制を目指した考え方もそうなのだが、自由党が躍進したら二大政党制論者はどのように反応するのだろうか。

日本人はお手本があると巧みにこなし、お手本を上回ることすら多い国民性がある。逆にお手本がないと途端に立ち往生してしまう。世界の先頭を切って進んでいる高齢化社会に直面して、経済成長にブレーキがかかってしまったのがその典型だ。

成熟した先進国のありようのお手本を日本が造るという気概を持ちたいものだが…

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