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昨日は65回目の原爆の日にあたり、国連の事務総長とアメリカ大使が式典に初めて出席したことで注目を集めた。CNNやBBCは式典の模様を生中継したそうである。

これほどまでに英米のメディアが注目したのは、“謝罪”をするかどうかにあったためである。アメリカでは原爆投下の正当性を主張する意見が多数派を占めている。本土決戦が敢行されていたならば、多数の米軍兵士が犠牲となり、それを避けるためにはやむを得ないものであるというのが論拠である。

謝罪をするということは、正当性を否定することになる。これが、彼らにとっては我慢ならないことなのだろう。なんでもすぐにあやまる日本人との感性の違いなのだろう。

デッド・ボールを与えると、日本のピッチャーは帽子をとって頭を下げてごめんなさいをするのが当たり前になっている。しかし、メジャーリーグの中継を見ていると、彼等は知らん顔をしているのがよく見られる光景である。

その代わり、次の回に相手のチームから報復のデッド・ボールを誰かが受ける事になり、ひどい時は乱闘騒ぎになる。「やられたらやり返す」という考えが根底にあるのだろう。イスラエルとパレスティナの関係と同じだ。

にもかかわらず、彼等は絶対にあやまることをしないのは、あやまったとたんにステージが変わるからだろう。日本と中国や韓国の関係を見ればよくわかることだ。下手な謝罪をすると、ドンドン不利な立場に追い込まれることになる。

この構図は、夫婦関係にもあてはまるのだが…

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