忍者ブログ
[1614] [1613] [1612] [1611] [1610] [1609] [1608] [1607] [1606] [1605] [1604]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

物事を企画する時に、まず考えなければならないのは「WHY」ということで、次に「WHAT」を考え、しかる後に「HOW」以下の具体的なプランを考えるのがセオリーであるはずだ。しかし、昨日の夜遅くに決着を見た3党合意では、WHATの部分はなんたら国民会議にすべて棚上げし、HOWの部分だけが決着するという最低の企画書ができたことになる。

「決められない政治」批判を受けて(新聞の社説ではこぞって政府の尻を叩く論調である)、消費税増税については何とか合意したものの、何をするかの部分が欠落していたのでは、結局決められない政治が続いていると思う。

決められない政治というのは日本の専売特許ではない(最もひどい国だとは思うが)。アメリカでも足の引っ張り合いを続けているし、再選挙に至ったギリシャでも同じである。選挙で選ばれた政治家が国家を運営するという、民主主義の制度が抱える欠陥(ポピュリズム)が大きくなってきたのだと思う。

近代というのは世界史的に見ると18世紀からいうのか19世紀から言うのかはよく分からないが、この間の発展に大きく貢献したのは、民主主義であり資本主義だったと思う。

この背景には、教会主導型に対する反発から生まれたプロテスタントの台頭があったと思う。個人の権利や、勤勉さから必然的に民主主義や資本主義が生まれたのだが、行きすぎた個人主義などから制度疲労が出てきたのではないだろうか。

民主主義や資本主義といった社会システムに、科学の世界での考え方も大きな影響を与えていると思う。近代においては、ダーウィンの進化論がその典型ではないだろうか。

21世紀にはいって制度疲労を起こしている社会システムに、新たな科学的知見が影響を及ぼすかもしれない。物理学の世界ではニュートン物理学が行き詰まり、複雑系の時代に突入している。民主主義や資本主義も複雑系の時代に入っていくのかもしれないとぼんやり考えているのだが。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析