社長のブログです
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地震以降、総理大臣は何度かテレビを通じて、「国民に対するメッセージ」を発信している。昨夜も、地震発生以降2週間ということで、記者会見の模様が中継されたが、こちらの感受性が悪いのかもしれないが、何の「メッセージ」も伝わらなかった。今朝になると、どんな言葉があったのか、全く忘れてしまっている。
この間「ぶら下がり会見」も“自粛”されているためか、国民の目からすると、総理大臣は何をしているのかわからず、2週間で一気に影が薄くなってしまった感じである。原稿棒読みのような「メッセージ」の発信はやめ、ぶら下がりを復活した方が良いのではないだろうか。 反対に存在感が増しているのは官房長官である。地震直後は頻繁に会見を開き、最近も一日2回の会見はテレビで中継されている。言葉遣いが正確で、記者の質問にもはぐらかすことなく受け答えしており、スポークスマンとして有能であることを証明していると思う。 ただし、昨日の夕方の会見で、屋内退避を指示されている人々に自主避難を求めたのは、少し問題だったと思う。 屋内退避エリアで物資が不足し、生活が困難になったためとしており、放射線量が増えていることを理由にしていない。政府の原子力委員会(これもどんな権限を持つ立場なのか良くわからない)の見解では、「避難指示や屋内退避は、危険性の程度で判断するもの」としているため、避難指示ではなく、自主避難の勧告になったのだろう。 これでは、判断を住民に委ねたのと同じである。東電のHPでは、原発や周辺の放射線データが詳しく掲載されるようになったが、知識のないものにとっては、全く読み取ることのできない数値(記号?)の羅列であり、判断のしようがない。 該当する自治体や住民は、周りの状況・雰囲気を感じ取って判断をするしかないだろう。「空気しか読まないKY]になるしかないのだ。非常時に、政府は自主避難を呼びかけるという、曖昧な態度をとるべきではないと思う。 放射能汚染は、文字通り“空気が読めない”ために問題なのだが… PR |
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