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大相撲の地方巡業で、報道陣から取材料を1社1万円ずつ徴収したそうである。朝青龍が復帰したこともあって、地方巡業の話題が連日紙面を賑わせている。

普段は地方巡業の話題などは、ニュースにならないのだが、朝青龍がいるだけでニュースとしての価値があると判断されているのであろう。話題を追いかけるというメディアの特性が良く分かる出来事だ。

相撲の巡業は一時相撲協会が自主興行を行ったこともあるが、現在は元に戻って勧進元に平日は850万円、休日は900万円で売り切るのがスタイルになっている。今朝のサンスポの今村記者のコラムでは、勧進元はこれ以外に力士の宿泊料として300万円ほどの経費がかかるという。

天草巡業では目算が狂い、勧進元は500万円くらいの赤字が生じ、埋め合わせの一部にと取材料を請求したらしい。相撲協会は、勧進元に売り切ったのだからということでこの件には関与しなかったということである。

とんでもない話だと思う。相撲人気の低迷ぶりは著しく、不人気の九州場所では、NHKのカメラはなるべく観客席は移らないようにという努力が見られたほどである。

メディアで報道されることの広告効果はとてつもなく大きいものがある。サッカーくじが発売トラブルが大きくニュースでとりあげられたことがきっかけで、年間売り上げが5倍にもなり息を吹き返したことは何度もこのブログで取り上げている。

人気挽回にメディアとの協調関係は不可欠であり、身銭を切ってでも取材を受けるというのが、本来の態度ではなかったのではないだろうか。

今村氏のコラムでは、オリンピックなどでも取材費を徴収しようとする動きがあるという。確かに肖像権を販売するという側面から見ると、金額換算では大きなものがあるかもしれないが、一方では広告効果というのも同時に発生する。

肖像権は、広告効果があってはじめて成立するものであり、ニュースの使用料をとるというのは自らの首を絞める行為だと思うのだが…
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