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昨日のブログで、スエズ運河がテロリストに狙われた場合の危惧について述べたのだが、アラビア半島を挟んで反対側のホルムズ海峡でテロと思われる爆発事故が起こったのには驚かされた。虫の報せということか。

一昨日発表されたヤフージャパンとグーグルの提携について、マイクロソフトが「競争を阻害する」という懸念を表明している。アメリカではヤフーがグーグルと2年前に提携しようとして司法省から独占禁止法違反で反対され断念し、その結果マイクロソフトとの連携に転じたという経緯がある。

パソコンのOSで独占しているマイクロソフトが、検索エンジンで寡占状態になっているグーグルを非難するのは筋が通らないと思う。以前使っていたパソコンで自動更新の結果エクセルに不具合が生じたときに、問い合わせ窓口の対応のあまりのひどさに、独占の弊害を実感したことがある。そのマイクロソフトが懸念を表明するというのはいかがなものか。

IT業界というのは一人勝ちしかない世界のようである。最初は何社も参入するのだが、結局は1社だけが生き残ることになる。負け組はあっても勝ち組は無い。1社しか残らないのである。

生き残りをかける間は競争があり、切磋琢磨の結果勝者が決定される。勝者の方式がスタンダードになり、市場を席巻することになるのである。そうなると違う土俵での戦いが始まることになる。

例えば、汎用コンピュータの時代はIBMが天下を取り、日本のコンピュータ・メーカーも“互換機”の開発に踏み切らざるを得なかったのである。しかし、このことがパソコンをIBMの汎用機への対抗馬として、登場させるきっかけにもなったのである。

マイクロソフトの天下をグーグルがひっくり返したのだが、グーグルをひっくり返すのは何なのだろうか。
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