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昨日書くつもりだった、自動車販売台数の減少について。一昨日、2009年の国内自動車販売台数が発表された。エコカー減税の特需があったにもかかわらず、1年間の販売台数は9.3%の減少となった。ピークの1990年ごろと比べると4割も減っている。

軽自動車も含めた乗用車の販売台数は31年前、軽自動車を除いた登録車では38年前の水準との事である。自動車販売の世界では失われた30年の世界に突入していることになる。

すでに、この予兆は昨年のモーターショーで現れており、入場人員は1958年の水準にまで落ち込んでおり、50年前の世界に戻っていたのである。

販売台数の減少は5年連続続いていたにもかかわらず、保有台数はわずかな伸びを示していたのだが、これで保有台数も減少することになるだろう。ストックの減少は、ガソリンやワックスなどランニング需要の縮小にもつながり、街道筋の地価が下落するかもしれない。

販売台数の減少は、景気の問題だけではないと思う。販売台数がピークだった1990年というと、団塊世代が40歳を少し越えた働き盛りの時代だった。この団塊世代の尻尾が60歳の定年を迎えたのが2009年であり、このことと市場がシュリンクしたのは無縁ではないと思う。

高齢化の進展による影響の大きさに悲観しているばかりではいけないと思う。百貨店の売上不振に象徴されるような、今までの消費スタイルに合わせたマーケティングは通用しなくなっただけのことで、新たな切り口を見つけ出さなければならないと思う。

幸いなことに、団塊世代はまだ元気な60代前半である。この世代がまだ元気な後10年ほどの間に、新たなマーケティングの視座を持つことが重要だと思う。高齢化のマーケティングというと、すぐに介護や福祉の分野に目が行きがちであるが、もうちょっと目線を下げることが必要ではないだろうか。

今日のカレンダーの標語は、「経験にとらわれず、白紙の心で」となっている。

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