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久し振りにお日様の顔を拝めるのだが、眩しくて仕方がない。カーテンを閉めないと、パソコンに向かうことができないのだが、秋分をすぎて陽射しの角度が冬モードに入ってきたのだろう。

清原が昨日の試合で現役を引退した。3万人のフアンがスタジアムを訪れ、派手なセレモニーが行われた。試合終了後、場内を一周し、挨拶をするというスター選手に許される引退セレモニーは、長嶋が最初だと思う。

清原は高校1年生の甲子園大会で4番を打ち、桑田とともに優勝に貢献したことで、一躍スターの仲間入りを果たした。特に決勝戦での、ライトスタンドへのホームランが今でも印象に残っている。とても高校1年生とは思えないあたりだった。

西武に入団していきなり30本のホームランを打ち、主力として活躍したから、40歳まで現役を続けられたら、王の記録を破るのは清原だと、当時は確信を持っていた。

しかし、その後は活躍はするのだがブレークはせず、40歳まで現役を続けながら、王の記録にははるかに及ばない数字で終わってしまった。注目していただけに、残念でならない。

怪我が多かったという見方もあるのだが、それは30歳代に入ってからのことであり、20歳代に大ブレークがなかったことがその要因だと思う。

清原は打撃のタイトルを一つも獲得していない。王も高卒3年目にはホームラン王になっているのだが、清原は1年目の記録を大きく超えることはできなかった。

高校時代や入団した頃は、スリムな体つきでキャシャな感じさえしたのだが、あっという間に体型が変わり現在のような体型になったことが、ノビシロを失った原因だと思う。

引退の報道では、入団当時の写真や映像が流れる。今年メジャーを引退した野茂も、ドジャースに入団した頃は随分スリムであり、晩年の体型とは全く違っている。清原の場合は、体型の変化が少し早すぎたのではないだろうか。

タイトルこそ取れなかったが、プレーに“華”があり、いつまでも記憶に残る選手だと思う。オリックスはプレーオフ進出が決まっており、余裕を持って引退試合をすることができたのだが、最終戦まで競り合いを続けていたら、引退試合はできたのだろうか。

長嶋が引退した翌日は、駅の売店でスポーツ紙がすべて売り切れていたことに驚かされたのだが、今朝はどうだろうか。



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