社長のブログです
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今度はメラニン入りの牛乳を原料とした食品の回収騒動である。今朝の日経によると、「メラニンを混ぜることにより、蛋白質含有量を示す数値が上昇し、牛乳を水で薄めるのを隠すため混入されたと見られる」と報じている。
報道を信じるならば、この問題のひどさは誤って起こったことではなく、意図的なものであり、しかも水増しという不正を隠すために、さらに不正を重ねたということである。これは明らかな犯罪行為である。 一部の企業が行ったのではなく、業界ぐるみの臭いもする。倫理観が全感じられないのだが、中国では孔孟の時代からこの倫理・道徳観についての論争が続けられている。孟子の性善説や荀子の性悪説である。 孟子の教えでは「人間には先天的に善の“兆し”が宿っているが、これが外部に影響され曇ってしまう」としている。善の兆しとは、①惻隠(憐れむ心)、②羞悪(不正を羞恥する心)、③辞譲(謙譲心)、④是非(善悪を判断する心)の4つである。 どうも今回の事件は2番目の心と4番目の心が曇ってしまったようである。儒教は一般大衆を律することを目的に成立したのではなく、王たるものの行動規範を説いたものである。「性善説」や「性悪説」も王の行動を律するために展開されたものである。 今回の事件は、企業行動の中で生じたことである。儒教の教えの対象外だから起こった問題なのだろうか。 PR |
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