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張り切って6時にブログを書こうとしたのだが、サーバーのメンテナンス中との事で、肩透かしを喰らってしまった。正午頃までかかるとの案内があったのだが、予定より早く9時半には復旧した。

昨日はニューヨークの市場が“777”ドル下落し、まさにフィーバーで日本市場も大幅安になった。議会の氾濫であるが、選挙が近く世論を意識した行動で、政権末期の弊害の典型的ケースであろう。

自国発の金融恐慌に対する責任感が全くなく、一国主義にも連なる独善的な国民性が如実に現れたものといえる。

ニュースによると、「自由主義経済の原則に反する行為だ」という反対票を投じた議員のコメントが紹介されていた。潮目がよくわかっていない発言だと思う。

経済学・政策の二代潮流は、自由主義経済の理論的根拠となる「新古典主義」と、統制型経済の色が濃い「ケインズ経済学」の2つであるが、サッチャーやレーガン政権以来最近は「新古典派」が主流となっており、小泉改革もその流れに沿ったものである。

最近までのアメリカやイギリスなどの金融資本主義の繁栄を見ると、確かにその政策は間違っていなかったのだろう。しかし、昨年来の欧米の金融業界の揺らぎをみると、その膿がどっと噴出した感じがする。

自由主義の行き過ぎを是正するための、反動がこれから幅を利かせることになると思う。どちらが正しいというのではなく、振り子のように右に行ったり、左に行ったりしながら進むのではないかと思う。

政治の世界でも同じで、行ったり来たりを選択しながら、時代が移り変わるものだと思う。民主党が言うように、官僚支配を打破し、地方分権制度が進むならば(地方分権と官僚支配の打破はセットにならねばおかしなことになる。ここが自民党と違うところであると思う)、少しはましな世の中になると思うのだが。

日銀の短観によると、大きく落ち込み5年3ヶ月ぶりにマイナスになったと発表された。日本経済は全治5年ではないだろうか。
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