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朝から冷たい雨が降り続いている。今日はこのまま気温が上がらず、昨日との最高気温の落差は13度だという予報が出ている。いつもながらの季節の変わり目の儀式ということか。

東京マラソンで、市民ランナーがエリートランナーを押しのけて、3位に入ったことが大きなニュースとなっている。市民ランナーといっても箱根駅伝にも出場したことがあるランナーであり、並みの市民ランナーとは違うのだが、走るのが仕事ではなく、仕事の合間にトレーニングをするという環境の中で、今シーズン日本最高記録(多分そうだと思う)で走ったというのは快挙だと思う。

アマチュアがプロを破ったという見立てで報じられている。その道で生計を立てているプロがいる中で、他に本業を持つアマがプロを破るというのはどの分野でも大きなニュースになる。

囲碁や将棋の世界でアマがプロに勝つと大騒ぎになるし、学生横綱が幕下付け出しでデビューしても、すんなり十両に昇進するのは稀である。学生相撲などは学業そっちのけで、相撲に明け暮れしているのに、ガチンコ相撲の中では、プロの壁は高いのである。

マラソンの世界でも同様であるはずなのだが、この数年一流ランナーの証である2時間10分を切るランナーは数えるほどしか出ていない。瀬古や中山、宋兄弟が活躍した80年代とは雲泥の差である。

セミプロという言葉が昔よく使われた。プロではないが、本業よりも競技を優先する人たちで、実業団(懐かしい言葉だ)野球の選手たちを指して使われていた言葉だ。

マラソンのエリートランナーもプロではなく、セミプロの範疇にはいるのかもしれない。そう考えると、あまり大騒ぎをするほどのニュースでもないのではないだろうか。

東京マラソンは市民マラソンの祭典ということだけでなく、日本で唯一の賞金マラソン大会である。川内選手は昨年4位に入り100万円の賞金を手にしたが、今回は3位で200万円にアップした。アマチュアにとっては大きなボーナスだが、プロのレベルで考えるとその10倍にならないと満足できないのではないだろうか。

日本のマラソンランナーはその点でもセミプロだと思う。プロとは矜持の高いものだ。
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