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イチローがヤンキースに移籍するとのテロップが流れた。ここまでの情報では、このトレードはイチロー自身が球団に申し入れたようで、オールスター休みの間に決断したようだ。

10年連続で200安打を達成して緊張の糸が切れてしまったのか、昨シーズンは184本のヒットに留まり、並みの選手では十分な働きなのだが、超一流選手の数字としては物足りないものになってしまった。今シーズンは巻き返しなるかと思わせたが、開幕戦とダルビッシュに対戦した時だけしか輝きは取り戻せなかった。

イチローの永遠のライバルである松井も、ようやく復帰した試合でホームランを打って千両役者ぶりを見せたが、その後の不振は目を覆うばかりであり、何時首を切られてもおかしくない状況にまで追い込まれている。2人とも、最近の活躍は刹那的な線香花火のような気がしてならない。

イチローは38歳、松井は37歳であるが、スポーツ選手の活躍する年齢はドンドン伸びているような気がしていた。イチローなどは、45歳になっても現役でバリバリ活躍していることを想像していたが、昨年内野安打が急減し200本に届かなかった。打てなくなったのではなく、内野安打を稼げなくなったことでイチローの衰えを感じさせられたものだった。

イチロー自身が申し入れたトレードであることを考えると、環境を変えたかったのだろう。ヤンキースに身を置くことで刺激を受け、もう一度輝きを取り戻す可能性はあると思う。

しかし、最近の軌跡を重ね合わせると、輝き方は大輪の花火ではなく線香花火のようなのかもしれない。線香花火のはかない美しさは、日本人の心を揺さぶるものであり、じっくり楽しみたいものだが、BSはこれから2週間オリンピック放送中心の編成になる。イチローの線香花火的活躍はどれだけみられるのだろうか。

イチローは環境を変える選択ができたが、松井に選択の余地はあるのだろうか?


 

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昨日の夜のNHKスペシャルは、福島の原発のメルトダウンに至った過程を、津波だけでなく地震による配管の破損について触れており、例によってアルコールが入った状態での視聴であり、細部はあやふやな面もあるが大きな問題提起をしていたように思う。

圧力を逃すためのバルブの開閉は空気を送り込み、その圧力によってバブルが開かれて圧力を引き下げる仕組みになっているらしい。そのバブル操作ができなかったのだから、配管の亀裂が起こっていたと考えるのが、有力な推論の一つだと思う。推論にならざるを得ないのは、原子炉の中に入ることができず、検証不能だからである。

電源喪失が事故を引き起こした第一の理由だろうが、緊急避難的処置のバルブが開かなかったことが水素爆発につながり、放射能を拡散するということになったのではないだろうか。津波の被害だけでなく、地震の被害もあったとする国会事故調の指摘は正しいとと思う。

番組では、原子力発電所の耐震基準が、部位によって異なる点を指摘していた。ここからはうろ覚えなのだが、原子炉本体とバルブを開閉する配管の耐震基準が2段階くらい違っていたように思う。おかしな話だ。

本丸を堅固なものにしていても、外堀と内堀を埋められてあっけなく落城した大阪城のようなものだ。ここで疑問になるのは、昨年鳴り物入りで実施されたストレステストの結果である。大飯原発はストレステストを二次にわたって合格したそうだが、本丸だけでなく外堀もしっかりチェックしたのだろうか。金曜日に官邸周辺に集まっている人でなくても、気になるところだ。

人災というのは、緊急時の“菅直人リスク”だけでなく、物事の全体を俯瞰的に眺め、おかしな点を顕微鏡的に調べるということをせずに、結論ありきでそのための証拠(言いかえると論理の説明に都合のよいものだけ)集めをするというのも人災ではないだろうか。

原発再稼働を考える上で、昨夜のNHKスペシャルは優れた内容だったと思う。発表されたものにだけ頼らず、取材を積み重ねての問題提起であり、久しぶりにジャーナリストの気概を見た気がした。

国会事故調の報告書は、英文レポートに合わせて日本語版を書きなおすことになったらしい。間もなく、政府事故調の報告書が公表される。どのような態度・中身であるのか注目されるところだ。


プロ野球選手会が、WBCへの不参加を発表した。よくわからない問題だが、収益配分の偏りが是正されないことに対する抗議の意味をこめてのものであるらしい。メジャーリーグと、選手会に66%配分されているのに対して、日本への配分額は13%と大きな開きがあるためで、メジャーの金儲けに利用されているだけだという意識のようだ。

16カ国が参加している大会だから、単純に参加国で割ると6%ちょっとになり、日本はその2倍を獲得しているのだから、“優遇”されているという見方もできる。しかし、収入の多くを占めるスポンサー料は、日本が半分以上占めているのに取り分が少ないことが問題になっているとのことである。

取り分というと個人の金儲けの事を連想してしまうが、オールスターに合わせて開かれた選手会の総会で、満場一致で決められたのだからそうではないのだろう。選手会としての活動に充てる自主財源についてのものだと思う。

情報が少なくて、参加拒否についての判断は今のところできないのだが、テレビのニュースで流されたコメントについて気になることが2つあった。

コミッショナーは、「多くの日本のフアンにとってのWBCの意味も考えてほしい。それは金目では換算できない。出ないことの影響も真剣に考えなければ。」とコメントしている。去年の開幕時期を巡るゴタゴタの時は、特定球団の意見に同調し、国民の心理には全く関心をよせなかったのに、今回は“フアンの気持ち”を持ち出している。

WBCに利権を持つのは読売新聞だろう。去年の開幕のゴタゴタも、主犯は読売である。どうもコミッショナーというのは、読売の傀儡としか見えないのは、うがちすぎだろうか。

もう一つは、メジャー関係者のコメントで、「主催者には、世界に野球を普及するためのものや、出場選手の保険料などの経費負担が大きい。もし保険料負担をしなければ、出場国が3~4カ国になってしまうだろう。」というものである。

普及費用と並んで、保険金の支払いを取り上げている。大会で怪我をして、選手生命に影響を及ぼすようなことがあれば大変だから、保険を掛けるというのはわかるのだが、66%と13%の大きな差になるような高額保険料が必要なのだろうか。

野球よりも身体がぶつかり合って怪我をする可能性が高いサッカーやラグビーのW杯では、保険金がどうなっているのか。前回のWBCでは村田が怪我をしてしまったが保険金はどれくらい支払われたのだろうか。

保険についていくつも気になることが出てきてしまった。選手会の参加拒否は、よくわからないことだらけだ。


昨日は、今年の最高気温を記録したが、午後からは様相が変わってきた。北海道のオホーツク海沿岸にもたらした最高気温が15度にも届かない、冷蔵庫のような高気圧が徐々に南下してきたためだ。節電のためには嬉しい限りだが、3日以上居座り続けると農作物に被害が出る厄介者だ。

九州ではまだ大雨が降り続いているようだが、気象庁が今年から始めた大雨に関する気象情報で問題が生じている。一昔前の情報は、注意報と警戒警報の2種類だけだったが、何年か前に「記録的短時間大雨情報」というものが警戒警報のもう一段上の注意喚起情報として付け加えられた。

この定義は数年に一度しか起こらない、“稀な”状況を示す言葉として作られたそうである。ピンと来ないのは、“稀な”という言葉からはめったに起こらないという連想をする人が多いと思うが、数年に一度というのは“よくあること”と思うためどちらの言葉に比重を置いて考えてよいのか分からなくなってしまう。

曖昧な気象用語を作ったものだが、今年になって「これまでに経験したことのない大雨」という気象情報が、記録的短時間大雨情報のもう一つ上の警戒レベルとして付け加えられた。

気象庁では注意喚起を促すために、言葉を用いる方針に切り替えている。50年に一度起こるかどうかという大雨のレベルを言うそうだが、経験したことのない大雨という言葉は、自治体の防災担当者の前を素通りしたようである。

一昨日のクローズアップ現代で放送されていたのは、河川の水位計の数値を食い入るようにチェックしている姿だった。河川の水位というのは上流でどれだけ降ったかで決まるのに、水位計だけを注視していたため、急激な増水に避難指示を出すタイミングが遅れてしまったようだ。

問題は、「これまでに経験したことのない大雨」という、わかりやすい(?)言葉にあると思う。特に“経験したことのない”という表現に問題がある。経験したことがないと言われても、経験がないのだから、どんなものか咄嗟には想像できないのではないだろうか。

言葉という人によって取りようが異なる曖昧なものより、定義通りに「50年に一度の大雨」と表現した方が想像力がより働くようになると思うのだが…
「風が吹ーいているー」という歌声がすっかり耳になじんできて、五輪モードに徐々に入ってきたのだが、これを歌っているグループの名前を「いきものがたり」だと思っていた。日本語としてはおかしな言葉だが、歌うということから、物語という言葉を勝手に連想していたためだろう。生き物と物語を重ね合わせて作ったネーミングという解釈だ。

ところが、先日「いきものがかり」という名称で、グループの男性二人が小学校時代に「生き物係り」の仲間だったことからつけられた名前である事がわかった。何かの記事で読んで初めて分かったのだが、「いきものがたり」と思い込んでいたのは眼から入った情報ではなく、耳から飛びこんできた情報だったからだ。

最近耳が遠くなっているような気がする。インタビューをしていても、小さな声で答えられると聞き返すことがよくあり、ホテルに泊まってテレビをつけた時にまずやるのは音量を上げることだ。この間ホテルに3回泊まった時には、全てそうだった。

耳の衰えと同時に、芸能関係の情報はラジオやテレビなどの音声情報からだけで、活字媒体からはほとんど入手していないことに気が付いた。毎朝読む日経にはクラシックやオペラなどの芸術はあっても、芸能にまつわる記事は訃報以外ほとんどお目にかかることはない。たまに読むスポーツ新聞や夕刊紙でも芸能面は飛ばしている。

こうして勝手に思い込んでいても、「いきものがたり」という名前は人に話したり、文章にすることはまずないので実害はない。しかし、漢字の覚え間違いは、パソコンを使う前には影響が出てくる。

大抵は、小中学校の書き取りで修正されるのだが、その網をかいくぐって社会人にまで引きずった言葉がいくつかある。新幹線の幹の字が車扁になっていたり、奈良の奈の字の大の部分が天になっていたことを想い出す。その他、荒れるという字もそうだったが、どんな間違いだったのかは忘れてしまった(ひょっとしたら忘れるに下の部分がなっていたかもしれない)。どうも勝手な思い込みが私には多いようだ。気をつけねば。

「いきものがかり」のお陰で、せっかく五輪モードになってきたのに、国会審議では2日続けて首相の開会式出席の是非が取り上げられている。東京への招致(失われた30年を回避する有力なイベントだと私は思う)の大事な節目なのだが、政治の虜にするのはいかがなものか。




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