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涼しさとともにお湿りがやってきて、渇水が心配されていた利根川水系のダムも水位が上がり、取水制限も撤回された。この夏は太平洋高気圧が強かったために、猛暑の洗礼を受けたがそのために本土への台風の接近はなかった。

今もフィリピンの東側に大型台風が居るが、今のところの進路予想では今年の台風のパターンである朝鮮半島がターゲットになっているようである。来週あたりに長崎に出かける、その頃には通り過ぎていると思うのだが。

民主党は野田再選を受けて執行部の人事を発表した。長老の幹事長は留任し、その脇を若手3人で固める布陣となった。2人が主要閣僚であるため、内閣改造も行われることになった。

「近いうちに」選挙があるのに、今更内閣改造とはどうかと思うのだが、ここで想い出したのは「ポツダム○○」という言葉である。ポツダムとは日本が降伏をさせられるにいたった米英仏中の4カ国で起草されたポツダム宣言の事を指し、○○には軍隊の階級が入る。

日本軍は、降伏するに際して兵士の位を2階級上げたのである。今でも殉職した警察官が2階級特進されるが、それと同じ意味合いを持つのだろう。私の親父は6年間中国に出征し、終戦の翌年2月に内地に帰還した。その時の階級は、陸軍上等兵であったという。

上等兵というのは、下から3番目の位である。ポツダム上等兵であるから、終戦間際まで最下級の2等兵であったわけで、いくらなんでも6年間も軍隊生活をすれば、少しは昇進するはずで6年間も昇進しないというのはどのような兵隊だったのか、怖くて親父にこの疑問を訪ねることはできなかった。

私にとっては、「ポツダム上等兵の謎」がいまだに残っている。いずれにしてもポツダム○○というのは上げ底の昇進である。

選挙で苦戦が予想される民主党議員にとっては、大臣の肩書は護符のようなものであろう。しかし、政権維持に汲々としているような幹事長の続投では、選挙になるとポツダム大臣の屍が累々と浮かびそうな気がする。それにしても、野田首相はつくずく人事が下手だと思う。


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ヤンキースのイチローがここにきて大活躍をしている。元々固め打ちをするタイプだったが、昨年はそのスイッチが入らずに200本に到達せず、今年も10日ほど前までは2割6分台の打率に低迷していた。

それが、この1週間ほどで3安打以上を続け、2割8分台まで打率を急上昇させた。もう少し早くスイッチが入っていれば200本安打に復活できたのに、少し遅すぎた感じだが、優勝争いを終盤まで繰り広げていることがイチローにスイッチを入れさせたのだろう。

優勝争いだけでなく、プレーオフという敗者復活戦を採用することで、終盤まで白熱した試合が展開されることになる。サッカーのJ2などはその典型で、今までの3位までの自動昇格から、今シーズンは自動昇格は2チームまでで、3位から6位までのチームによってプレーオフを行い1チームが勝ち上がるシステムに変更された。

6位までにチャンスがあるわけで、今のところ甲府が頭一つ抜け出しているが、自動昇格の2位の湘南と3位の京都との勝ち点差は2で、1試合で逆転する可能性があり、3位の京都に勝ち点差3で3チームが並び(ここまでがプレーオフ進出権がある)、さらに勝ち点差1で1チーム、勝ち点差2で2チームがいるという混戦になっている。

後7試合あるため、昨日の時点で自動昇格圏にいる湘南が、プレーオフにも出場できない事態も十分起こりうる状況にある。プレーオフという敗者復活制度が、白熱した試合を多くするという典型のようだ。

自民党の総裁選挙にもプレーオフがある。1回目の投票で過半数をとるものが居なければ、上位2人の決選投票があるというもので、5人という大勢が立候補したため過半数をとるのが難しいとされている。

問題はプレーオフになると2位が逆転する可能性が高いことにある。トップになると見られる石破氏は国会議員の支持は少ない(脱派閥を掲げているため長老連中の覚えが悪い)が、地方票で優位に立っているため1位通過が確実視されている。

しかし、プレーオフでは「石破憎し」の表が集まり、2位になった候補に国会議員票が集中し、逆転勝利となる見方が多いようである。そのためにプレーオフ出場権をかけた2位争いが熾烈になっているというのが、現在の状況のようだ。

おかしな話である。国会議員の支持と、党員の支持が真逆になっていること自体疑問符が付くし、決選投票で党員の支持が少ない候補が逆転勝利というのは、民意を大きく損なうのではないだろうか。

石破氏がプレーオフに勝つためには、1回目の投票で圧倒的多数で地方票を獲得するしかないのだが、各得票数に応じて割り振られるドント方式では過半数を獲得するのは容易ではないだろう。

国会議員の投票で2位が総裁に選出されるようなことになったら、近いうちの総選挙で首相に選ばれることはないように思うのだが。
今朝は、窓を開けたままでは少し寒いぐらいだが、気持ちの良い涼しさである。このまま一気に本格的な秋に突入してほしいところだが、予報では明日から夏が盛り返すとのこと、今日は束の間の秋を味わうことになりそうだ。

大陸にも涼しい風が流れているのだろう、あっという間に反日デモが収束したようだ。各地の暴徒化したデモにより、損害保険の金額が100億を超えるという報道がされていた。保険が適用されることはよかったのだが、リスクの大きい地域として今後は保険料が大幅に値上がりするのではないだろうか。

あっという間にデモが拡がり、あっという間の収束ということを見ると、政府のコントロールによる官製デモと言われても仕方がないだろう。どこまで確かな情報なのかわからないのだが、デモ参加者に100元の日当が支払われたという話や、警官が私服に着かえてデモの先頭に立って誘導したというような話もある。

デモと言うと、昔の安保闘争や最近の反原発デモにみるように、体制に対する抗議活動が日本では当たり前なのだが、中国では御法度である(地方政府に対しての抗議活動は時折散見されるのだが)。

しかも、今朝の日経の記事によると、今回の反日デモについてテレビや新聞ではデモの様子を知らせる記事は一切ないということらしい。略奪・放火などの乱暴狼藉は一切国民には知らせないということなのだろう。

「国境なき記者団」が発表している報道自由度では、世界179の国・地域で中国は174番目ということになっている。国が成熟化すればするほど国民の権利意識は大きくなってくる、いつまでこのような言論統制ができるのだろうか。そう遠くはないような気がするのだが(「近いうち」ではないが、10年以内には転機を迎えると思う)。


「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がぴったりあてはまり、ようやく秋の空気と入れ替わったようで、昨夜は今シーズンの初鍋となった。きっかけは、昨日の相撲中継で幕下以下の優勝力士インタビューで、三段目の優勝力士が部屋のちゃんこ番をやっており「今晩はさっぱりしたトリのちゃんこの準備をします。」という言葉を聴いたからだ。

三段目とはいえ、優勝した夜ぐらいはお祝いをするのかと思ったが、関取とは違いちゃんこ番をするのが当たり前なのだろう。子どもの頃母親から、「お前は“話食い”やな」ということをよく言われたが、昨夜も三つ子の魂の血が騒ぎ、鶏の鍋になった次第だ。

広島・大阪への出張では新幹線のトラブルもあり、美味しいものにありつけることはできなかったが、逆にじっくり読書することはできた。今回の出張の友は、「昭和史」(中村隆英著 東洋経済新報社)である。

93年に出版されたもので、これがこのほど文庫化されたものである。虎ノ門の書店で大きなポスターが目に付き、買い求めておいたものである。宣伝に釣られて買ってしまうというのは、ここでも“話食い”の本領発揮というところか。

450ページほどの上下2巻になっているが、ようやく上巻が終わりかけたところである。新幹線で広島までの往復8時間に、新富士での停車時間1時間半を加えると10時間ほどの読書時間があったが、居眠りや喫煙ルームの利用などで2時間ほど抜けたが8時間ほどは読書に集中していたと思う。

それでも、上巻の9割ほど読み終えただけである。文庫本の小説なら1時間に100ページは読めるのだが、その半分ほどにペースダウンしてしまっている。著者は経済史の専門家のようであり、政治だけでなく経済の観点からも時代を分析しており、中身が濃いためにペースが上がらなかったのであろう。

上巻は大正の末期から、終戦まで。下巻は戦後復興から昭和の終焉までの構成になっている。全部読み終えてから感想を書くべきなのだが、前半だけでも書きたいことが一杯できてしまった。

これまで昭和の歴史というものにあまり興味を持つことはなく、特に戦前の戦争に至るまでの歴史を描いたものをきっちり読んだことはなかった。忌まわしい歴史を振り返りたくはなかったのかもしれない。

それだけに、新鮮な目で読むことができて新しい発見が一杯出てきた。政治の世界では、二大政党制で政権交代が頻繁に行われたが、足の引っ張り合いが繰り返させられていたということだ。「閣内不一致」を叫んで政権を揺さぶり、変わっては見たものの、攻守所を変えただけという政治が延々と続くのである。

後で調べようと思うのだが、大正末期から開戦までに何人首相が変わったのだろうか。1年任期の首相や、足の引っ張り合いなどは今の状況と全く同じだ。なぜ日本が敗戦に至ったのか、政治家の大好きな“勉強会”にこの本をテキストにすることをお勧めしたいものだ。

日本の満州から始まって、中国への進出の歴史を淡々と触れているのだが、それだけに中国人が日本に対してどのような思いを持つのかがよくわかる気がした。「毅然とした態度」という言葉を使用禁止にしなければならないという思いを持ってしまった。

巻末の資料に、日本の太平洋戦争による人命被害が掲載されている。240万人余りの人が亡くなり、内訳は軍人190万人、民間40万人である。ヨーロッパに目を転じると、ソ連が2000万人を超え、ドイツ680万人、ポーランド610万人と日本をはるかに超える犠牲者が出ている。

ヨーロッパの戦いの凄さがよくわかる数字で、ユーロの持つ意味がよくわかったのだが、中国の被害はどこの資料にも出てこない。数えきれないということだろうか。

昭和の歴史から目をそらさず、我々の先祖は何をしたのか冷静に見つめ直す必要があると思う。経済学者が淡々と歴史の事実を拾い集めている。良書だと思う。



今朝の空気はひんやりと気持ちがよく、ようやく待望の秋の空気に入れ替わったようだ。一昨日の朝は広島だったが、朝から乾いた空気で秋の匂いを感じさせられた。それが夕方に大阪に入ると蒸し暑く、がっかりさせられたものだった。

しかし、昨日の朝には広島で感じた乾いた空気が立ちこめ、大阪でも秋の到来を実感し、楽しみにしながら東京に戻ったのだが、夕方の東京駅の空気はまだ残暑でがっかりした。(汗をたっぷりかいたのは、ほかにも理由があるのだが)

今朝はそれが一転してようやく秋の訪れを感じさせられる空気になっており、ほっとしている。秋の空気は北から来るものだと思っていたのに、西から押し寄せてくるというのは意外な感じがするのだが、台風が運んできたためなのだろう。

火曜日の夕方5時過ぎに新幹線で広島に向かった。広島には10回以上出かけているが、新幹線を利用したことはなくいつも飛行機である。今回は広島で仕事を終えた後、因島と大阪でも仕事を入れたため、途中下車を繰り返して交通費を節約するという意味もあって新幹線利用としたのだ。

台風に向かって吹きこむ湿った空気のために、米原と岐阜羽島の間で運転見合わせとなり、私の乗ったのぞみは新富士で1時間半もストップしてしまった。ようやく動き出したものの、米原を過ぎたあたりで「この列車は新大阪どまりに変更します。後続ののぞみも全て新大阪どまりになります。博多方面へは岡山までのこだまと接続します。」というアナウンスが流れた。

“のぞみが断たれた”わけで、新大阪で降りてあくる日に広島に向かうか、こだまに乗り継いで、岡山まで前進するかの判断を迫られたわけだ。車内で説明に巡回している車掌に尋ねても同じ答えしか返ってこなかった。

新大阪の駅で情報収集してから考えようと決め、新大阪で列車の案内表示を見るといくつか博多行きの「のぞみ」も表示され、駅員に尋ねると表示されているものは全て運行されるとのことであった。後続ののぞみも大阪どまりのはずなのに、といぶかしく思っていたのだが、新大阪発の列車に乗って見て理由が分かった。

新大阪以西はJR西日本のテリトリーであり、列車遅延のためJR東海の車両が使えなくなったためのようだ。慌てて車両の手配をしたためか、新大阪始発ののぞみは全て座席が東京方向を向いたまで入線しており、乗客が自ら座席の向きを変えなければならないありさまだった。

先走って新大阪や岡山のホテルを手配しなくてよかったのだが、JR西と東海とのコミュニケーション不足のまま、乗客に不安を与えるようなアナウンスというのはいかがなものかと思う。

“のぞみがつながり”広島に到着したのは予定より2時間以上遅れた12時前であった。昔なら2時間以上遅れると特急料金の払い戻しがあったのだが、今はその制度はない。異なる会社が一本の列車を運行しており、責任分担がはっきりしないためなのだろうか。

JR東海に少し腹が立ったのだが、昨日は逆に感謝しなければならないことになってしまった。あろうことか、新幹線の車内にカバンを置き忘れてしまったのだ。

新大阪で好物のわらびもちを買い、車内で飲んだビールの缶や新聞に気をとられカバンを持たずに下車してしまったのだ。しかも気がついたのは東西線に乗り換え、電車が動き出してからというお粗末さだ。大事なメモが入っており、紛失すれば今回の出張が意味をなさなくなってしまう所だった。

カバンは無事救出されたが、認知症の先触れかという出来事に、昨夜は複雑な心境になってしまった。


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