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今日は午後から雨が降るそうだが、今朝は晴れ間が覗いており、ひんやりとして気持ちの良い朝だ。これから2ヶ月くらいが最も過ごしやすい季節だろう。

先週末に、ゲートボールの仕事で関係者にインタビューするために、新潟県に出かけた。新潟はゲートボールの会員数が1万人を超え、全国一の県である。東京は場所がないこともあるのか7千人で新潟の半分しか愛好者はいない。

明治13年の人口統計では、全国3300万人の人口で、新潟県は150万人で実質トップ(当時は33の府県しかなく、最も人口の多い石川県は現在の福井、富山と合わせたもの)、東京府は90万人でベスト10にも入っていなかった。ゲートボールの会員数は全国で27万人であり、東京と新潟の関係は明治13年当時の人口分布と近似しているのが面白い。

新潟県の中でも最も多いのは新発田市で、人口12万の街で1000人近い会員数を抱えている。150人に1人が愛好者となっている。人口が最も多く、新発田の5倍の人口の新潟市は700人しか会員がなく、ゲートボールは地方を代表するスポーツといえそうだ。

当日は新発田市で市内の大会が催されており、50チームが芝生のグランドに集まり、10のコートに分かれてリーグ戦を競っていた。中々壮観な眺めであり、高齢者が大半を占めているせいか、和気藹々とした感じがあった。

高齢者に混じって20代の若手の姿も見られ、若手主体のチームと高齢者チームの試合では、整列する後姿は凸凹で(競技順に従い交互に並ぶ)微笑ましいものがある。高齢者のチームも実力差に臆することなく、果敢に仕掛け、心意気も感じさせられた。

新潟県の代表チームは昨年の日本選手権のチャンピオンとなり、今年はシード権があるため、もう1チームに出場権があり、新発田のチームがシードされている昨年のチャンピオンを破り、日本選手権の出場権を獲得している。

代表クラスのメンバーとお年寄りが一緒になってゲームを楽しんでおり、地域スポーツとしてのゲートボールの魅力が感じられる。参加者に話を聞くと、近所で誘い合ってゲームに参加しており、近所づきあいがベースとなっている。

又、代表クラスの若者も、お年寄りから教えられて始めており、近所のバックアップもあってジュニア時代から全国大会の経験を重ねて成長している。

大会の企画や運営、試合における相互審判制(ゲームのないチームの選手が審判を勤める)などすべて自分たちの力で実施しており、“地域力”がそのまま表れているような気がする。

ゲートボールの盛んな地方は、活力という面でまだまだ可能性を秘めているような気がする。ただ、高齢者が活力を維持している、今がラストチャンスかもしれないが…



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霧雨程度だと油断して散歩に出かけたら途中から本降りになり、朝からひどい目に遭った。雲行きの怪しい時は、面倒がらずに杖代わりに傘を持とう。

今日の日経の朝刊に、FIFAのプラッター会長のインタビュー記事が掲載されている。その中に、FIFAの収入についてのデータも掲載されている。

FIFAの活動はW杯を中心に運営されているので、収支は03-06年の4年間をまとめたものになっている。単年度決算がほとんど意味を持たないためで、4年単位でモノを見るという、IT時代のドッグイヤーとは対照的なのが面白い。ヨーロッパ的であり、アメリカではこうはいかないであろう。

4年間の収入は3170億円であり、そのうち2800億円をドイツW杯が稼ぎ出している。W杯のテレビ放映権は1600億円でW杯の収入の6割近くを占めていることになる。W杯の支出は860億円であるから、テレビだけで経費をまかない、さらに巨額の利益をもたらしたことになる。

テレビの放映権のうち45%をヨーロッパで、11%をアメリカが負担したことになる。日本も5%程度の負担になっているのではないだろうか。国連の分担金はアメリカが18%、日本が10%を負担していることを考えると両国のサッカー経済における地位は低く、ヨーロッパにかなり偏っていることがわかる。

アメリカではサッカーは4大スポーツからかなり距離があり、メジャーなスポーツにはなりえていない。一昔前にはサッカーの神様ペレが在籍し、最近ではベッカムが参加したにもかかわらずだ。私は、これはテレビの影響だと思っている。

アメリカで最も人気のあるフットボールは攻撃権の移動が頻繁にあり、選手の入れ替わりのためにしばしばゲームが中断する。

野球もインニングの切り替えや、投手交代などでしばしば中断が生じる。これがスポットCMを入れるタイミングにぴったり合うのである。フットボールなどは最後の2分になると「2ミニッツウオーニング」と称される特別な中断時間を設置しており、商業放送には都合が良いようになっているのである。

サッカーは45分間一気にプレーを消化し、途中でCMを入れる間が生じない。ラグビーやサッカーがアメリカでそれほどメジャーにならないのは、このせいだと私は思っているのだがどうだろうか。

今日は体育の日。スポーツのマーケティングの特色の一つである飢餓のマーケティングについて考えて見たい。スポーツのマーケティングの世界においては、飢餓状態を意識的に作り出すというマーケティング手法がとられることがある。

 

例えば、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースは、現在新スタジアムを建設中であるが、新スタジアムの収容人員は51千人で、旧スタジアムより6000人減るという。あえて収容人員を少なくしているのである。これまでも常に満員の状況にありながら、拡幅するのではなく、絞り込むというのに違和感を覚える人は多いと思う。

 

その理由は、チケットの希少性を高めることによって、いつでも観ることができる状態ではなく、「観ることができる幸運」によりチケットの価値を高めているのである。

アメリカの4大スポーツの一つである
NFLは、野球を凌ぐ人気で、そのクライマックスであるスーパーボウル(ボールではない)は毎年40%を超える高い視聴率を上げ、歴代視聴率トップ10の中に、4本食い込んでおり、2007年のスーパーボウルの視聴率42%は、21世紀に入って最高の数字となっている。

 

このNFL人気の一つの理由が希少性である。NFLのレギュラーシーズンはわずか4ヶ月、プレーオフが行われるポストシーズンをあわせても5ヶ月しかない。

 

この間、レギュラーシーズンには1チームあたり16試合が組まれている。ホーム&アウェイのため地元で試合が行われるのは8試合しかない。そのためにチケットの希少性は否が応でも高まり、常にスタジアムは満員の状況を創りあげているのである。

 

意識的に飢餓の状況を創りあげているというのは、期待値を向上させるための戦略ということができる。お腹が減った状態で食べ物を見ると思わず涎が出てくるが、これは食べ物に素早く反応するためである。

 

顧客満足度調査を行っていると、期待値が高いほど満足度が高いという結果が出ている。飢餓のマーケティングとは期待値を向上させ、期待で“わくわくする”状況を作り上げる手法ということができる。

 

気をつけなければいけないのは、常に飢餓のマーケティングが功を奏するとは限らないことである。飢餓のマーケティングが成立する条件は、ブランドが確立していることが前提にあると私は思うのだが。

ラグビーW杯は今朝決勝トーナメントの2試合が行われ、優勝候補のオーストラリアとニュージーランドがイングランドとフランスに相次いで敗れる番狂わせがあった。

番狂わせが一番置きにくいゲームがラグビーだという私の持論が完璧に打ち破られた一日であった。

イングランドは前回大会優勝者のウイリアムズが4本のペナルティゴールを決めて、12-10の逆転勝利、フランスも前半3-10から後半盛り返して20-18の逆転である。いずれも2点差、後半での逆転という同じような展開での勝利である。

絶対的な存在の2チームが敗れたことで、これから先の予想が全く分からなくなった。どこが優勝してもブックメーカーの配当は大きなものになるのだろう。

それにしてもニュージーランドは、これまでの大会でいつも予選リーグは圧倒的な大佐で勝ち進みながら、決勝トーナメントで実力を発揮できずに敗れるという展開が2回大会以来続いている。

圧倒的な実力を持ちながら一発勝負に弱いというのは、国民性なのだろうか。第1回のオーストラリアとニュージーランドでの共同開催以来、毎回本命視されながらの敗退である。次回大会はニュージーランド開催なので、勝負弱さをホームの利でカバーできるかもしれないがどうだろうか。

サッカーのW杯もこのところ、ヨーロッパで行われる大会はヨーロッパが、その他の地域で行われる大会は南米勢が優勝している。地の利というのは大きいものだとつくづく感じさせられる。

昨夜はライブで観戦するつもりをしていたが、金曜からの出張疲れで爆睡をしてしまった。不覚。
メジャーのプレーオフが昨日からはじまった。4チームに日本人選手が所属しており、目が離せない。今日はロッキーズの松井が満塁ホームランを含む3安打で5打点の大活躍である。ヤンキースの松井はこれから試合が始まるがどうだろうか。

日本もこれからCS(クライマックス・シリーズ)が始まるが、今ひとつ盛り上がりにかけるような気がする。巨人や日本ハムで既に胴上げをしており、これからCSでリーグの代表を決めるのが何か違和感を感じる理由だろう。

それとシーズンの試合が終わっていないのに、一昨日高校生を対象としたドラフト会議が行われたことも、CSへの期待感を削ぐことになっているのではないだろうか。スケジュールの見直しが必要なのではないか。

3位までがCSに参加するというのも、盛り上がりに欠ける要因の一つである。リーグ優勝はCSの結果にかかわらず、シーズンの結果で決められるのだから、CSはパの1位とセの2位、セの1位とパの2位というタスキ掛けで行うのが興味を増すのではないだろうか。

一昨日の高校生ドラフトは有力選手3人に集中し、くじ引きとなった。これまでだと、“意中の球団”があり、その球団の指名以外は進学や就職するという報道が事前に流れていたが、今年の場合はその種の情報は全くなかった。

指名が確定した直後の記者会見では、3選手とも淡々と会見に臨んでおり、プロ野球の選手になれることの喜びを素直にあらわしていたように見受けられた。

今年の春に発覚した一連の不祥事で、監督を筆頭とする“関係者”が動きにくくなったことがその大きな理由であろう。スポーツ新聞の取材も有力選手を抱える監督を情報源とすることが多く、今年は事前の選手情報の取材に苦労したのではないかと思われる。

ドラフトというのは戦力拮抗を狙ってのものであるはずで、くじ引きではなく、ウェーバー制による下位チームからの選択というのが正しい姿だと思うのだがどうだろうか。


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