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北東からの風が残っていると、朝早くは曇っていることが多く、陽が高くになって青空が広がるというパターンになる。ところが、南よりの風になると早朝から晴れ渡り、一日暑い日となる。今日は後者のパターンで、陽射しが強く暑い一日となりそうだ。いよいよ梅雨明けになりそうである。

原油高騰の影響で各地の漁業者が漁を休み、アピールをしている。燃料費の上昇が魚価に反映されないための措置である。魚価は需給関係で決まり、コスト積み上げでは決まらないことに漁業者の悩みがある。

同じ食品関係でも、製造業の範疇に入ると、値上げが可能である。食用油やカップめん、マヨネーズ、ビールなど昨年来価格が上がっている商品は数え切れない。「価格交渉力」が存在するためである。

魚価はせりによって値段が決まるため、「価格交渉力」を発揮するには休漁による生産調整の方法しかない。来週には全国一斉休漁をするそうであるが、築地市場では魚価にほとんど影響を出さないとコメントしている。

和歌山県のハモ漁の組合では、1日だけでは効果がないとして、1週間の休漁をするようである。ここまでやると、さすがに築地の市場でも魚価が上がるような気がする。

しかし、魚価が上がって一斉に出漁し、皆がせっせと仕事に励むと、需給バランスが狂って元の値段にまで下がってしまうのだろう。行動経済学で示すところの「囚人のジレンマ」の典型的な事例である。

この問題を抜本的に解決するにはインフレしかないのではないだろうか。インフレは、価格や価値体系のリセットであると思う。数年来の資源や食糧の国際的な高騰は、投機的な動きだけではなく、価格や価値の国際的なリセットであり、「神の見えざる手」のなせる業と見たほうがわかりやすいと思う。

オイルショックの時に、猛烈な物価の上昇を受けて4月に6万円から6万3千円に昇給した給与が、その年の9月に9万6千円へと一気に跳ね上がったことがある。まさにリセットのスイッチが入ったのである。

どうもその時期に来ているような気がするのだが、その時に備えて何をすればよいのだろうか?

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今年の1~6月のビール系飲料のシェアで、サントリーがサッポロを上回り、最下位の座を脱出した。春先に原料高騰の影響で各社は値上げに踏み切ったが、サントリーは唯一値上げをしなかったことが大きな要因と言われている。

「やってみなはれ」の一言で参入したビール市場で、50年近く経過してようやく、3位になったのである。サントリーではお祝いをしているのではないだろうか。

ビール系飲料の出荷量は2000年代に入って減り続けている。衣料品やスーパーの売上同様に、消費ダウンを示す典型的な商品と見ることができる。

15歳から64歳までの生産年齢人口は95年がピークであり、それ以降は既に減少が始まっている。総人口の減少は2005年からであり、それより10年も早く消費の中心となるべき層の人口が減り始めているのである。

これがビール系飲料の低迷の大きな要因であり、発泡酒や第三のビールなどへの移行による単価ダウンも加わって、酒の小売店に大きな打撃を与えた。酒屋は免許制度に守られ長らく14万店の規模で推移していたのだが、90年代半ばから急速に減り始め、今では5万店を切って半分以下になっている。

発泡酒と第三のビールの出荷量は、合計するとビールの出荷量に並ぶところまで来ている。安価な商品を売るとなると、スーパーの独壇場になる。我が家も20年前は酒屋に配達してもらっていたのだが、ディスカウンターの出現で切り替わり、さらにこの数年は近くのスーパーに切り替わった。

スーパーでの店頭販売では、価格が大きな決め手となる。春先までは6缶で600円を切る価格の物も多く見られたが、値上げ以降は700円台のものが多く、サントリーの価格の安さが際立っている。最近買っているのは「ジョッキ生」である。

気分転換にたまに高級品も買うのだが、昔は「エビス」だったのが最近では「プレミアム・モルツ」である。サントリーがサッポロを追い抜くことに貢献していることになる。

日経の15面に載っている記事を見ると、上半期の出荷量が大きく減り続けているのに対して、下半期はそれほど大きな減少にはなっていない。昔はビールは夏場の飲料だったのだが、冬場にも飲まれるようになって市場を伸ばしてきた。

それが再び夏場の飲料になったのだろうか。今年も猛暑が予想され、季節の格差が一段と大きくなるのだろうか。
一足先に梅雨が明けた九州では、連日どこかで35度を超える猛暑日となっている。関東はまだ梅雨が開け切らず、すごしやすい日の方が多い。このまますぎるはずがなく、九州の状況からすると、今年は去年以上の猛暑になるような予感がする。

大分県の教育委員会の不正は底なし沼の様相を呈してきた。採用試験では依頼された受験者の点数に下駄を履かせ、平均点が高くなりすぎるのを防ぐために、合格ラインを超えていた「一般の受験者」の点数を引き下げ、調整を図っていたという。

平均点の高騰に気を使わなければいけないということは、「上げ底の厚み」「不正受験者の多さ」の2つの意味があり、今回の不正の悪質さを示していると思う。

教員の採用試験だけでなく、校長や教頭への昇進試験でも手心が加えられていたようで、大分県の教育業界では賂を贈ることが「常識」になっていたのだろう。

報道によると、07年の採用試験では不正により採用した人数が20人を超え、新規採用46人の半数が不正がらみになる勘定である。当初は密かに行われていたのだろうが、「評判が評判を呼び」断りきれずに大量に細工をせざるを得なくなり、挙句の果ての発覚となったのだろう。

教育委員会という教育行政を司る舞台で行われた今回の不正は、独立して組織権限を持つ「教育委員会」の体質に根ざしているものだと思われる。

大分県では過去からもあったような気がするし、大分県だけではないような気もする。今回の摘発はまさに「氷山の一角」ではないだろうか。

昨夜は巨人と阪神の試合が甲子園で行われたのだが、関東エリアでは地上波によるテレビ放映はなかった。巨人戦の視聴率が低迷しているために、中継が昨年からドンドン減っているのだが、阪神相手の試合も放映されなくなったことに時代の変化を感じさせられた。

21世紀に入ってから野球のテレビ視聴率は下がっているのだが、スタジアムでの入場者は在京セリーグのチームを除くと、増加傾向にある。プロ野球に対する人気が落ちているわけではなく、テレビ中継に対する人気が落ちているだけである。

素材に問題があるわけでなく、中継するテレビ局の側に、野球の魅力を視聴者に伝える努力が足りないためである。野球中継の替わりに放映されるのは、タレントがずらりとひな壇に並ぶ番組ばかりであり、とても真面目に見る気がしないものばかりである。

テレビ離れは(少なくとも地上波の民放)ドンドン進むのではないだろうか。

ドジャースの黒田が、あわや完全試合という好投をした。8回にヒットを1本打たれたのだが、ランナーを許したのはそれだけである。記録を逃した途端に緊張感が途切れて崩れるケースもよくあるのだが、ヒットを打たれた後もきっちり抑えたところに意義があると思う。

ところで、ドジャースはこの勝利で西地区の首位に立ったのだが、勝率は5割に届いていない。リーグのレベル差と、地区のレベル差の両方があいまっての結果である。

今シーズンのメジャーリーグは少し異常である。アメリカンリーグが交流戦でナショナルリーグに大きく勝ち越しており、アンバランスを生み出している。

ヤンキースやレッドソックスの入っているアリーグ東地区が最もハイレベルで、ヤンキースは5つの勝ち越しがあるものの上位には大きく離された3位であり、このままではプレーオフに進出することは難しい。

一方、ナリーグの西地区は、勝率5割に満たないで優勝する可能性もある。そのチームがプレーオフを勝ち抜いてワールドシリーズに勝ってしまったらどうなるのだろうか。他所の国のことなのだが少し気になる。

イオンの店舗のリストラについても書きたかったのだが、別の機会にする。

今日は書きたいことが一杯ある。何を取り上げるか迷うところだ。まずは、川に流され行方不明になった人が2人も出たことから。

昨日は、暖気と寒気がぶつかり合い、各地で猛烈な雨が降り、増水した川で2人が行方不明になっている。1人は、富山県で田んぼの用水路に流されたのだが、テレビの映像で見ると用水路の幅は両手を広げれば両岸を掴めそうであり、子供の頃普通に見かけた「溝」のサイズである。

東京でも時折激しい雨が降り、大田区の呑川で川底の工事をしていた作業員が流されている(のみかわに人が飲まれたというのは洒落にならない)。普段は膝の高さしか水が流れていない川であり、事故後の映像でもその深さである。

ニュースによると、現場では小雨でしかなかったのだが、上流の目黒区で猛烈な雨が降り、川が一挙に増水し作業員が流されたようである。ピンポイントの集中豪雨による被害である。

今佐伯泰英の「密命」や「居眠り磐音」シリーズを読み進めているが、登場人物が「猪牙船」(ちょきぶね)を利用する場面が頻繁に出てくる。江戸の下町は湿地帯を埋め立てたものであり、縦横に運河が張り巡らされていた。

物の輸送だけでなく、人の移動も川を利用しており、ちょっとした外出にもタクシー感覚で猪牙船を利用していたようである。それだけ水路が整備されていたことになる。時代劇を見ていると、街並みの風景には堀が必ず登場する。川がそれだけ身近であったということで、現在とはかなり感覚が違う。

東京でも多くの堀は、埋め立てられるか暗渠になっている。それに加えて、残った河川はコンクリートで両岸が固められて雨水の行き場が失われてしまっているので、一挙に増水する。

さらに、最近ではヒートアイランド現象で、都市部に集中豪雨が発生しやすくなっている。三つの条件が重なって昨日の事故が起こったと見ることができ、「都市化」がもたらした災害と見ることができよう。

自然災害については古来からの常識があるが、都市化によって常識を変えなければというのが昨日の事故だ。水を侮らない、新たな防災知識が必要だと思う。



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