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昨夜は窓を開けっ放しで寝ていたら少し寒い位だった。台風の動き次第では、秋の高気圧がまた北に追いやられそうだが、スーパーの店頭にはサンマも並び出したことだし、このまま秋に突入してほしいものだ。

昨日から政府が消費税増税についての、“有識者”による集中点検会合が始まった。初日の昨日は「総論」ということで、今日以降「経済・金融」と「国民生活・社会保障」が2回、「産業」と「地方・地域経済」が1回の合計7回で、60人の有識者が出席する。

私はこの会議の行方について二つの興味がある。一つは、9月2日に甘利大臣が安倍首相に結果を報告するそうだが、どのような取りまとめをするのかだ。仕事柄、アンケート調査による定量調査を行うことが多いが、グループインタビューやデプスインタビューなどの定性調査もしばしば行う。

定量調査は数字という味方があるのだが、定性調査は数字の援護は期待できず、取りまとめには難渋する。今回は60人の識者に対する7組のグループインタビューであり、60人の識者がそれぞれの立場でてんでバラバラなことを発言する。これをどのようなまとめ方をするのかは、非常に難しいことだと思う。

「バラバラでした」というのは馬鹿だと言われそうだし、ある結論を出すと、「先に結論ありき」で都合のよい意見のつまみ食いというように批判されかねないと思う。会合の内容は公開されていると思うのだが、甘利大臣の報告内容についても後学のために公開してほしいものだ。

もう一つは、“有識者”と世論とのギャップだ。昨日の総論では7人のうち5人が容認、1人が段階的引き上げ、1人が反対というものだった。

昨日の日経の世論調査では容認が17%、時期や引き上げ幅は柔軟にが55%、反対が24%であり、毎日新聞の世論調査も似たような結果であったので、世論の数値としては採用してよいように思う。

昨日の結果から見ると、世論とはかなりかい離があるように思える。60人出そろったところで、有識者なるものはいったい何なのかを考えてみたい。





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昨日は一日中エアコンのお世話になることはなかった。今朝も清々しい気候で、8月下旬なのだが待望の秋風が到来したようだ。これからしばらくあちこち出かけなければならないので、一足早い季節の移り変わりは大歓迎だ。

今朝の日経には世論調査結果が掲載されており、「内閣支持率上昇、68% 消費増税7割超が容認」という見出しだった。内閣の支持率というのは、発足当初が最も高く、時間の経過とともにじりじりと下がる“減価償却”が起こり、償却率の多寡が内閣の命運を左右するというのがこのところの常識であった。

しかし、日経の世論調査では内閣の発足時から4月にかけては株価の上昇とともに支持率も上昇し、株価が変調の兆しを見せ始めた5月からは一転して低下傾向を続けていた。「株価連動型支持率」とでも呼べそうな支持率の変化であり、今月も株価は不安定な動きを示しているので、これまでの流れでは支持率が低下しそうなのに反転したのである。

仮説が崩れたわけだが、同じタイミングで毎日新聞でも世論調査をやっており、これによると内閣支持率は55%から59%へと4ポイントの上昇となっている。絶対値はは10ポイントの違いはあるものの、上昇幅は4~5%とほぼ同じレベルであり、支持率の反転は正しいのだろう。

絶対値の違いは、日経と毎日に対する好意度の差によるバイアスと見ることができる。面白いのは、支持率においてはバイアスはあるものの、消費税の増税に対する意見はほぼ同じ水準であることだ。「予定通り上げるべき」は、日経の17%に対して毎日は21%、「引き上げるべきだが、時期や引き上げ幅を柔軟に考えるべきだ」が、日経の55%に対して毎日は51%、「引き上げるべきではない」が日経24%、毎日25%になっている。

メディアに対するバイアスは内閣支持率には影響を与えるが、消費税増税に対しては働かなかったのだろう。憲法問題や外交問題についてはメディアによるバイアス効果がどれくらいあるのか気になるところだが、集団的自衛権の行使について「容認」は日経32%、毎日37%、「反対」は日経54%、毎日53%でありほぼ同じ傾向と見てとれる。

メディアによるバイアスは内閣支持率の絶対値に限定的に現れるとみるべきなのだろうか。

今日は、成長戦略の“特効薬”として語られている、「規制改革」の事について書くつもりでいたが、日経の記事を見ていて気になることが出てきたので、急遽変更した。途中まで書いた、規制改革の問題点については後日に回す。

その記事とは、「次世代加速器の国内候補 東北の北上山地」という見出しの記事である。国際リニアコライダー(ILC)を日本に誘致する際の建設候補地が、国内誘致を推進する科学者らで構成する「ILC戦略会議」の立地評価会議で、北上山地に一本化されたというものである。

加速器と言うと、昨年(だったと思う)CERNがヒッグス粒子を発見したことで話題になった設備で、そのバージョンアップの設備を2030年までに、世界のどこかに建設することが計画されている。世界最先端の学者が集まって研究に従事するため、経済効果以外にも有形無形の効果が期待されるものである。

これを誘致することは、オリンピックの誘致と同じか、それ以上の効果があるかもしれないと思うのだが(経済効果の試算では45兆円という数字も出ているが、これは眉唾ものだ)、これについて、文科省から諮問された日本学術会議が、「費用がかかりすぎる」という理由で中間報告をまとめたというニュースが先週流されていた。

先週このニュースに触れた時に、学者なら最新鋭設備の導入にはもろ手を挙げて賛成するはずなのに、否定的な意見を学術会議が発表したのが不思議でならなかった。

その疑問が、今朝の日経の記事で解けた。記事によると、「学術的な意義は認めるものの、(国際負担がどうなるか決まっていない現状では)他分野の研究費圧迫を懸念して現状での誘致は時期尚早」というものだった。

試算では8300億円の建設費がかかり、誘致国はその半分以上の負担が求められるため、4000億以上を用意しなければならない。10年で建設するとなると、毎年400億円以上が必要であり、財源が明確になっていない段階では、研究費を削られることを恐れての取りまとめである。

政府に対して、研究費を削らせないという牽制球の意味合いもあるのだろうが、少し尻の穴の小さい答申であるように思う。

オリンピックの誘致のように、国を挙げての賛成は必要ないと思うのだが、学者・研究者の総本山である学術会議の姿勢としてはいただけないものだと思う。45兆円もの経済効果が見込めるならば、政府に頼らずとも知恵の発揮のしようがあるはずなのだが…





イチローがあっさり日米通算4000本安打を達成した。昨日の朝というか夜中に例によって目を覚ましたら、ちょうどイチローの最終打席を迎える所だった。スタジアムの雰囲気がいつもと違い、すぐに「後1本」だということが分かった。

明らかに、ホームラン狙いで凡退してしまった。昨日はダブルヘッターなので、8時からの試合で記録達成の瞬間は見られるだろうと思っていたが、先発からは外れ、終盤に代打で出てくることを期待していた。残念ながら、9回に代打ではなく代走での出場となり、今日に持ち越しとなったのだが、第一打席であっさり記録達成となった。

日米通算の記録に意味があるのかという論議があり、マイナーの記録も含めてカウントするという嫌らしいデータもあるようだが、マイナーの記録を合算しても“救済”されるのはハンク・アーロンだけだ。ピート・ローズやタイカップとは同列ではないが、ハンク・アーロンに並んだことで十分称えられると思う。

日本では張本の3083本が最高で、それ以外には3000本を超えた選手はいない。子どものころの少年野球や、中学・高校時代の記録を通算しても、4000本に届く選手はいないのではないだろうか。やっぱり凄い記録だと思う。

イチローは現在メジャーでも2700本を超えるヒットを打っている。13シーズン目だから1年平均200本を超えるペースだ。後2年現役を続ければ15シーズンで3000本安打という記録になる。イチローが引退すれば、間違いなく野球の殿堂入りをすると思う。4000本クラブの一員としてではないかもしれないが、偉大な選手として後世に名を残すことになるのだろう。

今シーズン大器がようやく本領を発揮し始めた日本ハムの中田が、デッドボールを受けて今シーズン絶望となってしまった。本塁打でトップを走っていたのに残念な結果だが、イチローの偉大さは大きな怪我をしないことにも表れている(オリックスの時にシーズン終盤に骨折したことが一度あったように思うが)。

イチローはスライディングキャッチでファインプレーを演じるが(今朝の試合でもあった)、ダイビングキャッチの姿を見た記憶がない。頭から突っ込むと、打ち所が悪いと頸椎にダメージを受けることになり、選手生命にも影響するのでそのようなプレーを選択しないということらしい。このような考えがあってこそ、4000本まで到達したのだろう。

高校野球は、応援していた東北のチームが2校とも敗れてしまった。特に花巻東の試合ぶりが淡白に映ったのが気になったのだが、カット打法について前日審判団から警告があったのが原因のようだ。

準々決勝でカット打法を多用し、一人で40球を超える玉数を投げさせたのに対し、バントと同じ扱いとするというものだった。ツーストライクからカットすると、スリーバント失敗と見なして三振とするというものだった。

二塁ランナーになった時の不正な振る舞いの警告と合わせて2つのペナルティを宣告されたわけで、萎縮して淡白になったものと思われる。

ランナーとしての振る舞いは問題があるとしても、カット打法への警告はいかがなものか。猛暑の中の試合なので、審判も早く終わらせたいのかもしれないが…

今年の夏は西日本や東日本では晴天が続き、猛暑とともに水不足が各地で各地で続いているが、そのお陰もあってか高校野球はあっという間に、ベスト4の戦いになってしまった。今年は優勝候補が相次いで敗れ、フレッシュな顔ぶれの準々決勝になったが、その4試合とも1点差の決着で、私の予想した4校とも敗れてしまった。

点差が示すように紙一重だったと思うが、大事なところでのミスが勝敗の行方を分けたのだと思う。勝ち残った4つの学校は、優勝すればいずれも県の初優勝になるから、地元では大変な盛り上がりになっているのではないだろうか(群馬県は桐生第一が優勝したことがあるかもしれないが)。

今年の夏は日本列島で気象状況がかなり異なり、西日本や東日本は梅雨明けが早く、関東などは一時天候不順が続いたが、西日本では猛暑の洗礼を長く受けているように思う。とうとう昨日の試合で、好投していた常総学院のエースが9回に熱中症で交代を余儀なくさせられた。

スポーツ選手は汗をかく体質になっているため、熱中症にはなりにくいと思っていたが、暑さのダメージが身体に累積し、とうとう昨日の試合で出てきたしまったのだろう。一番暑い時間帯の第3試合ということも影響したと思う。

ベスト4に東北の学校が2つも残っている。今大会は1回戦で、東北6県の代表が5勝1敗の好スタートを切っており、その勢いが続いたということもあるのだろうが、その背景には、この夏の天候の地域格差があるのではないだろうか。

7月に仙台に出かけたが、あまりの涼しさに驚いたことがある。東京では連日熱帯夜で寝苦しい日を過ごしていたのに、20度を少し超えるだけ。日中もようやく夏日に到達する程度で、随分過ごしやすさが違うものだと体感したものだった。

猛暑にさらされた時間が少ないことが、東北勢が健闘している理由の一つになっているのではないだろうか。ベスト4で両校討ち死にということもあるのだろうが、私にとっては東北同士の決勝を見たいと思っている。

今大会の応援で、「あまちゃん」のテーマ音楽が使用率ナンバー1だろう。軽快なテンポが応援にピッタリくるからだと思うが、決勝でも本家の応援を聞きたいものだ。



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