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アメリカによる通信傍受の波紋が広がり、昨日はメルケルおばさんがオバマ大統領にきついお灸を据えたと報じられている。先日にはフランス大統領の電話にも盗聴疑惑があり、EU委員会では緊急議題として取り上げられることになったようだ。

この問題が明らかになったのは、ロシアに“仮亡命”したスノーデン容疑者が暴露した結果である。国家機密漏えい罪に問われている容疑者なのだが、国家の“不正”を告発した事について、機密漏洩にあたるかどうか疑問である。

日本でも、「特定秘密保護法」が国会で審議されているのだが、予算委員会での担当大臣の答弁では、公益通報者保護制度に関連して、「違法行為などを公益のために持ち出す行為で、内部告発しても処罰されない」と明言している。国益ではなく、公益という言葉を用いている所がミソであるように思う。

政府がこの法案を取り上げたきっかけは、尖閣の漁船侵入の模様を海保の職員がネット上に公開したことからである。民主党政権の時に検討を始めたものを、自民党政権が引き継いだものである。この種の法律は事例によるガイドラインで判断せざるを得ないのだが、昨日の官房長官の記者会見によると、尖閣の事例は適用外になるとのことである。

法案を検討するきっかけとなった事例が適用外だとすると、何のためにこの法案を作るのかわけがわからない。さらに、昨日の答弁では、政権が変わると「特定秘密」は変わりうるとしており、ますます胡散臭い法律で、こんなものは廃案にするべきだと思う。

スノーデン容疑者の行為は、この「特定秘密保護法」には触れるのだろうか?公益の観点からすると、罪には問われないと思うのだが。

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今朝の日経のスポーツ面には、住友商事がJリーグ札幌のスポンサーになったことが報じられている。普通スポンサー契約は、シーズン開幕前に行われるもので、シーズン終盤のこの時期になるのは極めて異例とのことである。

この夏に、ベトナムのスター選手レ・コン・ビンを獲得したためで、東南アジアの放送市場に参入している住商が、ベトナムでの市場開拓を狙っての事だとしている。動員力に陰りが見え始めたJリーグの打ち出した戦略が、功を奏し始めたのではないかと見ている。

世界で最もポピュラーなスポーツはサッカーであり、東南アジアでも同様である。この間訪れたフィリピンではバスケットボールが人気スポーツであったが、これは例外で、去年訪れたタイでもサッカーの人気が高く、昨年問題になったヨーロッパサッカーの八百長事件の、犯人はタイの賭博グループであったほどである(タイ人は単に博打好きだけかもしれないが)。

宿泊したホテルのバーでも、大画面でサッカーの試合が放映されており、サッカー人気の高さがうかがえた。私が子どもの頃、マレーシアでムルデカ杯というサッカー大会が毎年開催されており、日本は準優勝がやっとで東南アジアの国にも中々勝てなかった時代があり、東南アジアのチームに優位に立ったのは、Jリーグが発足して以来のこの20年の事であると思う。

何年か前から、Jリーグは“アジア戦略”を打ち出しており、リーグ間の業務提携だけでなく、クラブ同士の業務提携も盛んに行われ、6つのJリーグのクラブが東南アジアのクラブと契約を結んでいる。

私が注目するのは、札幌の社長の「レ・コン・ビンを取ったことで、国内向けの広告媒体であったクラブが、9000万人ものベトナムの人たちにもアプローチできるようになった。」というコメントである。Jリーグは地域に根差したチーム運営をコンセプトにしているから、国内向けと言うよりも“道内向け”でしかなかったものに、9000万人のベトナムがプラスされたわけで20倍の市場の可能性があるのだと思う。

今このブログを書きながら、ワールドシリーズを見ている。日本人選手の活躍があるから、メジャーリーグの試合を見る楽しみが倍増するのであり、ヨーロッパサッカーの試合もそうだ。ベトナムの人にしてみると、レ・コン・ビンの試合をテレビで見るのは、我々がイチローやダルビッシュのプレーを見るのと同じ感覚なのだろう。

サッカーの本場は、ヨーロッパであるが、そこへのステップアップするためのリーグとして、東南アジアのプレィヤーにはちょうど良いのかもしれない。

日経新聞のスポーツ面に「サッカーの熱源」というコラムが週1回掲載されている。そこでよく登場するのが、日本人指導者の東南アジアでの活躍ぶりである。業務提携ということもあるのだろうが、指導者を送り込み底上げを図るとともに、金の卵を発掘するという地道な活動の成果が住商のスポンサー契約という果実に結びついたのだろう。

東南アジアはインドネシアは2億人を超え、タイ・ベトナム・フィリピンが1億人前後おり、これだけでも5億の市場であり、日本の国内市場の4倍ある。これらの国々と連携を深め、“第二の国内市場化”すれば、Jリーグのステータスは一挙に上がるだろう。

選手の活躍を通じてなじみが出れば親近感が深まり、観光産業にも大きな影響を与えるものと思う。安倍政権の成長戦略も、Jリーグにならったらどうだろうか。

9月にフィリピンに出かけた時に、日本レストラン(と言ってもラーメン屋だが)の店頭に掲示されてあるメニューに、「汚染卵」という恐ろしげなものがあった。ローマ字のNが抜けていたためで、温泉卵も一時違いで飛んでもない名前に替わることに気がつき、思わず大笑いしてしまった。

笑いごとで済まされないのが、中国の大気汚染だ。北京では紫禁城が靄にかすんで水墨画のような風情であるが、測定不能とされたハルピンでは、一寸先も見えない状況でとても風景を楽しめるようなものにはなっていない。

今日のニュースでは、ハルピンと同じ吉林省の長春でも外出禁止令が出されるほど、汚染が広まっているとのことである。長春に出かけた時に自転車の姿が少ないことに気がつき、地元の人に尋ねると、秋から冬にかけては風が強く自転車では耐えられないとのことであった。名物の風によって隠されていたものが、風が止むと現れるということなのだろうか。

イギリスのBBCでもこの問題を大きく取り上げていたが、スモッグという言葉の発祥の地は50年前のイギリスであり、多くの人がなくなったとされている。日本でも昭和30年代から40年代にかけては、ひどい状況だったのでよその国の事についてとやかく言う資格はないのかもしれない。

ましてや日本には、「汚染水」の問題がある。久しぶりに開かれている国会審議でも、野党は懸命に追及している。聞いていると争点は、「アンダーコントロール」という言葉の定義であるようだ。

管理下にあるというのは、制御された状況にあるというのが私の解釈なのだが、政府の定義では指揮命令系統のもとにあり、見守ることができる状況を指すようであり、認識の違いがあるようだ。

双子の台風が週末にやってきそうであり、どれだけ汚染水が漏れ出すのだろうか。この状況が改善されて、しっかりとしたアンダーコントロールになるまで、中国の大気汚染を批難することはできないのではないだろうか。

楽天が日本シリーズ進出を決めた。ふだんペナントレースの中継をほとんど見ないのだが、この時期は熱心にテレビ画面を見続けることになる。勝敗の行方以上に関心があるのは、新しい選手を見つけることで、野手ではトップを打つ岡嶋とキャッチャーの嶋、投手では則本が印象に残った選手だった。

岡嶋はキャッチャーから外野にコンバートされた選手だそうだが、俊足好打の一番打者として大成しそうな予感がする。進出決定シリーズでは、4番と5番の活躍が目立ち、その他の選手はひ弱さが目立つように思われた。

日本シリーズでは、脇役の活躍があった方が勝利を収めることが多いので、主役に依存しすぎた感があった楽天には物足りなさがあったのだが、岡嶋は活躍が期待される名脇役候補と見たが、どうだろうか。

嶋は、震災の後の名スピーチで注目を集めたのだが、腕前の方はよく知らなかった。今回のシリーズを見ていて私が感心したのは、表情豊かなキャッチャーであるということだった。

センター方向からの映像が主に流れるが、この角度から目立つのはキャッチャーの動作である。バッターの仕草、ベンチの様子などキョロキョロと観察する様子や、投手に対するジェスチャーの多彩さなど、見ているだけで楽しくなるキャッチャーだということが分かった。

楽天の投手の特徴の一つは、インコースを多投することだが、嶋の思い切ったリードなのだろう。打力は物足りないが、投手をリードするという面では、日本ではナンバー1かもしれないと思うようになったほどだ。

3人目は、新人王当確の則本である。始めてみたのだが、小気味よく速球を投げて勝負するというタイプで、旧い話だが西鉄の池永を想い出してしまった。巨人打線もかなり手こずることのではないだろうか。

昨日の試合は、最後は負けない男田中が締めくくったのだが、何となく頼りない投球で万全の調子とは言い難い状況のように思われた。パリーグのチームには顔だけで投げられるのだが、顔が通用しない日本シリーズの舞台で、今季初の負けがつきそうな予感がする。

今年の日本シリーズは仙台で幕を開けるが、初戦を負けない男で落としでもしたらショックが大きいだろうから、則本を第一戦の先発にするのもありそうだ。

幸い仕事の山は越えたので、朝からはメジャーリーグ、夜は日本シリーズと日米のチャンピオン決定戦を楽しめそうだ。

台風が通過して、外気は一気に秋モードにチェンジしたようだ。何をするにももってこいの季節であり、「スポーツの秋」もハイシーズンを迎えようとしている。東京オリンピックも49年前のこの時期に行われていたのに、2020年は7月下旬から8月上旬にかけて行われることになる。

今年のような猛暑だと、選手も大変だが観客も暑さで応援のトーンも上がらないのではないだろうか。一昔前までは、時期については開催都市に委ねられていたが、今は真夏の時期に固定されてしまっている。スポーツの秋の影響だそうだ。

オリンピックの収益源はテレビ放映権料にあるが、アメリカでは野球のポストシーズンをはじめ、フットボールやホッケーなどがシーズンインを迎え、スポーツコンテンツが目白押しで、とてもオリンピックの中継に時間を割くことができないため、シーズンオフの真夏にオリンピックが追いやられたということらしい。

莫大な放映権料を支払う、アメリカのテレビ局の意向には逆らえないということか。サッカーのW杯も放映権料が高騰しており、スカパーが来年の放映を断念するというニュースが流れている。

日本への放映はスカパーを含むテレビ局がジャパンコンソーシアムを組み、放映権を分担しているのだが、100億円を負担するスカパーが抜けるとなると、来年の放映がどのようになるのか気になるところだ。

その来年のW杯だが、この12月に組み合わせ抽選が行われる。気になるのはシード国がどこになるのかだが、開催国とランキング上位7カ国が自動的に選ばれることになっている。

昨日FIFA のランキングが発表された。1位スペイン、2位ドイツ、3位アルゼンチン、4位コロンビア、5位ベルギー、6位ウルグアイ、7位スイスとなっている。このまま変動がなければ、これらにブラジルを加えた8カ国がシード国となる(ウルグアイは大陸間プレーオフに回ったが、ニュージーランド相手だから出場権を獲得するだろう)。

イタリアやオランダ・イングランドの名前はなく、ポルトガルやフランスなどもプレーオフを勝ちあがっても、ノーシード国としての出場となる。ブラジル・オランダと同じ組にでもなろうものなら、悲壮な覚悟で本大会に臨まなければならなくなる。

組み合わせ抽選会の注目度はこれまでにもなく高まるだろう。「スポーツの秋」は、スタジアムの熱戦だけでなく、組み合わせ抽選会までにも及びそうだ。



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