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今朝の日経の社会面には、「郵便不正事件 本誌報道を検証」という記事が掲載されている。事件報道において、捜査当局の情報を垂れ流すだけの報道が多いことに問題を感じていたために、どのような“検証”をされたのか興味を持って読んでみた。

ところが、この記事を何度読み返しても、“検証”の結果何がわかり、何が問題だったのかはさっぱりわからない内容になっている。「(村木氏)逮捕までの間も、本人の主張を直接聞く機会はなく、実名とした6月15日夕刊の逮捕記事まで容疑を否認していることを伝えられなかった」など言い訳が記事の半分を占めている。

記事のもう半分は、「村木氏の弁護人に逮捕5日後から取材を始め、否認を続けていることを記事にした」や、データ改ざん事件に関して「前特捜部長には拘置所で面会し、10月15日朝刊で“検察組織に失望”などの見出しで報じた。」など、容疑者側の意見も報道しているという言い訳になっている。

検証とは言い訳かと思いたくなるような記事である。問題は“事実”を報道するという名のもとに、WHATに偏りすぎWHYをおろそかにする報道機関の姿勢にあると私は思う。

WHYの追求は“検察の構図”に委ね、“新事実”と称してリーク情報からWHATの部分ばかりを抜き出して報道するということの弊害ではないだろうか。

検察の構図というのは仮説である。仮説と“決めつけ”は似て非なるものであり、そこから冤罪事件が生まれてゆく。裁判員制度や検察審査会制度など、市民が司法にかかわる機会が生じており、誤った予断を与えないために、WHYに重きを置いた報道が必要だと思う。

よく思い起こしてみると、WHATは特ダネになるのだが、WHYが特ダネになったのはあまりお目にかかった記憶はない。WHYの特ダネを見てみたいものだが。
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平塚競輪の「チャリロト」で9億円の当選者が出たと発表された。売り上げ減少に悩む競輪の起爆剤として08年の4月に発売が開始され、08年の6月に8千万円の当たりがあって以来、2年以上当選者がなくキャリーオーバーが続いてようやく昨日当選者が出たということだ。

このニュースで気になることが二つある。まずは当選者が山口県在住者であるということだ。平塚競輪でなぜ山口が登場するのかということだが、チャリロトは競輪場で販売されるのではなく、ネット上限定の商品であるからだ。競輪の売り上げ不振は利用者=観客の減少が最大の要因であるのに、ネット販売しか行わないのでは起爆剤には到底ならないと思う。

現にキャリーオーバーがついに9億円突破となった昨日の売り上げも、5万口を少し超えただけ(一口200円だから1千万円を少し上回る程度)であり、サッカーくじのキャリーオーバーが話題になった時の60億円を超える売り上げとは雲泥の差である。これではキャリーオーバーがなくなった後の売り上げは悲惨なものになるのではないだろうか。

もう一つは、この当選金には25%の税金がかかるということである。宝くじやサッカーくじは税金がかからないのに、チャリロトでは税金が発生するのはなぜかという疑問がわいてくる。

推測するに、宝くじなどは50%を超えるてら銭をすでにとった上での配当であり、これからさらに税金を徴収するというのはあまりにも“あこぎな胴元”の印象が拭えずあきらめたのだと思う。チャリロトは通常の公営競技と同じような25%のてら銭というシステムになっているため、さらに税金を徴収するということを思い立ったのだろう。

お上というのは、博打による不労所得には50%を巻き上げるという暗黙のルールがあるのだろうか。
奄美大島に前線が張り付き、記録的大雨が降り続いている。南シナ海をゆっくり北上している超大型台風の影響らしい。奄美には10年ほど前に家族旅行で出かけたことがある。

印象に残ったことがいくつかある。何と言っても美しい海をベースにした自然景観が手つかずのまま残されていることだ。逆の見かたをすれば、観光開発が進まなかったためともいえる。人の手が入らないことの重要さを再認識させられた。

その代わりかもしれないが、レンタカーで島内をあちこち移動する途中で、やたらと道路工事中の個所に出くわしたのである。奄美の地場産業と言えば黒糖焼酎と大島紬だと思っていたのだが、“公共工事”をもうひとつ加えなければならないと思ったほどだ。

大島と数百メートル離れた小さな島との間に、テーブル珊瑚の世界有数の群生地がある。そこに橋をかけようという立て看板が掲げられていたのを見て、その感を強くした。さすがに、有力な観光資源である珊瑚の海を痛めつけるような、無茶な公共工事はまだ手をつけられていないようだ。

今回被害が大きいと推定されている、住用も訪れた。マングローブの原生林をガイドの案内に従いながら、カヌーを漕いで巡る観光ツアーである。もっとも当時は住用という地名は意識しておらず、記憶にはなかった。ニュースでマングローブの原生林という言葉を聞いて、はじめてその場所が住用だったということがわかったのだ。

乏しい記憶では、人家もまばらでマングローブしかないようなところだったと思う。小学生や中学生が帰宅できず、学校や公共施設に避難しているというニュースが流れているが、合わせて140人ほどとのことであり、子供が140人いるということは二千人規模の町と推測されるが、とてもそんな所だったとは思えないのだ。

ところでニュースを見ていても、現地の情報網が寸断されており、被害の全貌がつかめず、歯がゆい思いをしている関係者が多いと思う。大地震の時は、固定電話は通じなくても携帯は無事なのだが、今回は大雨で中継機器がやられたのか携帯も通じないようである。

災害時に、道路が寸断されて陸の孤島状態になるが、それでも多くの場合は通信による連絡はでき、様子を知ることができる。様子が分かれば安心できるのは、チリの鉱山事故でも経験したことである。ところが今回は様子を知ることができないのである。関係者は不安なことだろう。

奄美大島は普段はあまり注目されることのない孤島である。その中でも住用は注目度の低い地域であり、陸の孤島ではなく、“孤島の中の孤島”かもしれない。情報ということを改めて考えさせられる災害だ。
まさかの3連敗で、ホークスはまたもやプレーオフで敗退してしまった。前身の南海ホークスが、日本シリーズで3勝1敗から3連敗で巨人に逆転されたことを想い出した。昭和30年の事である。

当時私は野球についての物心が付き始めた小学校1年生であり、南海フアンになったばかりで、とにかく口惜しかったことを覚えている。その伏線には直接には知らないのだが、昭和26年から28年まで3回続けて南海は巨人に負けていたことを、“歴史”として知っていたためである。今度こそという思いが強かっただけに、なおさら口惜しかったのである。

さらに口惜しさが倍増したのは、翌年からの3年間はライバルの西鉄に首位を明け渡し、しかもその西鉄は南海がかなわなかった巨人に3タテを喰らわしたことである。そのうちの1回は3連敗のあとの4連勝という派手なものだった。

南海がようやく日本シリーズを制覇したのは、杉浦の4連投4連勝というスーパーマン的活躍があった34年のことであり、ようやく溜飲を下したのが懐かしく思い出される。その後で日本チャンピオンになったのは東京オリンピックの開幕を控え、静かに開催された39年に阪神を倒しただけで、40年代はV9の巨人の前に何度も跳ね返されてしまった。

その後身であるソフトバンク・ホークスはプレーオフ制度ができた最初にシーズン優勝しながら、プレーオフで2年続けて敗れ日本シリーズ進出権を逃してしまった。その結果を受けて優勝チームに1勝のアドバンテージを与えるという制度が生まれたのだが、皮肉なことにそれ以降アドバンテージの恩恵を受けるシーズン優勝がなく、プレーオフに進出することはあっても日本シリーズに進むことができなかった。

ようやく今年アドバンテージを得て臨んだのだが、派手な逆転劇でまたもや悔し涙を飲むことになってしまった。ロッテが強かったというより、ソフトバンクが重圧に負けてかってにこけたという印象の方が強い今回の結果である。

ここまでくると、選手にはプレーオフの呪縛から逃れる事は出来ないのかもしれない。特に松中は絶好調時にもプレーオフになると沈黙することが続き、今回も同じ結果であり、川崎も第二の松中になりそうな兆しが見えている。

このチームはうれし涙一つ流すために、10回の悔し涙が必要なのかもしれないと思ってしまう。
東京マラソンでチャリティ枠1000人分を設ける事が発表された。年々東京マラソンの人気が高まり、今年8月に行われた募集に定員の10倍が申し込みがあり、プレミアム価格を払っても出場したい人が大勢いると判断したからだろう。

東京マラソンの魅力は普段車しか走れない道路を駆け巡る事が出来るという事にある。それに加えて、沿道に詰めかける300万人の観衆の声援を受ける心地よさもあるのだろう。日本には市民ランナーが参加できるフルマラソンは100以上ある。大半は、交通規制の影響が少ない郊外で実施されており、大都市の都心部を走るのは北海道マラソンと東京マラソンぐらいである。

参加費が1万円と、通常のマラソン大会の倍近い費用がかかるにもかかわらず、10倍もの応募があるのはそのためだろう。もっとも、参加したランナーに聞くと、「いつかは自分の名前で走りたい」という言葉が出るほどで、10倍の申し込みには裏があるようだが。

ところで、チャリティ枠に関してだが、まだ金額や使い道などの詳細は明らかにされていない。日本とアメリカの寄付の比較をすると、日本はアメリカの1/10しかないと言われている。税制上の優遇処置の有無の差が大きいのだが、それに加えて“寄付の文化”の差が大きいと言われている。

海外では市民マラソン=チャリティというのが半ば常識化しており、色とりどりの仮装をしたランナーが多数出場するロンドンマラソンはその代表的存在である。今回のチャリティ枠の創設は、日本でも市民マラソン=チャリティマラソンということのきっかけになる可能性がある。

特に、東京マラソンの活況に刺激されて、大阪・京都・神戸・名古屋と大都市で相次いで都市型市民マラソンが計画されているだけに、注目している。



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