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昨日は早朝にサモアでマグニチュード8.2の、夕方にインドネシアのスマトラで7.6の地震が相次いで起こった。特に前者は早朝の地震が9時になって、津波注意報が出されたため、NHKのラジオでは午後まで通常5分のニュースが10分に拡大されていた。

マグニチュードで報じられても今一ピンと来ない。我々は震度での表現に馴染んでいるためで、地震速報でも最大震度がいくら位かという数字に目が行く。5を超えると被害が心配され、交通機関に影響がでるので、一つの目安になる。

外国の地震報道では震度での表現を見たことがない。震度表示をしているのは日本だけなのだろうか。もっとも、外国の地震で報じられるのは大きな被害を被ったものに限られるので、震度を云々しても仕方がないのかもしれない。

もう一つよくわからないのは、津波の大きさである。津波注意報を出された時に、予想される津波の大きさも報じられていたが、最高でも40cmであったと思う。これがどの程度のものか判断できないのである。

波の高さをつい連想してしまう。波高は一番下がった時と上がった時の差を言うらしいのだが(どうして測るのかは疑問だが)、目の子で50cmというのはべた凪の状態である。

釣りに出かけるのに、波の高さはチェックするようにしているが、私の場合は2.5メートルを基準にしている。外房などで波の高い日は、隣の船が隠れてしまうような大きなうねりを経験したことがあるが、これで2.5メートルである。これを超えると立っていられず、釣りにならないのである。

波の高さと、津波の潮位の変化とは全く別物なのだが、40cmや50cmというとついなめきってしまうのである。ところが、昨日のラジオの解説で50cm潮位が上がると、流れがぐんと早くなり立っていることが出来ずに倒され、倒れると流れに持っていかれて…となるそうである。

まともに喰らうと、命の危険があるレベルらしいのである。昨日のサモアでは1.6mにまで達し、このレベルでは車が流されたり、建物が破壊される。これらが流されていろいろなものにぶつかり、さらに被害が拡大したようである。

震度ではだいたいの影響がわかるように、津波の潮位についての目安を周知することが必要ではないだろうか。過去に何度も津波の被害を受けた三陸沖では、注意報の発令を受けて直ちに小学校が避難をしたと報じられている。恐ろしさを認知しているからだろう。

昨日も実際に20cmが最高で、八丈島でも「わずかに潮位の変化が認められた」という報道がなされていたが、どのようにして測るのだろうか。
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