なでしこの試合を中国語実況で観ると

昨日の夕方中国から戻ってきた。今回は南京と広州に出かけたのだが、どちらも蒸し暑く、特に広州では到着した日に37度の洗礼を受け、その後も湿度の高さに少し身体にダメージを受けた。

それでも、1週間で体重が4キロも増えてしまい、広東料理の威力を実感させられた。しばらく豆腐中心の食生活に戻して、減量に励む必要がある。

ホテルではＮＨＫの国際放送を見る事が出来、民主党の代表選挙の様子もよくわかった。私が出かける前に予想した通り、決選投票により逆転で野田代表が誕生した。中国日報の英語版がホテルの部屋に配られるが、一面トップ記事になっており、中国でも関心が強かったのだろう。

ＮＨＫの国際放送で日本のニュースを見ていたのだが、世界陸上の模様は映像が流れず、写真と音声だけになってしまう。国際映像の放映権が国内だけに限定され、海外では放映できない規定になっているようだ。

これは日本と北朝鮮の試合にも適用され、ロスタイムの決勝点は写真と音声だけであり、日本国内で行われた試合でも、海外には流すことができないというＦＩＦＡのルールなのだろう。

なでしことタイとの試合は、日本では総合テレビで中継されていたので国際放送で観ることができるかと期待していたが、放映はされず仕方なく中国電視台（ＣＣＴＶ）のスポーツチャンネルで観戦した。

他国同士の試合とあってアナウンサーも気合いが入らないのか時折声を挟むだけ、さらに観客もまばらで会場の音もなく、妙に静かなため練習試合をテレビ観戦しているようだった。民放の絶叫調のアナウンスは嫌いだが、テンションを高めるためには、少しの“音”が必要だと感じさせられたテレビ観戦だった。

中国の印象については明日と明後日にも書くつもりだ。