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3月末からしばらく寒さが続いたせいか、桜はまだ見ごろが続いている。こんなに長い間桜が楽しめたのは珍しいことだ。おかげで、今日の桜花賞は満開の桜のもとで行われる。アプリコットフィズで楽しんでみようと思うのだが…

陽気に浮かれたのか、先日の「たち(あ)がれ日本」に続いて今度は自治体の首長が新党を結成するらしい。この時期の新党誕生は、夏の参議院選挙を睨んでのものだ。90年代初頭の新党ブームの時は、衆議院選挙を控えてのもので今回とは少し様子が違う。

国民新党や、みんなの党も既存のミニ政党も含めて、これらの政党の特徴は専門店型であることだ。国民新党は郵政、みんなの党は行政改革、たちがれは真正(?)保守、首長連合は地方分権であり、社民党も護憲の専門店といえるだろう。

政権を狙うなら、全方位型の総合的な品ぞろえが必要なのだが、これらのミニ政党はいずれも専門店である。はなから政権を担う心意気が感じられないのが私の気に食わない理由だ。

衆議院は小選挙区制度のため、白黒がはっきりするが、参議院は中選挙区や比例区のウエイトが高く、専門店型のミニ政党が存在価値を発揮する余地が多くなるために、相次いで新党が誕生した理由だろう。

これでミニ政党がある程度の議席を獲得すると、民主党の参議院での単独過半数は困難になるかもしれない。ミニ政党が野党の立場になるなら問題はないのだが、ミニ政党も立党の基盤である政策を実行するためには政権の一翼に参加する必要があり、連立の席を狙うということになるのだろう(立ちがれ日本はちがうと思うが)。

普天間や郵政問題でギクシャクした事が、今後も繰り返されることになる。議席が一桁しかない政党が、300議席を超えるような政党の鼻面を引きまわすような状況は異常だと思う。

参議院選挙の結果によっては、連立の組み替えも考えられる。連立の枠組みについての有権者の意思はどのように示せばよいのだろうか?
自公のように選挙協力があればわかりやすいのだが。
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