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西郷さんは今度は勝つかと思ったが、やっぱり負けてしまった。党員・サポーター票で大きな差が付き、優勢と見られた国会議員票でもわずかに及ばず、「選挙に強い」という神話は崩れた格好だ。

新聞の見出しでは、「圧勝」の文字が躍るのだろうが、これには注意が必要だ。5:1という大きく差が付いた党員・サポーター票だが、得票率でみると3:2でしかない。小選挙区制度と同じ「総取り制」による雪崩現象が起こったためで、このシステムの問題点が改めて浮き彫りになったと思う。

とは言え、200人もの議員が支持をしたのに、その選挙区では50人分の支持しか得られなかったのはショックが大きいだろう。特に、マッチ・ポンプ的な道化師役を演じた前首相や、政権放り投げのA級戦犯でありながら小沢支持に回った前官房長官が、自分の選挙区で取りこぼしたのはいただけない。次の選挙が不安になるのではないか。

今回の代表選挙は、私には西南戦争がダブって仕方がない。政権交代を果たしながら中枢のスポットから外れた面々が小沢を担ぎ出したのは、討幕を成し遂げたのに、遠ざけられ不満を爆発させた志士たちと同じように見えて仕方がない。

昨日は、打ち合わせの時間をずらしてもらい、最後の両者の演説を聴いてから仕事に出かけた。私の評価では、菅首相の判定勝ちであった。

その演説の最初に、亡くなった2人の議員の名前をあげたのも、討幕に功がありながら志半ばで亡くなった維新の志士達の事が連想させられた。また、演説の中で民主党の議員の出自の職業を連綿と読み上げた。これもいろんな階層の人々によって成し遂げられた明治維新を想い起されるもので、「原点」を意識させられた議員も多かったのではないだろうか。

ここまで考えた時に、不幸なことに気が付いた。大久保利通が居ないのである。討幕までは西郷さんの力が大きかったが、新政権の船出の功労者は大久保である。西郷さんに擬せられる人物はいても、大久保のような人物が居ないとなると…

新政権誕生のニュースと同時に、円高が急加速だ。
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