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昨日の朝は小雪混じりの雨で、非常に寒かった。ところが、昼には一転して暖かくなり、一日で真冬と春とを行き来した。天気予報の通りである。

今朝は好天で暖かい朝だが、予報では今夜から雪とのことで、明日の祝日は雪かきに追われそうとまで述べている。昨日のように雪がちらつくのではなく、積雪を予想している。

太平洋側の積雪は、低気圧が日本の南岸を通過し、上空に寒気が張り出した時に生じるものである。高校生の頃、登山のために読んだ気象の本には、この低気圧が台湾近くで発生するので“台湾坊主”と呼ぶと書かれていた。今晩からの降雪はこの台湾坊主がお出ましになるということだ。

今朝の日経には、「北極海の高気圧 日本に豪雪呼ぶ」という見出しの記事が掲載されている。

海洋研究開発機構の研究で、北極海の中のバレンツ海とカラ海の周辺に張り出す高気圧の影響で、西シベリアに寒気が蓄積しそれが日本に流れてきて日本に豪雪をもたらすというメカニズムを発見したというものだ。

バレンツ海に高気圧が張り出してから、7~10日後に寒気が日本に到達するとのことであり、10日先の豪雪が予想されるなら、何かと重宝されそうな研究成果だと思う。

はるか彼方の気象現象が日本に影響をもたらすものとして、南米大陸沖のエルニーニョやラニーニャが良く聞く言葉だが、これからはバレンツ海高気圧という言葉をよく耳にするかもしれない。

ところで、バレンツ海の高気圧が7~10日後の豪雪が予想できるものなら、その高気圧を発生させるメカニズム(例えば北海やアイスランドの気象条件など)を知りたくなる。半月後の予測が可能になるからだ。

それがわかると、仮に北海高気圧と名付けると、北海高気圧の発生メカニズムを知りたくなり、アフリカ大陸の西岸や北米の東海岸辺りに目がゆくことになるのだろう。

これをドンドン進めるとグルグル回りでわけがわからなくなってしまいそうだ。気象学にスパコンの出番が多い理由が良くわかる。
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