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ガスター10のお陰で、ようやく胃の痛みも治まってきた。晩酌の量も控えた(飲めなかった)のも体調が戻りつつある要因だろう。しかし、40年以上飲み続けているが、酒を飲むのをためらうようになったのは初めての経験だ。歳をとるというのはこういうことか。

一昨日行われたサッカーの韓国戦は、相手の決め手不足もあって3-0の快勝だったが、韓国相手に3点以上ホームで点を取ったのは37年ぶりとの事である。私がお酒を飲み始めて間もないころの話であり、いかに圧倒され続けていたかがわかる話だ。

試合内容を振り返ってみると、速いパス回しで韓国を翻弄してのものでありたくましさを感じさせられるものだった。選手のレベルが一段と上がっているのを感じさせられる。レベルアップの証拠として、ヨーロッパのチームに所属している選手が先発メンバーのうちの7人、途中交代の5選手のうち4人と多い事があげられる。

日本が初めてW杯に出場したフランス大会では全員国内組、日韓大会では中田1人だけ、昨年の南ア大会でも4人しかいなかったのに、一昨日招集されたメンバーは海外組が14人と半数以上占めている。

この1年で海外流出が急激に進んだことを示す数字だ。去年移籍した香川や長友の活躍で“日本の品質のよさ”を示したことが、今年になって代表経験のない宇佐美や乾などの若手の移籍にもつながっている。成績不振で流出にブレーキがかかっているプロ野球とは対照的である。

しかし喜んでばかりもいられない。スター選手の海外移籍で国内のJリーグの空洞化が進み、今シーズンのこれまでの入場者数が17%も落ち込んでいるのである。震災の影響も多少あるのだろうが、被災地のベガルタ仙台は好調な滑り出しをしたにもかかわらず、Jリーグ平均と同じ17%の観客を失っているのに、楽天は下位に低迷しているにもかかわらず、昨年を上回る観客を集めているのである。

“野球の底力”を見せられているようなデータである。しかし、これを悲観的データとしてとらえてはいけないと思うのだ。プロ野球ではFAの問題もあるのだろうが、メジャーへの移籍は30歳前後であるのに対し、サッカーの海外移籍は20歳前後と10歳も若いのである。

海外の環境にもまれることによる「ノビシロ」は、若いほど大きくなるもので、日本代表の実力アップはサッカーの方がより大きいということだ。一昨日の韓国との試合でのたくましさはこのことを象徴しているものだと思う。

「ドーハの悲劇」や「ジョホールバルの歓喜」などヒヤヒヤ、ドキドキしながらW杯予選を見ていたころから比べると、今はどんな勝ち方をしてブラジルへ臨むのかという余裕を持ちながら予選を見る事が出来るのである(油断は禁物だが)。

代表が強くなることが、回り回って国内リーグの活性化につながるものだと思う。それに球団経営としては、入場料収入だけでなく、“育てて儲ける”というのもあると思うので、悪いことではないかもしれない。

企業の空洞化もこの円高でより問題視されるようになっている。しかし、国内だけにしか目を向けない企業はやがて廃れるだろうから、こちらも“海外移籍”は避けられないだろう。
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