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仕事をしながら相撲を見る事が多いが、また楽しみな力士が出現した。大関4人を撃破した栃ノ心だ。初日から大関5人と対戦し、4勝1敗と大関を圧倒した。

昨日は珍しく(?)初日から4連勝の魁皇との対戦だった。4連勝といってもすべてはたき込みという引き技のものであり、相手を圧倒してのものではなかったので(立ち会いの圧力が強いから引き技が決まるという見方もできるのだが)、昨日はどのような取り組みになるのか楽しみだった。

というのも魁皇は右上手を取れば盤石の形になるのに対し、栃の心は左上手を取る形で大関陣を倒してきており、「喧嘩四つ」がどのようになるかが見所だった。結果は栃ノ心が有利な態勢を作り圧倒した。四つに組み合えば強い魁皇に、まわしを取り合って勝ったのだからこの強さは本物である。

外国人力士は腰高になるきらいがあるが、栃ノ心の左上手を取った姿は、腰が低く下りて美しさがある。このまま怪我をしなければ、次の大関はこの力士になるだろう。

日本人大関の魁皇は間もなく38歳、34歳の琴光喜は衰えが目立つし、来年の今頃は横綱・大関はすべて外国人力士になっているかもしれない。稀勢の里に期待が大きいのだが、期待され続いて5年になるがこのところ上位の番付では勝ち越しがやっとの低迷である。

低迷の理由は、外国人力士に勝てなくなってきたからである。琴欧州などとは以前はライバルと見られていたが大きく引き離され、把瑠都や日馬富士には追い越され、今度は栃ノ心にも追いつかれた。外国人力士の成長速度の方が早いということである。

「ウインブルトン現象」という言葉がある。テニスの全英オープンは世界最高峰のトーナメントであるが、数10年間チャンピオンはすべてイギリス以外の選手である。門戸を大きく開放したことが、ステータスを高くしたものであり、サッカーのプレミア・リーグの隆盛も同じ延長にある。

相撲の場合は、世界的な広がりという点では同一に論じられないと思うが、根っ子は同じように思う。強くなる力士は、日本語を上手に話せるようになっている。日本にうまく溶け込んだ力士が成功を収めているのではないだろうか。クールジャパンという観点からすると、私は悪いことではないと思う。

勝利インタビューの受け答えで、どれくらい出世するかが予測でき、インタビューを聞くのがウインブルトン化した大相撲の楽しみ方の一つではないだろうか。



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