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3年前に中国に出かけた時、10万円分人民元に両替して出かけた。現金を使うことはほとんどなく、帰国した時に6万円分ほどの人民元が残り、再度両替したところ5万円に目減りしていた。為替手数料が2割近く取られたことになる。

今朝の日経を読んでいると、高い手数料の理由がわかった気がする。日経の記事は、「“人民元市場”先行狙う」が大見出しで、サブの見出しは「円と直接取引東京で」、「日中貿易決済を円滑に」とあり、文中には「為替手数料減る」とある。

この為替手数料減るという文字に興味が惹かれ、読み進めてみた。記事によると、11年の日中間貿易は27兆円あるが、その決済の大半はドルを介した間接取引になっており、円と元をいったんドルに交換してから円・元の取引を行うという二重取引になっているという。

為替取引が二重になることで、為替手数料もダブルカウントされることになっているとのことである。どうやら二重取引が、両替による大きな目減りの要因であるらしい。手数料というのは馬鹿にならないと思うのだが、「チマチマしたこと」と考えがちだったことが、貯金ができない理由なのかもしれない。

昨日の日経の記事にも、この「チマチマしたこと」で気になるニュースがあった。

消費税が増税された時に、ネット販売業者が海外のサーバーを経由することを計画しているというものである。消費税は日本国内の取引や輸入品に対して課税される。しかし、電子書籍や音楽の配信は物品の販売ではなくサービスの提供と見なされるために、課税対象外になるらしい。

ネット上の広告も同じように非課税になるため、楽天などネット販売業者は海外からの配信考えているらしい。抜け穴を突いたビジネスのようだが、よくわからないのは為替手数料がこのケースでどうなるのかだ。抜け穴ビジネスを考えるのだから、その点はぬかりないのだろうが。

チマチマしたことを考えなさすぎる自分自身に反省させられたのだが、今日はダービーだ。懲りずにヒストリカルから買おうと思うのだが…





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今朝パソコンを起動したら、インターネット・エクスプローラーの画面が変わっていた。具体的にはツール・バーがすっきりしたものになっており、使用頻度の高いお気に入りバーなどがなくなっている。

犯人はGoogleのようで、夜中のうちに自動的に入れ替えられ、再起動させられたようである。確かに、昨日までのツール・バーはゴチャゴチャしていたのだが、使い慣れていたこともあり、元に戻したい。30分ほどいじくりまわしていたが、元に戻らない。


夜中の自動更新で、以前にエクセルが使えなくなったことがある。これは、マイクロソフトの仕業だった。昨日のニュースの一つに、スマートフォンからの個人情報流出問題が取り上げられていた。

アプリをダウンロードするときに、「同意してダウンロードする」の“同意”の中に、連絡先や位置情報の取得などが含まれており、“同意”を得たうえでの合法的な個人情報の流出が行われているというものである。

サービス提供側からすると、利用者の個人情報を知ることによりサービス向上につなげられるということもあるかもしれないが、今朝の日経によると出会い系流用の可能性もあるとしている。

このケースでは一応“同意”はしている。しかし、Googleによるツール・バーの改編は夜中の知らないうちに行われてしまったものであり、“同意”をクリックした覚えはない(最近は酔っぱらってパソコンを触らないようにしている)。勝手にやられることの不気味さを感じる。

東京都の尖閣購入への寄付金は23日現在で8億8千万円で、完全にスローダウンしてきた。10億円に到達するかどうかだろう。













亀岡で登校中の小学生の列に、居眠り運転で突っ込んだ男の刑は、「危険運転致死傷」ではなく「自動車運転過失致死傷」で送検されることになった。

危険運転致死傷は、東名で飲酒運転のトラックが乗用車に追突し、幼い子供2人がなくなるという痛ましい事故を契機に、無謀運転による自動車事故の厳罰化を意図して法制化されたもので、最高では懲役25年の刑が科せられることもある。

無免許で一晩中車を乗り回し、挙句の果てに居眠りして登校中の児童の列に突っ込むというのは、「危険運転」そのものであると言える。

しかるに、今回のケースでは危険運転致死傷の成立要件に当てはまらないとして、罪が一等軽い「自動車運転過失致死傷」の適用になるというのは、遺族でなくとも納得できないことである。

適用要件を調べてみた。危険運転と法的に見なされるのは①飲酒や薬物による酩酊運転、②50キロ以上のスピードオーバー、③未熟運転(無免許でも日常的に運転していれば“運転技能あり”と認定され適用されない、④妨害運転(煽り、幅寄せなど)、⑤信号無視の5つのケースである。

居眠り運転は、これだけではこの5つの中には含まれない(①の飲酒や薬物の結果居眠りをした場合だけで、単なる居眠りは当てはまらない)。

無免許運転は未熟運転に該当しそうだが、多くの無免許運転のケースでは免許停止によるものが多く、無免許=未熟ということにならず、今回のように免許停止や失効でなくても、日常的に運転していれば技能ありと判断されてしまうことになる。

危険運転致死傷罪には、過労による事故は適用要件には含まれていない。一晩中走り回るような“無謀運転”も適用外で、これらを入れるとタクシーや、トラックの運転手がこれに当てはまることになり外されているのであろう。法の抜け穴のようだ。裁判員制度が始まって刑の厳罰化が進んだとされているが、この事件が裁判員によって裁かれるとどうなるのだろうか。

東京都への23日現在の寄付金は8億6千万円で、さすがにペースダウンしてきたようだ。
昨日は雨空で3月下旬の陽気。今日は晴天で6月下旬と、おなじみの3カ月ワープである。スカイツリーの開業初日はあいにくの雨で、高速エレベータの乗り心地しか味わえなかった(強風のためそのエレベータもストップしてしまったのだが)のが、今日は十分眺望を楽しめそうである。急いては事をし損じるということか。

ところで、今朝の日経にはスカイツリーの収支予想が掲載されている。投資総額は1430億円で、経費はスカイツリー部分が74億円、ソラマチなどの関連施設の部分が66億円と見積もられている。

一方、収入の見込みは、“本業”である電波塔としての利用料が30億円、賃料収入が95億円、展望台の入場料と物販で75億円前後というのが日経の見立てである。

キャッシュフローとしてみると、60億円のプラスであり、20年ちょっとで投資回収ができそうである。電波塔としての利用料も含めると、スカイツリー本体と関連施設で各々30億円ずつバランスのとれた収支見込みになっている。


日経の記事では、割高な入場料でどれだけブームが維持できるかどうかが課題とされているようだが、私の見方は少し違うと思う。

入場者数は、キャパシティの関係から最大でも2万人程度である。東京ドームの観客や東京ディズニーランドの入場者の半分程度のキャパしかないことになる。「一度は上って見たい」と思う人が多いだろうから、最大でも2万人というのはかなり高い壁である。

当日券の発売がはじまっても、入場券はプラチナチケットであることには当分変わらないだろう。最大でも2万人ということが希少性を生み出し、典型的な“飢餓のマーケティング”として、安定的な入場料収入は長期間続くと思う。

問題は、ソラマチなどの賃貸料収入の方だと思う。関連施設への来場者は最大20万人と見込まれている。ツリーへの入場者の10倍が集まる予想となっている。昨日の来場者は10万人という報道になっている。予約チケットは1日8500人なので、10倍を少し超えた数値で、最大20万人としていることは納得できる。

しかし、ソラマチはツリーと違って、“飢餓のマーケティング”の要素が少なく、長期的には減少傾向が起きると思っている。本体は安定した収入が見込めても、関連施設は危うさを秘めているものと思われる。

近いうちにソラマチに出かけて、私なりに魅力度をチェックしてみたいと思う。

尖閣への寄付金は、21日現在で8億4千万円になった。この分では10億円を超えるのは間違いなさそうだ。こちらの私の予想は外れた。感度を鈍らせないためにも、ソラマチ・ウオッチングは不可欠なようだ。
今朝は晴れたり曇ったりの天気であり、6時半の時点では太陽が姿を見せている。しかし、空の8割は雲に覆われており、ドンピシャのタイミングでは分が悪そうな気がする。

昨日は、新しい言葉を一つ覚えた。「割り返し」という言葉である。相撲用語で、「一度決めた取り組みの変更」という意味らしい。これまでも、優勝決定戦などがあった時に、本場所での対戦を「本割」ということは知っており、“割”という言葉は取り組みを指すということはなんとなく知っていた。

「割り返し」という言葉を聞いたのは、昨日の相撲協会の談話だった。昨日は3敗と4敗の6人の力士による優勝争いを楽しみに、テレビのスイッチを入れたのだが、いきなり期待がしぼんでしまった。琴欧州の休場で突然の不戦勝により、4敗の力士にはチャンスがなくなってしまったのだ。


3敗で残っていた2人の対戦相手はいずれも分が悪く、両者とも敗れると不戦勝の勝ち名乗りを受けた力士が優勝するという、全く味気ないものになりそうだった。優勝争いの結末を見ようと、当日券を求めた人は「カネを返せ」という心境になったろう。

当日の朝に、琴欧州が休場したためで、相撲協会の危機管理部長の八角親方の談話の中に、「前日に休場の申し入れがあったのなら、“割り返し”も考えられた」というコメントがあった。

このコメントの感想は二つある。不戦勝という制度があるにもかかわらず、これを無視して取り組みを作り直すというのは、サイコロを振って良いめが出ないからといってもう一度振り直すようなもので、ルールに則ったスポーツではなく、相撲は“興行”であるということを示したものだということ。

もう一つは、取り組みを作り直すといっても、その一番だけをいじくるわけにはいかず、連鎖的に変えなければならないので、大変な作業になりそうなのだが、徹夜をしてでもやり遂げるということだったのだろうか。これも客商売のスタンスである。

割り返しという言葉は、相撲がスポーツではなく、興行であるということを認めた言葉であると思う。

先ほど、雲間から金環蝕を垣間見る事が出来た。何かいいことがあるのだろうか。


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