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秋の訪れが早いのではないかと期待していたのだが、連日猛暑が続いており今週一杯は耐える日々が続きそうだ。昨日は打ち合わせがタイミングよく(?)夕方に終わったので、阿吽の呼吸で一杯やることになってしまった。

ふだんは、居酒屋に行くことが多いのだが、あまりの暑さにビヤガーデンを利用することにした。若いころは、お酒を飲むと言ったら圧倒的にビールが多く、ビヤガーデンやビヤホールに出かけることが多かったのだが、最近では日本酒や焼酎を飲むことが多くなったのであまり利用することはなかった。

暑さもあったので、昨夜はビヤホールではなくビヤガーデンで外の空気を味わいながらビールを楽しむことにした。ふだんは飲み放題というのはあまり利用しないのだが、2時間限定という追い出しのシステムで飲みすぎが防げるとの判断で、飲み放題とおつまみ一品がついて2500円というものにした。

さすがにビールばかりでは飽きてきたので、赤ワインを注文した。出てきたワインを見て驚いた。ワイングラスではなく、ビールと同じジョッキに入れられて出てきたのである。

     89fbfb1b.jpg                                         一目見ただけで、飲む気がしなくなった。ビールとワインを同じ入れ物で飲ませるという店の神経を疑いながら一口飲んだのだが、甘みが強すぎてとても飲み干すことができない代物だった。子どもの頃、赤玉ポートワインというものがあったが、それとそっくりの味わいだった。赤玉ポートワインの全盛時代には、ワインというよりも「ぶどう酒」という名前の方が通りがよかったが、今でもぶどう酒が飲めるというのは感激(?)だ。

まずい酒を飲むほど悲しいことはなく、二度と飲み放題を利用することはないだろう。

イギリス人に毒を飲ませて殺害した元党幹部の妻が、有罪となり死刑が言い渡されたのだが、執行猶予のおまけつきの判決となった。死刑に執行猶予が付くというのは初めて耳にしたが、どういう意味を持つのだろうか。中国とはよくわからない国だ。


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尖閣に今度は日本の地方議員が上陸し、日の丸を掲げた映像がニュースで流れている。香港の活動家の姿を見ていただけに、次は日本の右翼がやらかすと思っていたが、地方議員というのは意外な気がする。

早速中国から“主権侵害”という抗議が出されており、話がだんだんエスカレートしそうな気配がある。領土問題というのは、話し合いで解決するというのは無理があると思う。条件をつけて譲歩をすれば「弱腰外交」との非難を浴びるためで、お互い譲れないことになるからだ。

お互い一歩も譲れない状態になった時に、救世主のように現れるのが「時の氏神」というものがある。鎌倉幕府が政権基盤を確立したのは、各地で頻発した領主同士の裁定という司法権を駆使したことにある。今回も国際司法裁判所が時の氏神の役割を果たせばよいのだが、ハーグには鎌倉幕府のような絶対的な権限がないようだ。

基本的に領土問題は、“そっとしておく”しかないように思う。解決策があるならばともかく、妙案がないのに騒ぎ立てて世論を煽るのは得策ではないと思う。これは政治家だけでなく、メディアにも言えることだ。

槍ヶ岳で落雷にあって亡くなった方について続報の記事が今朝の日経に乗っていた。見出しは、「北アの死者 関電元常務」となっていた。死因は感電死とされている。漫才や落語のネタになりそうな話だ。
このところ、北と南の空気のおしくらまんじゅうが続き、昨日は午前中にBS放送が途切れ途切れになるほど不安定な大気の状態になってしまった。甲子園も2時間以上の中断を余儀なくされ、落雷の被害があちこちに出ている。

長居公園では、木の下に避難していた女性が落雷で亡くなっている。4月の竜巻が発生した時にも、木の下に逃げ込んだ人が被害にあっており、太い木への安心感があるのだろうが、錯覚だ。気象についてのリテラシーを高める教育が必要だと思う。

とはいっても、槍ヶ岳で落雷にあって亡くなった方は気の毒としか言いようがない。身を隠すところはなく、逃げようのない山で雷様と遭遇したらどうしようもない。身につけている金属(眼鏡やベルトなど)を全て外してうつ伏せになるしかないと教えられたことがあるのだが、足下で稲光が走っている恐ろしい光景は忘れられない。

天気予報は気象庁だけでなく、民間の予報会社が出しているが、今朝の新聞には「天気予報、10日先まで気象庁、民間事業者に解禁」という見出しの記事が掲載されている。天気予報を何日先まで出すかということを、気象庁が許可しているということは知らなかった。

ゴールデンウイークなどは、1週間を超える休みが最近では当たり前になってきただけに、10日先の天気予報に需要があるのは理解できる。

しかし、気象庁が規制緩和(?)を実施するためにこの3~5月に“検証”したところ、単純な晴れか雨かという予報の的中率は9日先で40%、7日先では50%という結果だったらしい。1週間先の天気予報が当たる確率は1/2であり、9日先になるとそれ以下のレベルだ。2回に1回しか当たらないのでは、「伝統的な下駄による天気予報」と変わらないことになる。

気象庁は、民間に解禁しても、自らはこれまで通り1週間先までにとどめ、10日先の予報は出さないそうである。高価なスパコンを駆使しても、下駄を掘り投げるのと変わらないようでは当然だろう。

民間の予報会社は、下駄を持たない家庭が増えた事を見込んでの事なのだろうか?


ロンドンオリンピックの、サッカー男子の日本とモロッコの試合で、ドリブル突破で日本を苦しめていたモロッコの主力選手が、後半早々に交替して助かった思いをしたことがある。交替の事情が後でわかったのだが、ラマダンでの体調を慮ってとのことであった。オリンピックでも例外を認めないというイスラムの戒律の厳しさを示す出来事だという感想を持った。

さらに、イスラムの教えを感じさせる出来事がある。チュニジアでロンドンオリンピックの女子3000m障害で銅メダルを獲得したグリビ選手に対して、国籍はく奪の動きがあるというニュースだ。最近の陸上競技の女性アスリートは、おへそが見えるユニフォームを着用するのが当たり前になっているが、このスタイルがイスラムの教義に反するという保守派の主張である。

同じニュースで、男子オープンウオータースイミングで金メダル、1500mで銅メダルを獲得した選手にも、ラマダンなのに試合前にジュースを飲んだことが批判されている。ラマダンといえば、日中は食事をとってはいけない決まりになっており、食事抜きで10キロの遠泳など到底できないのに、許されないという厳しい戒律である。

チュニジアといえば、ジャスミン革命により“アラブの春”の引金を引いた国であり、民主化の先方を切っていた国だと思っていたが、その裏ではイスラム原理主義も台頭しているということなのだろうか。国籍はく奪のようなことが実際に起こるとすれば、ジャスミン革命とは何だったのだろうという疑問がわいてくる。

尖閣に上陸した香港の活動家の、那覇に連行される姿の映像がニュースで流されている。わめき散らしながら連行される様は、どうみても堅気には見えず、日本の基準で見れば暴力団の構成員としか映らない。30人で待ちかまえていたらしいが、抵抗する5人を取り押さえるのは大変だったと思う。

連中の風体からは、日本の右翼と同じような感じがしたのだが、中国でも日本の右翼を“活動家”と呼ぶのだろうか。


太平洋戦争が終わって昨日で67年になるが、今年ほど領土問題が賑わした年は記憶にはない。連日韓国大統領の発言が記事になり、昨日は尖閣に香港の活動家に上陸を許してしまった。

上陸を許すというのは正しい表現ではないかもしれない。領海侵入を咎めるのは海上保安庁の役割だが、現行法上では海上で捕らえるというのは要件がかなり厳しいらしい。しかし、上陸したとなると警察権の及ぶところとなり、待ち構えての現行犯逮捕ということになったようだ。

どの国にとってもそうだが、領土問題については世論がヒートアップしやすい。尖閣の出来事はあくまでも“民間人”による行為だから、穏便に済ませることはできるが、竹島問題は大統領という最高権力者の行動であるから、事は簡単には治まらないと思う。

ましてや、韓国大統領が「天皇陛下が“韓国を訪問したいなら”、謝罪をするべきだ」という発言には、日本国民にもナショナリズムの血がうごめいたと思う。天皇が韓国を訪問したいというお願いを韓国にしており、土下座すれば許してやるというようにも受け取れるからだ。

この問題の根底には従軍慰安婦問題がある。この問題を少し調べてみたが、私にはよくわからない。この問題の発端は、80年代に吉田某が済州島で女性を強制連行したと著書で認めたことにあるが、後にねつ造であったことを本人が認めており、ここから話はややこしくなる。

強制連行があったか否か、連行された数が3万人から20万人という説もあり、40年以上たった時点ではわからないことだらけで、南京大虐殺と同じように謎だらけの問題である。

さらに厄介なのは、アメリカの議会が“人道上の問題”として07年に非難決議をしたことにある。さらに、アメリカでは現在国連での非難決議をしようと画策しているとされている(アメリカの歴史教科書で慰安婦の強制連行について取り上げている教科書もあるらしい)。議会決議に至った背景には、在米韓国人のロビー活動があり、これを阻止しようとした日本のロビー活動が失敗したというおまけも付いている。

これを受けて、韓国の憲法裁判所が昨年韓国政府の態度を違憲とする判決を下している。韓国大統領が何らかの行動を示さなければならないということはよくわかった。

わからないのは、この問題を決着させるために、何をしなければならないかということだ。賠償金を求めているのかというと、90年代に賠償金を支払おうとしたが、韓国政府はこれを拒否している(日本政府から直接ではなく、「アジア女性基金」という民間の資金によることが受け取り拒否になったのかもしれないが)。

謝罪を求めているのだろうが、強制連行についても軍によるものか、女衒によるものかは今となってはわからないし、20万人という数字も疑問が多い(当時の朝鮮の16歳から21歳までの人口は120万人で、6人に1人だとすると終戦直後に大きな社会問題になっていたはずだ)。

朝鮮人慰安婦が大量にいたことは事実だから、謝罪をするのは仕方がないが、そのための事実認定が食い違うと素直には謝れないところだろう。

人権問題の規範は、21世紀に入った現代と、70年前とは大きく異なっている。現在の価値判断の基準で、どこまで遡って裁くことができるのだろうか疑問だ。この問題で国連の非難決議が可決されるとしたら、広島や長崎の原爆投下も非難決議されなくてはならないと思うのだが…








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