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朝から歯の治療があったため、ブログをアップするのが午後になってしまった。
今日も歯科医から二つの脅しがあった。

一つ目は、喫煙と歯周病の関係である。喫煙による弊害は、口腔内の温度が上がりすぎ、唾液による消毒作用が弱まることが、歯周病に罹りやすく、治療も難しくしているとのことである。「努力します」と答えるしかなかった。

もう一つの脅しは、元大関貴乃花(元藤島親方)が口腔癌で亡くなったのは歯医者に行かなかったからということであった。

歯科医は「診察にさえ来ていれば、歯科医は一目診ただけで異常が分かる。私も患者さんの異常を見つけて何人かを専門医に紹介したことがある。」とのことである。従って、今後は年に2回は定期検診にくるようにとのことであった。有名人を利用した警告である。

更に付け加えて「千葉そごうで毎年6月の歯の予防週間に、イベントとして口腔癌検診を行っている。評判が良いので先着300名に限定しているが、毎年ごく僅かではあるが前癌症状も含めて2~3人は発見されている」とのことであった。

100人に一人を多いと考えるか少ないと考えるかであるが、自覚症状はあまりないらしく、自分で口の中をチェックするのも難しいので、歯垢を取りがてら定期的にチェックしてもらうのも必要だと思わされた。巧みな話術であり、参考になった。

一つ気になったのは「かかりつけ初診料」の制度である。数年前制度の導入に際して大規模な贈収賄事件が発生している。これは、「なじみ初診料」とも当時言われており、丁寧な検査を行うことで通常の初診料より高い金額を請求できるものである。

私の記憶では3000円近く支払ったような覚えがある。なじみになると高くなるということになんとなく違和感があり、定期検診でこの初診料を取られるかどうかが気がかりである。結果は半年後に判明する。

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黒川温泉の旅館新明館の主人で、国土交通省から「観光カリスマ」に認定された後藤哲也氏と旅行作家で札幌国際大学観光学部教授の松田忠徳氏との対論集「黒川温泉 経営学講座」(光文社新書)を読んだ。

黒川温泉は熊本県の東北部、大分県との県境南小国町に位置する古くからの温泉街である。公共交通機関の便が悪くひっそりとした湯治の宿であったが、昭和39年の「やまなみハイウエイ」の開通により、脚光を浴びるようになった。

高校の修学旅行が南九州一週の旅で、瀬戸内海を船で渡り、大分から熊本へ移動する時に「やまなみハイウエイ」を通り、雄大な景色と快適な道路(当時はまだ名神高速道路もなかった)に感動したことを覚えている。

しかし、栄えたのは開通当時の一時だけで、大型温泉地に押されて低迷が続いていたが、90年代の後半から評判が上がり、2000年代になるとマスコミにも度々取り上げられる人気温泉になった。
その原動力になったのが後藤氏で、その経営哲学が語られているのが本書である。聞き手の松田氏がやや喋りすぎになっているのが気になるが、後藤氏の話には得るところが多い。

一番感銘を受けたのは、自分の旅館だけが繁盛するのではなく、街全体の繁栄を考えていることである。
黒川温泉の名物になっているのが「入湯手形」である。「入湯手形」を買い求めると、宿泊している旅館の他に3軒まで自由に風呂を利用できるものである。敷地の制約などで露天風呂を作れない旅館があり、これを救うために作った制度が、風呂巡りという魅力になって評判を呼んだのである。

後藤氏は経営する旅館の売店を最小限の規模にとどめている。その心は、「宿泊客に街を散策してもらい、街としての賑わいを創る」という点にある。
宿泊、飲食、物販の3本柱で売上拡大を目指す宿泊施設が多い中で、あえて飲食や物販の拡大を求めず、街との共存共栄を図ろうとしているのである。

桜の開花予想が気象庁より昨日発表された。例年より、2週間程度早く桜が拝めそうである。以前ラジオの番組で、「一本桜」と「並木桜」のどちらが良いかというものがあった。私は、「薄墨桜」のような一本桜も風情があって好きだが、土手に連なる並木桜は華やいだ雰囲気があって更に好きである。

黒川温泉も街並みみの統一や、旅館組合の活動など、「並木桜」を育てようという姿勢が感じられ、「町興し」の原点を見るような気がする。

後藤氏の話についての感想はまだまだあり、後日述べることにする。
自宅のマンションの敷地に隣接して、千葉市の図書館がある。徒歩約3分で利用できる。この図書館の利用はこれまで年に一度あるかないか程度だったのだが、おととしの12月から月に1~2度の利用とせっせと通うようになった。

これは10年前に亡くなった司馬遼太郎の「街道をゆく」全43巻を、15ヶ月かけて読破したためである。1960年代の末から亡くなる直前まで週刊誌に連載されていたもので、単行本にも昔からなっていたが、3年前に大きな書体のものとして再刊行されていた。

司馬遼太郎は学生時代から愛読しており、高校生の頃に読んだ「竜馬がゆく」に感動し、大学の面接で尊敬する人物として迷わず「坂本竜馬」としたことを思い出す。「梟の城」や「新撰組血風録」などの軽いタッチのものから「坂の上の雲」のような長編までほとんど読破した。しかし、紀行文にあまり興味がなかったため、「街道をゆく」は全く眼にした事がなかった。

3年前に新潮社から、「司馬遼太郎が考えたこと」という全15巻のエッセイ集が文庫本として発売されたときに、これを読み始め、彼の小説以外のものも読むべきだということで、43巻に挑戦することにし、買い求めると費用はもとよりスペースも大変なために図書館を利用したわけである。

読み出すと大変面白く、歴史を知りながら旅をする楽しさを自分もやってみたいという気にさせてくれた。歴史だけでなく、彼の観察眼にも惹かれるところがあり、感じたことをあげると100回くらいブログが書けそうな気がする。

中でももっとも印象に残ったのは「ニューヨーク散歩」(多分)ホテルのサービスについてで書かれていた、サーバント型サービスと日本のもてなし型サービスである。欧米は執事の文化が根付いており、痒いところに手が届くサービスが売りであり、日本には茶道のもてなしの心にもとづくサービスがあり少し内容が違うという意味のことが記されていた。

自分なりにこのことをもう少し考えてみたのだが、執事の文化ではご主人様に対する一方的なサービスの提供であり、主人の満足度追求が主役となる。
一方茶道のもてなしの心は、主人と客の両方がお互いを思いやり、お互いの満足を求めるものである。これを「一座建立」というそうである。

CSの仕事で今までは執事の文化でCSを語っていたが、顧客と一緒になって行う「一座建立」的発想のCSの進め方があるような気がする。
少し茶道について勉強してみようと思う。
国会の審議は参議院に移った。
日経文庫の改訂版の原稿を書きながら、審議の模様を聞いている。
本来原稿は12月中に書き上げなければいけなかったのが、諸般の事情があって大幅に遅れていた。
ようやく踏ん切りがついたので、後2日ほどで書き上げることができると思う。

参議院の予算委員会は、衆議院と違って野党第1党の民主党から始まり、与党の質問はその後になる。
昨日の最後の質問者は、自民党の片山参議院幹事長だった。野党の質問は政権の追及が中心になるのに対して、与党のそれは政権を「よいしょ」するのが通例である。

昨日の質問はその慣例通りだったのだが、一つ気になることがあった。
片山幹事長は、政権の支持率について触れ、「支持率の低下がマスコミがはやしているが、ようやく巡航速度になったものとみることができる。支持率に一喜一憂することなく、政治は支持率を気にする必要はない」という意味の質問をしていた。

これに対して安倍首相も「支持率を気にせず政権運営を努める」という趣旨の答弁をしていた。

しかし支持率は、政治の世界の顧客満足度指標とみることができる。自社の顧客満足度を気にしない経営者はいないはずで、政治の世界にもこれは当てはまると思う。

「良い政策」を推進していれば支持率が低下しても構わない、という考えがあるようだが、これは違うと思う。理解が得られないのは説明ができていないためであり、納得が得られるような説明・情報提供の工夫が必要だと思う。

小泉前首相は「鈍感力」のすすめを説いているようだが、政治家は世論(マスコミの論調ではない)に対して「敏感力」を磨く必要があると思うのだが…

昨日は「びわ湖毎日マラソン」が行われた。今年の夏の大阪世界陸上の選手選考のラストレースであった。
気温が20度を超える厳しい条件でのレースになり、国内招待選手は全員30Kmで脱落し、一般参加の旭化成の久保田が2時間12分台で6位に入ったのが日本人選手の最高であった。

これで、今回の選考会で日本陸連が定めた選考基準を上回ったのは、福岡を走った奥谷選手ただ一人となった。今年の選考対象レースは、
福岡は絶好のコンディションだったが、その他のレースは天候に恵まれず記録が出にくい条件となったためとされている。
地元で行われる大会だから、出場枠の5人を何とか選出するのだろうが、
かなりもめることと思う。

しかし、20年前のソウル五輪の選考の折には、一発選考の対象であった福岡国際で、今年の東京マラソン以上に厳しい気象条件の中で、中山選手は2時間8分台でブッチギリの優勝を遂げたし、選考会を骨折で出場していなかった瀬古選手は、追試として参加した「びわ湖」で、今回と同じような異常気象の中で、精彩を欠きながらも、2時間10分台で優勝している。
20年前に比べて全体のレベルが落ちていることは否めまい。

レベルの低下はマラソンだけでなく、昨日終わったスキーのジャンプや複合も、10年前にはメダルを取るのが当たり前だったのが、僥倖に恵まれての団体3位がやっとであり、スピードスケートも同様である。
先日行われた柔道の国際大会で出場した3人のアテネの金メダリストがいずれも敗退している。

オリンピック種目で今元気なのは、今月東京で世界選手権が行われるフィギュアスケートと、水泳だけではないかと思う。両者に共通しているのは、有望な若手が次から次へと出現していることである。新陳代謝が活発に行われるのが「若い」証拠である。

そもそも、真夏に行われる五輪や世界選手権を、冬場の選考会でタイムを基準にしながら選ぶのは無理があると思う。おそらく今年の大阪世界選手権で2時間12分台で走れば金メダルを狙える。
前半トップグループについてゆけず、後半に追い上げたレース振りは評価が低くなるのだろうが、過酷な気象条件の中で自己記録を更新した、24歳の久保田選手をぜひ選んでもらいたいと思うのだが…



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