社長のブログです
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 日曜から月曜にかけて久しぶりに大阪を訪れた。関西方面でこの数年仕事がなく、新幹線に乗るのも4年ぶりであった。日曜は故郷の枚方で法事があり、法事の後で生まれ育った界隈を少し散策した。 昔を思い出しながらあちこち歩いたが、子供の頃は随分広い道だと思っていたが、大人になって見渡すと随分狭く感じ、大人の目線との違いを感じさせられた。宿場町「枚方」を盛り上げるために、市が助成金を出して外壁を格子状のものにしたり、行灯を玄関先などに設置したりするなどの工夫がなされていた。しかし、乱開発が進んで昔の面影を残すものは大半が取り壊された後に、少しぐらい街並みを整備する活動をしても、空しさだけが残るだけである。 私が生まれ育った家の隣が、「本陣」のあったところである。その後に、北河内郡の郡役所がおかれ、市になってからは教育委員会や図書館として利用されていた。子供の頃の絶好の遊び場であり、建物の前庭で三角ベースをしたり、建物の屋根によじ登り鬼ごっこをした場所であった。30年ほど前に取り壊されており、今は誰も遊ぶ人のいない公園になっている。整備されていないときのほうが、心地よさがあったような気がする。 親戚の家に立ち寄った時に、枚方と交野(かたの)の今と昔の姿を対比した写真集を見せられた。2年前に発行された1万円以上する高価な写真集である。懐かしい風景や風物が一杯掲載されており、酒の肴にしながらパラパラとページをめくっていたら、なんと50数年前の自分自身が登場していたのには驚いた。 枚方の酒屋がキャンペーンをしていたときのもので、父親に連れられて記念写真に納まっていた。酒屋のおじさんばかり20人くらいいる中に、幼児が一人居る不思議な光景である。私の父が最も若いくらいであり、ほとんどは既に故人となっている。なぜ自分がそこに居たのか、今となっては知るすべもなかった。 PR ブログを掲載し始めて1ヶ月が経過した。ネタに困るのではないかと心配していたが、毎日色々感じることがあるもので、ここまで1日も休みなく掲載できている。出張や一日がかりの仕事が起きない限り、毎日続けるつもりだ。 ブログを連載し始めて気が付いたことは、日ごろ漠然と感じていることを文章であらわすことにより、形となり自分自身の考え方・ものの見方を整理するのに非常に役立っているということである。考えたことを積み重ね、新たなカテゴリー分けすることにより、発想が広がってゆくように思う。いわば、毎日KJ法のカードを1枚ずつ書いているようなものである。 ここまでのパターンを振り返ると、その日体験したことの感想、スポーツネタ、読書感想、ニュースネタに大別できる。ブログが100本程度たまった段階で、掲載したものをカテゴリーわけし、見やすくしたいと考えているが、どういうカテゴリーにするかが分析力の発揮のしどころだと思う。 パオロ・マッツァリーノという謎のイタリア人と称する人がいる(多分ペンネームであろう)。インターネットサーフィンをしていたときに偶然出くわした人物である。HP上で「反社会学講座」というユニークな分析を展開しており、社会学についての新しい見方を提供している。ニートや格差の問題を取り上げていたため、プリントアウトして家族中でまわし読みしたことがある。 その彼が筑摩書房新書で「つっこみ力」という本を最近出した。タイトルの面白さにも魅かれて、買い求めてしまった。「つっこみ力」とは本書によるとメディア・リテラシーのことを指しているようである。以前から、リテラシーという言葉に興味があったが、日本語で表現するとどういう言葉がぴったりくるか思いつかなかったのだが、「つっこみ力」という言葉もその候補の一つにあげられよう。 本書で面白いと感じたのは、引用の多さである。巻末の参考資料の一覧を見ると、数え間違いがなければ137の資料を基にしていることになる。新書を1冊ものにするのに、130もの資料を活用しているとは驚きである。参考資料が多いのは、“参考” になる。 例えば、つっこみという言葉を何時から使われるようになったかということを、「日本国語大事典」という小学館発行のもので調べている。NHKの午後の報道番組で「気になる言葉」というコーナーがある。このコーナーでは、毎回日本語の言葉を取り上げて、正しい言葉の意味や使い方について解説をしておりためになることが多い。 この番組でよく言葉が始めて文献に登場するのは、ということで解説をされることがある。どうして調べているのだろうという疑問を持っていたが、「日本国語大辞典」が原本であることがようやくわかった。引用先の知識もインテリジェンスの一つである。多いに参考にしたい。 ちなみに「日本国語大辞典」を手に入れようと思い、HPで検索してみると全13巻の辞典であり、費用とスペースを考えてあきらめたが、すぐそばの図書館にあることを確認し、図書館を利用することにした。
今朝東京都心でこの冬初めての雪が観測されたそうである。史上最も遅い初雪の記録となった。関東地方など太平洋側で雪が降る条件は、西高東低の冬型の天気図ではなく、台湾付近で発生した低気圧が発達しながら進んでいる時に、北から寒気が降りてきた時に降りやすいとされている。今朝の天気図も一応このパターンである。
真冬には西高東低が続くためあまり雪が降らず、12月や3月など厳冬期以外にも雪が降ることが良くある。3月の大雪で思い出されるのは、21年前の3月下旬の大雪である。現在のマンションに引っ越して最初の日曜日に、大磯で某メーカーのセミナーの講師として出かけた時のことである。 セミナーは午後から2泊3日のスケジュールで行う予定になっており、朝8時ごろ家を出た。自宅の周辺は雪ではなく、大雨であった。東京駅に付いた頃には雪が降っており、東海道線では吹雪の中の進行となり、横浜あたりからは途中の駅で何度も永井停車を繰り返しながら進み、平塚に辿り着いたところで、運休になってしまった。進むことも引き返すこともできず、やむなく駅を出て市内で昼食をとることにした。 幸い近くに蕎麦屋を見つけて店内に入り、蕎麦と熱燗で体を温めた。ところが蕎麦を食べている最中に停電し、薄暗い店内での食事となった。外へ出るには気合が必要なために、防寒対策として熱燗をもう一杯注文したところ一切料理ができなくなったと店員に言われた。 厨房では、ガスコンロと換気扇が連動しており、停電で換気扇が止まったために、自動的にガスも使えなくなったのである。仕方なく店を出ようとしたが、今度はレジが開かず釣銭が出せなくなっていた。あいにく1万円札しかなかったため、ありあわせの小銭を出して、残りはお店のサービスとなってしまった。店の自動扉は手動であけることができたが、町中が停電していた。 信号機も故障して道路も大渋滞していたが、バスを乗り継ぎ夕方にようやくホテルに到着した。夕方からでもセミナーを開こうとしたが、会場に到着していたのは大雪に影響されない西から来た人だけで、東京方面から来ていた人はごく僅かで、カリキュラムを変更して対応することになり、その夜は懇親会に切り替えコミュニケーションの充実を図った。 翌日到着した人の話を聞くと、途中まで来て電車がストップしたときのとっさの判断の差が明暗を分けたようである。大雪では15年ほど前に、勝浦で寒イサキを釣っていたときのことも思い出される。 珍しく朝から好調で、今日は大量だと思っていたのだが、1時間ほどで船長から陸の上では大雪なので早上がりするという指示があり、帰宅することになった。船の上では雪も降っておらずやや靄が立ち込めている程度であったが、港に戻るとうっすらと雪化粧があり、途中から大雪となった。 雪の上をタイヤチェーンもなく走るのは無謀だが、人里はなれた山中で車を放置して歩くわけも行かず、そのまま走り続けることにした。雪の上ではブレーキをかけることと大きなハンドル操作は絶対やってはいけないことと悟り、時速10キロのノロノロ運転(エンジンブレーキだけで走っている状態)で、スリップしてエンコしている多くの車を尻目に9時間かけてようやく自宅にたどり着いた。 日ごろ雪に馴染みが薄い人間にとって、大雪に遭遇したときに過去の経験や知識を総動員して対処する、「サバイバル」の知恵が必要だと感じた。
昨日気象庁から2回目の「桜の開花予想」が発表された。このところの低温の影響もあったのか、記録的早咲きと報道された1週間前の発表よりも大幅に後退しているが、それでも平年より少し早い予想となっている。
平年よりも2週間も早いと予想された静岡や、東京、松山、高松は入力ミスがあったためである。屋形船や旅行会社・弁当業者など、開花予想のミスで影響を受けたところは少なくないように思う。入力ミスによる経済に与えるマイナス効果がどれだけあったのか検証してみる必要がありそうだ。 2月が記録的暖冬であったため、桜の開花が早まるのは当然だという認識があり、静岡は本州の中で冬にもっとも暖かい地域で、昔は横浜ベイスターズの前身である大洋ホエールズがキャンプを張っていたこともあり、平年より2週間も早い予想も、そんなものかなと思ってしまった。 ところで、記録的早咲きと報道された3月8日の日経の朝刊には、「予想合戦花盛り」という見出しで、民間気象情報会社との対比の記事も掲載されていた。 気象庁が最も早いと予想した静岡は、民間気象情報会社のウェザーニュースでは12日も違っており、担当者のコメントとして「率直に言って大胆な印象を受けた。静岡などはちょっと早すぎるのでは」というのを紹介していた。 メディア・リテラシーのことを「ツッコミ力」という言葉で表現をしている人がいる。リリース記事をそのまま無批判に掲載する報道機関が多い中で、裏付けをとるという記者としての基本「ツッコミ」を忘れなかった日経の担当者に敬意を表したい。 野球のキャンプ地があったことなど、生半可な思い当る節があったために、そんなものかと安易に考えてしまった自分自身にも反省している。 「ツッコミ力」については、稿を改めて紹介する予定である。 |
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