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今朝は台風の影響なのか南風がそよそよと吹いて、非常に蒸し暑い天気である。不快指数は極めて高く、散歩の途中で出会う出勤の人の顔は一応にげんなりした感じである。今日は吉祥寺の駅から20分くらい離れたところに出かけなければならないので、今から先が思いやられる。

昨日のこのブログで取り上げた、朝青龍に対する処罰のことが今朝のスポーツ紙ではトップ記事である。運動選手は怪我などで休むと筋肉が衰え、元の状態に回復するのに、休んだ期間と同じ日数を要するということがよく言われる。2場所の出場停止というのはある意味で「引退勧告」とも受け止められる。

今回の処分はそのような意味を含んだ相撲協会の意思を示しているのだが、朝青龍がそのように受け止めるかどうかは、外国人だからわからない。
最も、党首を選ぶ選挙だといいながら、選挙に敗れても「改革の方向は支持されている」という勝手な言い分で、続投を表明する日本人もいるのだから朝青龍を責めることもできないだろう。

農林水産大臣は辞職した。総理と会談し、その場で辞表を書いたというのは事実上の解雇である。「27日に新たな経費処理を巡る疑惑が生じたことが引き金になった」という官房長官のコメントもある。

しかし、タイミングが悪すぎるのではないかと思う。最初に事務所経費の疑惑が生じた際にかばい続け、火の粉があちこちに飛び火して大火事になってからの解雇通告である。ボヤの間に対処するという、危機管理能力の欠如といわれても仕方ないだろう。

相撲協会の朝青龍に対する厳罰は、支持する人の方が圧倒的に多いようである。これまでの甘やかしに対する問題はあるものの、問題が発覚したとたんに素早く対応し、毅然とした態度に好感がもたれたようである。

国の最高責任者に求められるのは危機管理能力であり、これが十分でない人は退場してもらうというのが道理だと思うのだがどうだろうか。

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今日から8月、夏本番と言いたいところだが、今朝も高曇りである。羽田に向かって着陸態勢に入っている上空の飛行機も霞んで見える。霞があるということは、東よりの風があるためで、真夏の姿ではない。7月の日照不足で野菜の値上がりも目立っている。8月は暑くなるのだろうか?

今朝のサンケイスポーツの1面は、朝青龍が全治6週間の診断書を提出し、夏巡業を休場するにもかかわらず、モンゴルでサッカーをしていた行為に、相撲協会に抗議電話が殺到しているというニュースであった。フアンからの“物言い”が1日で1000件にも達し、9本ある回線が一時普通となる事態になったということであった。

朝青龍としては、“方便”を使ったのだろうが、なぜこんなに反響が大きくなっているのか理解できないのではないだろうか。この問題は、作家の伊沢元彦が言うところの、日本の「正札文化」に根っ子があると思うからである。

伊沢元彦の「逆説の日本史第14巻」で、越後屋三井高利が店を開いたおり「現金安売り掛け値なし」の商法で一世を風靡した時に、掛け値なし=正札販売に意味があるとしている。

掛け値がないというお互いの信頼関係がそこにはあり、正直であるということが暗黙の了解となって商売が円滑に進むというのである。確かに、価格交渉が必要になると、駆け引きが必要になり、交渉術が磨かれ、日本の交渉下手、外交下手がここに単を発しているものだと思わされる。

日本以外の国では、掛け値が当たり前のことであり、10数年前にアメリカの自動車ディーラーで正札販売のみで価格交渉はないという制度を発表した時に驚いたことがある。価格交渉が当たり前で、正札には全く信頼がなかったのである。

中国や朝鮮も儒教国家で、士農工商の思想で商人とは最も卑しく信頼できるものではないとし、価格交渉があたりまえなのだろう。多分朝青龍もこの日本人のメンタリティが理解できず、戸惑っているのではないだろうか。

「武士は喰わねど高楊枝」と粋がっていたサムライ文化の影響が多かった江戸にはその気風が強く残り、今回の講義電話は東京が多かったと思うのだがどうだろうか。
昨日に引き続き選挙の総括の話をもう少し。選挙結果はデータが豊富にあるので、いろいろな角度から検証ができ、マーケティング戦略の参考になることが多い。

大勝した民主党ではあるが、都市部での得票率は前回の参議院選挙を上回ったのは、埼玉と大阪だけで東京、千葉、神奈川、愛知はむしろ微減である。とはいってもほぼ同じ水準で、言い換えると都市部での地力は安定しているといえよう。

自民党は逆に前回の参議院選挙から都市部での得票は軒並み低下しており、都市部での勢力は民主党の60~70%にすぎない。比例区で自民党が1位を占めた都道府県は10県にとどまっており、深刻な事態に直面しているといえよう。

共同通信では、この得票数を衆議院選挙の小選挙区にあてはめると、自民党の獲得議席は小選挙区34、比例区51の85議席にしかならないという試算を示している。ところが、公明党との選挙協力が上手く行き、公明党が比例区で獲得した票を上積みすると、小選挙区での獲得議席が165になるとのことである。

これではとても公明党に足を向けて寝ることはできないだろう。キャスティングボードを握る公明党の戦略としては、特定の地域に偏らず、満遍なく党勢を確保することがより影響力を維持できるのではないだろうか。

国民新党は新党日本の2/3しか得票できなかったが、都市部で大差がついたためであり、完全なローカル政党になってしまっている。中国地方を中心に九州・四国の一部での地域政党という生き方を考えるのもニッチ戦略として面白いと思うのだが。

昨日の日刊現代に、民放各社の出口調査による予測結果が掲載されていた。ぴったりあてたところは一つもなく、新党日本の獲得議席を1とした局は2局で、3局は0という見方であった。

新党日本は3%の票を獲得しており、議席獲得に必要な2%を大きく上回っているのに、0と判定した局のほうが多かったのである。放送局の「調査力」が問われる結果である。ちなみに1と予測したのはTBSとテレビ朝日だった。
参議院選挙の結果は、事前に報道機関が出した情勢分析通りの、民主党の大勝、与党の大敗という結果で終わった。前回の衆議院選挙では、「郵政民営化是か否か」ということで、与党の大勝になったのと全く逆の現象が起こったといえる。

今回の選挙の特徴は、1人区で自民党が大敗したことである。かっては、自民党の金城湯池であった地方で、現職が討ち死にし、かろうじて議席を得た地域でも数千票の僅差であったところがいくつもある。

この兆候は前回の郵政選挙に既に現れている。自民党が大勝したのは都市部で圧勝したからであり(東京や千葉ではかろうじて1議席を獲得したに留まっている)、地方では以外に民主党の善戦が目立っていた。

失われた10年以降、21世紀に入ってからの日本の問題点の一つは地域間格差の拡大にある。2005年の国勢調査結果では東京への一極集中が鮮明になり、2007年の地価公示での、都市部の上昇、地方の下落という姿に象徴的に表れている。

地域間格差を助長するような競争原理主義に対する不満が、公的年金問題が火種となって一挙に爆発したものと見ることができる。地方が大事と行脚を繰り返し、今回の選挙戦の第一声を岡山県の山間部からスタートしようとし(実際は大雨で山奥には行けなかったが)た小沢代表の戦略・戦術が功を奏したといえよう。

秋葉原で第一声をあげた、安倍首相の行動は、小沢代表とは全く逆の効果をもたらしたのではないだろうか。今回の結果は風が吹いたことによる“一過性”のものではないような気がする。2000年代初頭の潮の流れの変化を示しているのではないだろうか。

田中康夫は事前の予測では0+1という報道が多く心配していたが、何とか3%を確保し議席を獲得することができた。元議員7名など多くの候補者を擁立した、国民新党よりも多くの票を得たことは評価すべきであろう。

それにしても、2~3%の出現率しかないものを、調査で見極めることの難しさを改めて実感させられた。このレベルの数値は、誤差の塊ということなのだろう。
今日は快晴ではないが、非常に蒸し暑い一日である。これで冷たい空気が入ってくれば、夕方には一雨来そうな雰囲気である。何時に降るかで投票率に影響が出そうである。

2時少し前に投票所に出かけたが、2時の投票率は27%と示されていた。期日前投票と合わせると40%近くになっているはずで、投票所での混み具合などからすると、最終的には50%を超えるものと見られる。この地域の投票率はいつも全国より10%程度低い地域であるため、全国の投票率は60%に達すると思うのだがどうだろうか。

今回の選挙では期日前投票が1000万を超えると見られている。夏休みということもあって多くなったと見られている。期日前調査が増えると出口調査の精度にも影響が現れるようである。

4月に行われた沖縄の知事選挙では、出口調査ではほぼ拮抗していたが、期日前投票でリードした与党系候補の勝利となったそうである。公明党の支持者の期日前投票が多かったためといわれている。

今回この期日前投票についても、出口調査を行っているメディアがあるらしい。投票行動に影響を与えることへの配慮もあってか、これまでのところ公表はされていないのだが、選挙後には何らかのデータが示されるものと思う。

期日前投票と当日の投票でどのような違いが現れるのか興味を持ってみている。我が家では日経しかとっていないので、他紙の場合見落とす可能性がある。このブログをご覧になっている方で気づかれた方は、ぜひご一報ください。
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