社長のブログです
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冷たい雨が降っている。現在(8時)の気温は12度、冬が近づいてきたことを実感する。2月生まれのせいか、暑い時期よりも寒い季節の方が好きだ。とはいっても年齢のせいか、寒さも堪えるようになってきており、ほどほどの今の時期が良い。
テレビ朝日が14日のACLの最終戦を、地上波で放送することを決めた。これまでBS朝日で中継をしていたのを、急遽地上波でも放映することになったのだ。クラブチームの試合が、ゴールデンタイムに放映されることは稀であり、どれだけの視聴率を上げるのか見ものだ。 決勝に進出した浦和は、世界クラブ選手権に出場がほぼ決まっている(今年から従来の大陸別王者6カ国に開催国枠としてJリーグチャンピオンにも出場権が与えられた)。 しかし、開催国枠での出場よりも、アジアのチャンピオンとして堂々と切符を手にしたいはずだ。試合の行われる14日は、埼玉県民の日でもある。さぞかし、埼玉スタジアムは盛り上がることだろう。 浦和の今期の観客動員が100万人を突破しそうである。昨年が77万人だから35%の増加になる。観客動員NO2の新潟は50~60万人で停滞していることから、観客動員では2位の倍近くになる。 昨年のクラブの営業収入は70億円だったが、今年は100億円を突破しそうである。Jリーグ全体が低迷する中で、脅威の業績アップである。快進撃を象徴するのが、ユニフォームの広告収入である。 ユニフォームには胸、背中(上と下の2箇所)、袖、パンツなどに企業名やロゴを入れて広告料を取っている。観客動員が多く、露出の多いチームには当然料金が高くなるが、浦和の場合は合計で9億円になるそうだ。 胸マークが最も高く3億円とされているが、J2リーグの下位チームでは、水戸や愛媛など年間収入が3~4億円しかないところもある。浦和の胸マークの収入しか稼げないのである。 Jリーグ発足当時から浦和は熱狂的なフアンが多かったが、勝ち続けるうちによりフアンの支持が集まるようになった。観客動員やメディアへの露出の増加が、広告価値を引き上げたのである。 勝利→観客・メディア露出増→収入増→補強→勝利という、好循環の輪に入ったようである。勝利が観客増につながらないチームも森監督の西武のようなケースもあるのだが、基本的にはスポーツマーケティングはこの循環サイクルが当てはまると思う。 浦和はACLの王者となることで、日本のトップクラブから世界のトップクラブへのチケットを手に入れることになるだろう。14日に注目。 PR 経営コンサルタントの堀紘一氏は、JRAの馬主でもある。コンサルタントを職業にして、数10頭の馬主になれるとは羨ましい限りである。堀氏はサンスポの競馬欄に毎週コラムを連載している。経営コンサルタントの目線から競馬のあり方についてコメントを寄せられており、毎回楽しみに読んでいる。 数年前に、JRAの売上が3兆円を少し切った時代だったと思うが、JRAの政策として、売上2兆5千億円を想定した戦略を練っているということに、批判的なコメントを記載されていた。 普通なら売上が落ち込んでいる時には、必死になって回復の努力をするものであり、堀氏もこのような指摘をされていたのだが、2兆5千億円の戦略というのは、戦争でいうと徹底抗戦せずに防衛ラインをかなり後方に下げるようなものである。 こんな戦略があるのかと、訝しく思った記憶がある。その後も、ディープインパクトというスターホースが登場したにもかかわらず、売上は落ち込み続けてきたが、ここに来てようやく歯止めがかかってきた印象がある。 上半期のG1レースはほとんどが対前年比を下回っていたが、下半期のG1レースはいずれも僅かではあるが前年を上回っており、おそらく、今年のJRAの売上は2兆5千億円を少し上回る線で落ち着きそうである。見事に防衛ラインを死守しそうである。 3兆円の売上があったときに、減少を見越し、2兆5千億円で運営する方策(事務所移転などのリストラをやったようだ)を立て、それが実現したとなると慧眼としか言いようがない。 JRAの売上高のピークは98年で4兆円をギリギリ超える規模であった。バブル崩壊による不況が続いていたにもかかわらず、売上を伸ばしていたことで、“ギャンブルは不況知らず”ということもいわれていたが、その後は低落し続けており、不況の影響が遅れてやってきただけとも取れる。 私は少し違った見方をしている。マーケティングではユーザーセグメントの一つとして、ヘビーユーザー、ライトユーザーというわけ方をする。ヘビーユーザー=お馴染みさん、ライトユーザー=一見さんである。JRAの場合は、お馴染みさんの購買額も減少しているが、一見さんが大きく目減りしたのが売上ダウンの理由だと思う。ようやく、ヘビーユーザーとライトユーザーの構成が安定してきて、売上が落ち着いてきたのではないだろうか。 2002年の日韓W杯で、日本の試合が日曜夜8時から行われたことがあり、そのときのテレビ視聴率は60%を超える高いものだった。にもかかわらず、裏番組の「利家と松」は10数%の視聴率をあげており、コアな顧客はいることが証明されている。60%を超える視聴率は、普段テレビを見ないライトユーザーが一斉にテレビを見た結果である。 顧客の分析をするときは、このようなコアの顧客と浮動客というわけ方をしてみることが必要であろう。マーケティング・リサーチを行う時は、顧客をこのように分けるための項目を入れるのは必須ではないだろうか。 三菱UFGリサーチ&コンサルティング株式会社とヤフーバリューインサイト株式会社の共同調査で「2007年スポーツマーケティング基礎調査」というものの結果が発表されている。これによると、日本のスポーツ市場のマーケットサイズは、スタジアム観戦関連市場8200億円、用品市場1兆、2600億円、施設利用・会費市場1兆7800億円で合計すると3兆9000億円の市場規模になるという。 インターネットのモニターを対象に2000サンプルでの調査を行い、その結果を拡大推計したものが市場規模として公表されている。インチキな調査データの典型的なもののようだ。 スタジアム観戦関連市場は、調査で回答のあった690人の1回辺りの総支出(チケット料に飲食費、交通費、記念品購入費を足したもの)8200円をベースに拡大推計したものだが、インターネット調査のバイヤスが典型的に出ているものだと思う。Jリーグ1部に所属するチームの2006年の入場料収入の合計は114億円に過ぎない。交通費やグッズ関連の売上を合わせても300億円がいいところだ。 J2のチームも合わせても500億円には届かないだろう。プロ野球は資料を公表していないので分からないが、ソフトバンクの取締役の小林氏が日経のコラムで200億円に届かなかったと述べているので、1球団当たり平均値は多く見て150億円、12球団では1800億円というのが興行+飲食やグッズ関連の市場規模だろう。 サッカーと野球以外で、日本国内で目ぼしい収入を上げているのは相撲ぐらいだろうが、相撲協会の収入の放映権なども含めて120億円であり、どう贔屓目に見ても観戦市場=興行市場のマーケットは3000億円というのが妥当なところだ。これに交通費が1500億円加わり4500億円がスポーツ観戦にかかわる市場規模だと思う。 インターネットのモニター調査は、高齢者のデータに偏りが顕著に見られると思う。60歳以上でモニターに応じている人は、非常に元気で活発な人たちであり、同世代の平均像からはかけ離れている。この人たちの回答をそのまま用いて拡大推計すれば、現実とは大きなギャップを生じさせることになってしまう。 このようなゆがんだデータを平気でニュースリリースし、結果のレポートを販売しているらしい。良識を疑いたい。 結局小沢代表は辞意を撤回することになった。留任を求めた民主党の幹部たちは、小沢が辞任することで党が分裂し、せっかく優位に立った参議院でも、与党が主導権を握ることを恐れたのだろう。 今日は朝から幕張で開かれているモーターショーに出かけた。幕張メッセができたのは91年で、電車で2駅ということもあり、毎回モーターショーは見ている。 |
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