忍者ブログ
[320] [321] [322] [323] [324] [325] [326] [327] [328] [329] [330]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

雑ネタ扱いなのだが、気になる事件が一つある。成田空港の税関職員が、麻薬犬の訓練のため旅行客のバッグに訓練用の大麻を隠したところ、バッグが大麻を隠したまま行方不明になった事件である。

規則では、訓練用のバッグに大麻を入れることになっているが、訓練用のものでは慣れてしまって効果が薄れていると、旅行客の手荷物に入れるという“実践的”訓練をすることにしたようだ。この担当職員は以前からこの方式を採用しており、麻薬犬が見逃すことはなかったという。

これまでに何回くらい“実践的”訓練をしたのかをカウントすれば、麻薬犬の信頼度が測定できそうだ。

このニュースを最初に聞いた時に浮かんだのは、税関職員は旅行客の手荷物にモノを入れることができるということである。報道によれば、バッグのポケットに入れたとの事であり、バッグを開いたわけではないらしいが、手荷物を触っていても不審に思われないらしい。日常的な光景なのだろうか。

今回は、「運良く」旅行客を発見し、訓練用大麻を回収できたのだが、もしこの旅行客が出国しそこで発覚したら、どんな災難になったかわからない。冤罪は見に覚えがないことのため、これを晴らすのは非常に厄介である。いくらでも「冤罪」を演出できることが、今回の件で良く分かった。

仕事に熱心なあまりの暴走が今回の結果のようだが、事件は氷山の一角だと思う。メディアは雑ネタ扱いをせず、もう少し突っ込んだ追跡報道をしてもらいたいのだが…

それにしても、携行品の申告書から旅行客を割り出し、即日に大麻を回収した捜査能力の高さは見事なものだ。

PR
8時の気温が既に23度、今日も暑くなりそうだが、湿度が低く爽やかな日になりそうだ。昨日は宮崎県で33度を超え、5月としての新記録を樹立したようである。気象に関する新記録を数えると、年間いくつくらいあるのだろうか。異常気象のバロメーターになりそうな気がする。

家計調査の話の続きを。時系列データを見ると、項目によって様子が大分違う。収入のピークは95年で、それ以来下がり続けている。収入の減少に見合って支出も減っているのだが、最も大きくダウンしているのは衣服・身の回り品と呼ばれるものである。

95年を100とする指数で見ると、2007年には60となっており40%も下落している。次に、家電・家具などの耐久消費財で75、教育費の80などが大きく落ち込んでいる項目だ。教育費が減っているのは、家計調査は全世帯を対象とした調査で、子供のいない世帯も含まれているためで、少子化を反映してのものだ。

食費も88と減っており、大型スーパーが苦戦するのも頷ける。教育費を除くと、いずれも80年代初頭の水準であり、世帯平均という指標で見る限りは、「失われた30年」が近づいていることになる。

こんな中で増加しているのは、保健・医療サービスで95年を100とすると2007年には144であり、交通・通信が116、光熱水道が111であり、支出増の御三家である。高齢化による医療費の伸び、携帯やインターネットの普及ということがその要因であろう。

もう一つの特徴として、この御三家はいずれも「公共サービス」の性格が強い分野である。公共サービスに生活が依存する度合いが増したのか、公共サービスには競争原理が働きにくく効率の悪い面が残されているのだろうか。85年には御三家の支出に占める割合は18%だったのが、2007年には25%にまで上昇している。

小さな政府を目指して、公共サービスへの支出が増え続けているというのは、税の転嫁なのだろうか、よくわからない。
天気予報では今日は暑くなりそうだが、今のところは湿気が残っているのかうす曇である。ただ暑さは感じられ、自宅に居る午前中は、短パン半袖姿だ。一昨日たんすから引っ張り出したのだが、着てみると少し寒く感じられ、すぐに着替えた。

ブログは日記でもあり、昨年の今頃の記事を調べてみたのだが、短パン半袖の着用開始は、5月27日に記載されており、1日違うだけである。紫陽花の写真も掲載しており、こちらの方は昨年に比べて1週間程度遅れているようだ。

このブログでは、NHKスペシャルについての話題を再三取り上げている(検索で調べてみると6回も登場している)が、昨夜の北極海の氷が溶け始めているという番組は衝撃的である。

1980年の衛星写真と昨年の同じものを比較すると、氷がなくなっていることが歴然としている。氷に亀裂が入っているシーンが何度も登場し、氷の間に海面が姿を見せていたり、やわらかそうな氷の海のシーンなどを見せられると、氷が溶け始めていることを実感させられる。

演出が上手いということなのだろうが、グリーンランドの氷河の上に川ができており、氷河の間にできた穴から地中目指して滝のようになって流れていくシーンを目にすると、氷が溶けているということを意識せざるを得なくなる。

氷が溶けたことによって、さらに氷が溶けることを促進するらしい。北極の氷は、既に臨界点を突破しているようである。温暖化は待ったなしのようであるのだが、以前から疑問に思っていることがある。

これまでも地球は温暖化と寒冷化を繰り返しており、縄文時代には「縄文海進」と呼ばれる温暖化の時代があり、東京の多くの地域は海の中だったという。この時代には二酸化炭素の排出量は今とは比べられないほど僅かな量であり、何故温暖化が起こったのかということである。

縄文海進がなぜ生じたのかということのメカニズムを明らかにすることが必要だと思うのだが、既に明らかにされており、私だけが知らないだけかもしれないのだが…

白熊の子供が「餓死」しているシーンは、「映像で見せることの力」を強く感じさせられた。今晩も北極海の資源開発の影響についての番組が放映される。10時までに帰宅しないと、再放送は深夜になるので辛くなる。今晩は自制が必要だ。

沖縄の梅雨入りが遅れていたが、3番目に遅い梅雨入りとなり、そのおこぼれなのか、梅雨の走りのような空模様になっている。ベランダの前の紫陽花は先週から花弁が見え隠れしだしており、月末あたりには色づきそうである。去年は5月23日には既に開花しており、今年は1週間ほど遅いようである。
200805251203000.jpg





ところで、今日の天気のような暗い話を。家計調査では、消費だけでなく、収入も調査をしている。世帯収入(世帯主だけでなく家族の収入も含まれる)を上位から順に20%ずつ切り分けるというユニークな方法で、5つの階級に分けて分析することができる。時系列では、1985年からのデータが統計局のHPに掲載されている。

上位20%の金額を見ると、バブル前夜の85年には世帯年収719万円だったものが、90年には865万円と上昇し、95年には947万円、2000年には964万円にまでなったのだが、2005年には868万円と激減し、2007年も864万円と2000年以降の7年間でボーダーラインが100万円下がったことになる。

下位20%を同じように見ると、85年は307万円、90年365万円、95年404万円、2000年382万円、2005年357万円、2007年349万円となっている。上位20%よりもピークが早く95年になっており、10年以上減少が続いていることになる。

今日の空模様のような、実に暗い数字である。国際的な企業競争力を高めるために、人件費をどれだけ切り詰めたのかよくわかる。

もう一つショッキングなデータがある。各々の平均年齢の推移である。階級別の世帯主の平均年齢を見ると、85年には上位の20%から順に、50.3歳、46.9歳、44.7歳、43.9歳、51.2歳であり、最上位と最下位の年齢が高く、その間は年齢の上昇と収入の上昇がリンクしている。

ところが、85年以降の推移を見ると、最上位の20%は、90年51.7歳、95年52.6歳、2000年53.0歳、2005年52.6歳、2007年53.6歳と少し年齢が上がっている程度であるのだが、最下位の20%はかなり様子が違う。

90年54.6歳、95年57.1歳、2000年59.5歳、2005年61.3歳、2007年62.8歳と、20年ほどの間に平均年齢が10歳以上高くなっているのである。世帯の高齢化が収入の減少をもたらしたものといえる。2000年以降の日本の縮み現象の理由はこれだと思う。

団塊世代の退職が進んでいる。2010年のこのデータはもっと悲惨なものになり、消費税を上げたくても最下位層を直撃するとなると、とても選挙を戦えないだろう。構造改革は完全に方向を間違えたといってよいのではないだろうか。

特効薬はないのだが、少子高齢化社会にふさわしい構造改革を再構築すべきであり、観光が起爆剤になると思う。このことについては、これから何度か私案をこのブログに掲載する予定だ。

佐伯泰英の時代小説に嵌っている。最初は祥伝社文庫から出されている密命シリーズから読み始めた。現在18巻まで刊行されており、別冊として「密命読本」なるものまで出されているほどのベストセラーだ。書店で2巻目まで買い求めることができたのだが、近所の書店(3店ある)には第3巻が置いていない。

 

1巻は400ページほどで、56話で構成されており、各々が完結しているのだが、全体としては続き物であるため、途中を飛ばさずに読み進めたい。そこで、同じ佐伯泰英の時代小説を交代に読もうということで、双葉者文庫から出ている「居眠り磐音」シリーズにもチャレンジしてみることにした。昨年NHKの木曜時代劇で何度か放映されたものを見たことがある。

 

これも中々面白く、近所の書店では3巻まで手に入ったので読み始めた。いずれも江戸の街を描いたもので、密命は浜町、磐音は深川がメイン舞台として登場し、密命は18世紀前半、磐音は18世紀の終わりが時代設定となっている。作者はどうも江戸の古地図を手元において書いているのではないかと思うほど、道筋の描写が細かいのが共通している。

 

作者は文庫本への書き下ろしを得意にしており、この2つのシリーズ以外にも古着屋シリーズなどいくつかの時代小説のシリーズものを書いており、この10年で100冊も書いているようだ。商売とはいえ、凄いエネルギーである。色々手を出してみたいところだが、頭がこんがらがりそうであり、取りあえずはこの2つのシリーズに限定して読み進めようと思う。

 

最近図書館で本を借りる方が多いのだが、佐伯泰英のシリーズは図書館で借りて読むのには適さない。一つは文庫本であり、図書館には文庫本の蔵書が少ないこと。もう一つは、シリーズものは順番に借りるのが厄介なことである。

 

ブックオフなど中古で求めるのも一つの方法だが、探すのが大変である。そこで文庫で新刊を買い、読み終わったら処分していくらか回収するという方法が最も良い方法のように思う。特にシリーズものをセットで持ち込めば、売却単価はアップするようである。

 

各々のシリーズが18冊ずつあるので、残りは30冊である。週に2冊程度のピッチで読めそうなので、9月には読み終えるだろう。今のところその懸念はないのだが、同じような話が続くと飽きが来ないかだけが心配である。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[11/14 NONAME]
[06/09 元沖縄通♪]
[04/28 元沖縄通♪]
[03/22 ドン・カルチョ]
[03/21 佐野]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
アクセス解析